5月29日(日)12時52分配信
【AFP=時事】
米オハイオ(Ohio)州にある
シンシナティ動物園(Cincinnati Zoo)で
28日、3歳の男児がゴリラの囲いに落ち、
この男児を保護するため、
ゴリラが射殺された。
当局が明らかにした。

スペイン・マドリードの動物園で飼育されているゴリラ
(2013年12月5日撮影、資料写真)
ターネー・メイナード
(Thane Maynard)園長によると、
男児は同日午後4時(日本時間29日午前5時)
ごろ、柵をすり抜けて囲い外側の堀に転落。
中にいた体重約180キロ、
17歳の雄のゴリラ、
ハランベ(Harambe)が
「(堀に)下りて行き、男児を捕まえた」
という。
地元メディアは、目撃者の話として、
ゴリラは叫び声を上げる男児を
ひきずり回すなどしたと伝えた。
男児が囲いに入ってから約10分後、
動物園の危険動物対策チームが
ゴリラを射殺。警察の話として
メディアが伝えたところによると、
少年は負傷して病院に搬送されたが、
命に別条はないという。
メイナード園長によると、
動物園の対策チームは、
麻酔はすぐに効き目が出ないため
射殺を決断したという。
シンシナティ動物園の
ウェブサイトによると、同園では
11頭のゴリラが飼育されているが、
メイナード氏は「こうした状況は初めて」
だと述べた。【翻訳編集】 AFPBB News