引き取りの8割、飼い主の死亡・入院が原因 栃木県動物愛護センター | トピックス

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引き取りの8割、飼い主の死亡・入院が原因

栃木県動物愛護センター


2月7日 下野新聞より


飼い主の高齢化を背景に取り残されるペットが

後を絶たない。


栃木県動物愛護指導センターと宇都宮市保健所が

昨年4月から今年1月末までに飼い主から犬、猫を

引き取った26件55匹のうち、約8割の20件45匹が

飼い主の死亡や入院が原因だったことが、下野

新聞社の取材で分かった。


一度に大量に引き取るケースもあった。

高齢者に癒やしや生きがいを与えてくれるペットだが、

同センターは「最後まで面倒を見ることができるか、

よく考えて飼ってほしい」と呼び掛けている。


1月下旬、同市保健所に16匹もの雑種の犬がまとめて

収容された。飼っていたのは、市内で1人暮らしをする

高齢男性。

「入院することになり、飼い続けることができなくなった」

という。


緊急性があったため、同市保健所は犬を引き取ったが、

「これほど大量の犬を一度に引き取るのは初めて」

(担当職員)。飼育場所の確保など対応に苦慮しながら

新しい飼い主を探しているが、

「全頭の譲渡先が見つかるかどうか…」と頭を抱える。


 昨年4月から今年1月までの引き取りは、同センターで

20件31匹中15件22匹、同市保健所は6件24匹中5件

23匹が飼い主の死亡や入院、病気が原因だった。


1人暮らしで身寄りのない高齢者が目立つという。