「盛岡の動物愛護センター設立に向け
ご署名お願いします」と工藤さんと
里親募集中のゼブラくん
保護型猫カフェ「もりねこ」(盛岡市菜園2、
TEL 019-613-7773)は5月14日、
盛岡市立動物愛護センター設立に向けて
署名活動を始めた。
現在盛岡市では犬や猫が保護された場合、
県央保健所の「犬拘留所」で保護することを
業務委託している。同施設は1969(昭和44)
年設立のため老朽化が進み、犬用の施設が
メーンであるため猫用の設備は少なく、
最小限の保護しか行えない現状。
動物愛護団体からも
「動物愛護センター設立」の陳述署名が
提出され、2014年9月に議会可決されたが
、現在まで設立に至っていない。
同店店長の工藤幸枝さんは「現在は
保護されても衛生状態があまりよくなく、
適切なケアも行われていない状況にある。
猫の保護ができて、新しい飼い主との
出会いの場として動物愛護センターが
設立できれば」と盛岡市議会提案に向け
陳述署名活動を始めた。
10月の議会提案に向けて3万人分の
署名を目指す。
また、猫と人間が幸せに暮らせる社会を
目指す活動の一環として、猫の習性や
正しい飼い方の基礎知識、猫の殺処分の
現状と問題解決に向けての情報を掲載する
無料配布の小冊子「猫の暮らしガイドブック
~猫も人も幸せになろう!~」を制作する。
8月には2回目となる写真展の開催も
予定している。
「市民にこういう問題があるということを
知ってもらうきっかけになればと思う。
ペット殺処分ゼロを目指して活動を
続けていきたい」と協力を呼び掛ける。
署名用紙は同店で配布するほか、
同店WEBサイトからダウンロードできる。
郵送または店舗で受け付ける。
9月15日まで。