犬の安楽死に耐えかねて自殺、動物保護施設管理者が迎えた悲しい結末 | トピックス

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2016/05/25 11:48 Written by Narinari.com編集部

台湾の動物保護施設センターで
管理者として働いていた、
簡稚澄さんという31歳の女性が
自殺した。



※写真はYou Tubeより


国立台湾大学の獣医学部を
トップの成績で卒業した彼女。
同僚からも
「優しく、プロフェッショナルな人物」
として認められていたが、保護施設の
過密問題のために、彼女は2年間に
700匹の犬を“処分”しなければ
ならなかった。
動物に対し愛情と信念を持って
接し続けていた簡さんは
落ち込む毎日の中で、
安楽死の処置を行って死にゆく犬を
何度も抱きしめていたという。



※写真は微博より


しかし動物保護団体は
簡さんを槍玉に挙げて
「美しき死刑執行者」「美しき屠殺人」
と厳しく批判し続けた。そして先日、
思い詰めた簡さんは犬に投与してきた
安楽死用の注射を自分にも打ち、
昏睡状態に陥って
そのまま息を引き取ることに。



※画僧はYou Tubeより

中国紙人民日報や
英紙デイリー・メールなどが
この悲しい事件を取り上げると、
ネットでは
「なんというかわいそうな女性。
きっと心の優しい人だったのでしょう」
「どうして次から次へと犬が
処分されなければならないんだ。
人口比からみてもおかしいだろう」
「憐れとは思わない。彼女は自分の
仕事から逃げたに過ぎない」
「償いたかったのだろうか。やりきれない」
「政府がきちんとしないと
同じようなことは繰り返される」
といったコメントが寄せられて
いるようだ。