大阪府池田市の公園広場で
2月に鉄製の照明柱が腐食して倒れて
小学4年の女児が大けがをした問題で、
腐食の原因が犬の尿とみられることが、
同市への取材で分かった。
照明柱は高さ約4・5メートル、
直径約14センチ。
2月11日午後5時ごろに
根元部分から折れ、近くにいた女児の手が、
倒れた柱の下敷きになった。
女児は病院に搬送された。
市は土の分析を民間検査機関に依頼。
照明柱の根元の土と約2メートル
離れた土の成分を調べたところ、
根元の土の方が、尿に関係する
「アンモニア態窒素」の含有量が
8・6倍多かったという。
現場周辺は犬と散歩する人が多く、
散歩中の犬が何度も尿をかけた
ためとみられる。

根元から倒れた照明柱
=大阪府池田市提供