犬肉祭」から救出された食用犬、保護施設に運ばれた1400頭の大部分が長生きできず―中国 | トピックス

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2015年9月4日(金) 17時56分RecordChina

2015年9月1日、
中国広播網によると、今年も大きな
議論を呼んだ中国の「犬肉祭」だが、
ここから救出された犬の生存率が
必ずしも高くないことが分かった。

広西チワン族自治区玉林市では
毎年6月に犬肉祭を開催している。

毎回1万頭以上が処分される
という状況に、国内だけでなく
海外からも非難の声が殺到。

これに支持派が反発し、
激しい意見の応酬が繰り広げられた。

愛犬家のなかには処分されるのを
待つ犬を買い取って救出する
動きも出ており、7月初旬には
1381頭が江蘇省の保護施設に
送られたが、現在生き残っているのは
昨年助け出された犬と合わせても
わずか400頭余りだ。

施設への移送途中でウイルスに
感染するなどしたとみられ、
当初は毎日のように死んでいく
状況だった。

また、犬が施設に到着した時期は
人々の関心度が高く、獣医や
ボランティア、寄付の
ドッグフードにも事欠かなかったが、
社会の関心が弱まるにつれ、
これらも縮小。

現在残っているボランティアは3人で、
運営資金を寄付金に頼っている
同施設は存続の危機に
立たされている。
(翻訳・編集/野谷)