保護犬「モナカ」、命救う側へ 徳島、災害派遣用に猛特訓 | トピックス

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2016.1.7 11:49産経ニュースより

命を奪われる側から、救う方に-。

徳島県動物愛護管理センターが、
一時保護や殺処分のため収容された
犬の中から災害救助犬や人の心身を
ケアするセラピードッグを育てる
取り組みを進めている。

自治体としては全国初。

 「サーチ!」。

指示の掛け声とともに雑種犬
「モナカ」が土を蹴って駆けだした。

同県板野町の野外訓練所。

災害現場の活動を想定した訓練だ。

「ワンワン」。

物陰へ隠れた訓練士をすぐに捜し当て、
飼い主の岡本沙南さん(19)に
ほえて知らせた。

 モナカは1歳ぐらい。

2015年6月に同県阿南市の路上で
保護された。

物おじしない性格などの適性を
見いだされ訓練所へ。

岡本さんは当時通っていた専門学校に
なじめず悩む中、
見学に訪れた訓練所で偶然
モナカと出会った。

 「挑戦せずに後悔したくない」。
自宅に引き取ってハンドラー(指導手)
を目指すと決意。

学校を辞め、県の認定試験に
向け訓練を始めた。



「モナカ」と訓練に励む
岡本沙南さん
=2015年12月、徳島県板野町