2015年04月18日 20時57分IRORIO(イロリオ)より
「殺処分ゼロ」を達成した動物愛護センターが増加し、話題となっている。
神奈川、熊本、札幌がゼロを達成
神奈川県動物愛護センターは、2年連続で
犬の殺処分ゼロとなった。
さらに猫についても殺処分を全て回避する
ことが出来たため、「犬猫ゼロ」を達成した。
また、熊本県の動物愛護センターも犬の
殺処分ゼロを達成。
さらに札幌市の同施設も犬の
殺処分件数がゼロとなった。
こちらは、1972年の統計開始以降初と
なる。
猫についても過去最小に留める事が
出来たそうだ。
収容ゼロが今後の課題
いずれの施設も、法改正により飼い主や
業者からの安易な引き取りを
拒否することが出来るようになったことや、
動物愛護団体と協力体制を構築し
、里親探しを迅速に進める事が
出来るようになったことが、
殺処分ゼロに繋がった。
しかし、一部からは引き取りを拒否された
ペットたちはどうなったのか、
結局殺されたり、野に放たれているのでは
ないかと言う懸念も挙がっており、
額面通りに取るのは如何なものかとの
指摘もある。
また、あくまでも殺処分がゼロに
なっただけであり、収容はまだまだ
多いことから、根本的な問題解決には
なっていないとの声も根強い。
だが、この取り組みと結果が解決の
第一歩である事は間違いない。
殺処分がゼロとなった動物愛護センターも
それは課題として認識しており、
今後「収容ゼロ」、
「センター自体が必要なくなること」を
目指していくと言う。
もちろん、殺処分が発生してしまった
センターも同様だ。
ネットユーザーからも様々な意見
ネットユーザーからも喜ぶ声を筆頭に
様々な意見が挙がっている
様々な課題はあるものの、
殺処分ゼロの動物愛護センターが
増加することは喜ばしい。
このようなセンターが増えることを
望みたい。
しかし、センターだけの努力では
限界がある。
やはり飼い主がペットに対して最後まで
責任を持つことが重要だ。
- 出典元:犬殺処分:初のゼロ達成、猫も最少 札幌市 - 毎日新聞(4/18)
- 出典元:神奈川県:猫や犬の殺処分がゼロ 新たな飼い主探しが成果 - 毎日新聞(4/16)
- 出典元:熊本市動物愛護センター:犬の殺処分ゼロ達成 14年度 - 毎日新聞(4/4)