行き場ない猫 家族待つ | トピックス

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2015年04月20日YOMIURI ONLINEより

 

動物愛護活動に取り組む

「認定NPO法人えひめイヌ・ネコの会」

(松山市)が、猫の飼い主を探している。

松山市内の民家から保護された猫で、

19日に「里親さがし会」を開いた。


高岸ちはり代表は

「行き場のない猫たちをどうか助けて

あげてほしい」と訴える。(蛭川眞貴)


 えひめイヌ・ネコの会によると、

松山市内の民家で1月上旬、男性(64)が

孤独死しているのが発見された。


敷地からは猫15匹が見つかり、

男性の親族から連絡を受けた同会が

引き取った。


男性は昨年11月頃に亡くなったらしく、

猫はやせ細っていた。


けがの治療や健康管理を行いながら、

飼い主を探してきた。警戒心が強かった

猫たちも次第に懐くようになった。


 これまで5匹は飼い主が見つかった。


10匹は松山市東野のデイホームだった

施設で保護しているが、5月中旬には施設を

明け渡さなければならないという。


 同会は猫の引き取り手を見つけようと、

施設で里親さがし会を開いた。訪れた

約20人は、同会のメンバーから

それぞれの猫の性格を聞いたり、

飼育環境について相談。


この日、2匹の飼い主が見つかった。



 引き取るかどうかを検討している

松山市の主婦(46)は、

自宅に飼い猫が1匹おり、猫同士の

相性などを見極めたいという。


「家では猫中心に会話が広がり、

毎日が楽しい。かわいそうな思いをする猫が

一匹でも少なくなればと思って、

今日は来ました」と話した。


 同会会員で、猫の世話をしている

大洲市徳森の蔵谷奈津美さん(22)は

「最後まで大切に飼ってくれる人と

巡り合ってほしい」と願っていた。


 同会では、引き続いて猫の飼い主を

探している。


問い合わせは同会

(089・977・7564)。

2015年04月20日

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