犬や猫などの殺処分を減らすための啓発
イベントが5日、新潟市中央区の
NST本社で開かれた。
動物愛護活動に取り組む女優の杉本彩さんの
講演や、杉本さんと泉田裕彦知事、
篠田昭新潟市長らのトークセッションなどが
行われた。
動物愛護団体の新潟動物ネットワーク
などでつくる実行委員会が主催。
「ゼロアクションNIIGATA」と題し、
ペットの殺処分ゼロを目指して企画された。
県内では2014年度に約2千匹の犬、
猫が殺処分された。
講演で杉本さんは
「保健所に保護された動物を引き取り、
ペットとして責任を持って飼育すれば
救える命がある」と訴えた。
トークセッションでは、野良猫に
不妊手術をして生まれてくる子猫の数を
抑制し、地域で飼育する「地域猫」活動が
話題に上った。
篠田市長は
「市としても地域猫活動を知ってもらう
説明会などを開き、支援したい」と
語った。
参加者はメモを取るなどして熱心に
聞き入った。
新発田市の会社員女性(47)は
「ペットを飼おうとしている人がいたら、
保健所から引き取るようにお願いする。
一人一人の心掛けで殺処分は減らせると
思う」と話した。

女優の杉本彩さん(左から2番目)らが
犬や猫の殺処分ゼロを目指し、
語り合ったトークセッション
=5日、新潟市中央区