捨て犬、猫殺処分ゼロへ 手術公的助成求め署名 | トピックス

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2015年11月03日読売新聞より

捨て犬や捨て猫の
「殺処分ゼロ」を目指し、
飼い主探しなどに取り組んでいる
「やまがた小さな命を守る会」
(佐藤ひろ美代表)が、
不妊や去勢手術費用の公的助成などを
求める署名活動を進めている。

今月15日まで書面に加えて
インターネットでの署名も
募っており、12月県議会への
提出を予定している。


 「守る会」は9月、
犬や猫を守る活動を通じて
知り合った個人が、
署名活動のため設立した。

9月27日に山形市内で行われた
動物愛護のイベントでは
約3000人分の署名を集めた。

 県動物愛護管理推進計画では、
2012年度に犬が93匹、
猫が2235匹だった殺処分数を、
23年度までに50%以下に
減らすとしている。

県食品安全衛生課によると、
14年度には犬47匹で目標を
ほぼ達成したが、猫は1614匹と
依然多い。

同課は猫の殺処分数が多い
現状について、
「地域の通い猫に餌を与えると
繁殖して数が一気に増え、
不幸な猫が増えてしまう」と話す。

このため、県は保健所で引き取った
犬・猫の譲渡事業について
周知強化を図る考えだ。

 「守る会」の請願活動では、
県が計画の中で見直しを進めている
県内4か所の
「動物指導(管理)センター」について、
「動物愛護センター」と位置付け、
しつけ相談や譲渡事業の拠点とするよう
求めている。

このほか、動物虐待、飼育放棄・
遺棄が動物愛護管理法違反である
ことの周知徹底などを要望している。

 佐藤代表は「動物は最後まできちんと
飼うのが基本的な心得。

小さな一歩だが、少しでも多くの命が
救えるように協力してほしい」と
呼びかけている。

 ネット署名は、
「守る会」のフェイスブック
(https://www.facebook.com/yamagata.zero)
から可能。

問い合わせは、佐藤さん
(0238・23・9294)へ。

 ◆県動物愛護管理推進計画 
昨年3月に改定され、
2023年度までを対象期間と
している。
動物の適正な飼育管理の徹底を
はじめ、動物愛護精神の醸成や、
県が収容した捨て犬・猫の
譲渡事業の周知強化などを進める。