高架下に子猫、20人が1時間半かけ救出 東京・世田谷 | トピックス

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2015年6月29日22時57分朝日新聞デジタルより


橋脚の排水管から顔を出す猫
=29日午後3時13分、
東京都世田谷区玉川、
藤原学思撮影



 高架下の橋脚上(高さ9・4メートル)
から鳴き声がする。

見上げてみると、いたのは子猫。

自力で下りられずに右往左往する子猫を、
29日、大人たち約20人が
1時間半かけて救出した。

 子猫がいたのは、
東京都世田谷区玉川の
国道246号の高架下。

住民らによると、少なくとも
27日夜にはいた。

28日に消防が助けようとしたが
うまくいかず、29日、
国土交通省職員や消防士、
造園会社社員らが集まって
救出作戦が始まった。

 造園会社の高所作業車で2人が
橋脚上に上がり、地上ではシートや
ネットを張って落下に備えた。

おびえた子猫は逃げ回り、難航したが、
最後は2人がかりで何とか助け出した。

 なぜ、こんな所に? 

「カラスがくわえて運んだ」
「誰かのいたずらか」との
声も出たが、真相はわかっていない。

地上で餌を与えられ、
落ち着きを取り戻した子猫。

国交省には「引き取りたい」との
申し出があったという。
藤原学思)