《2024年5月9日》ー2年前に付き合ったデイケアの女性 | aichanの双極性日記

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千歳・札幌の季節の風景とレザークラフトとアウトドア(特にフライフィッシング)。
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ブログの〈Zensoku Web〉(https://aichanzw.seesaa.net/)を運営している!

2年ちょっと前まで、札幌の障害者就労継続支援A型事業所で働いていた。

 

手びねりの陶芸班に属し、作陶するとともにその事業所のホームページを作ったり電動ロクロの導入によりそれによる作陶の仕方などをメンバーに教えるなどのことをした。

 

そこを辞めたのはこのブログで何度か書いたので省く。

 

辞めてから私は札幌の精神科のデイケアに戻り(A型事業所で働きはじめるまで私はそのデイケアに通って電動ロクロによる陶芸をしていた)、毎日のように通って電動ロクロを使わず手びねりで作陶した。

 

その病院には電気窯まで設置してあり、作陶したものはすぐ焼くことができた。

 

釉薬もたくさんあった。

 

手びねりの道具はなかったが、それは私が自分用に買っていた一式をデイケアの陶芸室に持ち込んで使った。

 

私は次々と作品を作り、釉薬をかけて焼いた。

 

少しすると何人かが陶芸室に来るようになり、私は彼らに手びねりの手法を一から教えた。

 

その中のひとりの女性と私は親しくなり、LINE交換して付き合うようになった。

 

「YOASOBI」の“いくら”ちゃんにやや似た女性だった。

 

そのうち千歳に住む娘から千歳に来ないかという誘いがあり、生まれて半年あまりしか経っていない孫にしょっちゅう会えるようになるという誘惑に勝てず、私は千歳に引っ越すことを決めた。

 

そのことを彼女に言い、「これからは千歳に遊びにおいで」と誘った。

 

私が札幌まで行くべきだとは思ったのだが、引っ越し費用がかさむことが予想されたので、札幌まで行くのは経済的に無理だと思ったのだ。

 

そうして私は彼女を札幌に残して千歳に引っ越した。

 

予想通り、引っ越し費用その他で私はすっかんピンになり、札幌まで行く金なんてなくなった。

 

それでLINEで彼女に「千歳にいつ来る? 千歳駅まで迎えにいくよ」とメッセージを送った。

 

当然、JRで千歳まで来ると思ったからだ。

 

ところが返信には「クルマで行きます」と書いてあった。

 

彼女は両親の家の近くに住んでいるとのことだったので、私はてっきり父親のクルマにでも乗せてもらって来るのかなと思った。

 

それで「お父さんに送ってもらうの?」と返した。

 

すると彼女は「ううん違う。彼氏のクルマで」と書いてきた。

 

一瞬、私はどういうことかわからなかった。

 

私と付き合いはじめたとき彼女には彼氏がいた。

 

そのことは聞いて知っていた。

 

だけど私と付き合いはじめたのだから、その彼氏とは当然別れたのだと私は思っていた。

 

しかし、別れていなかったのだ。

 

私は呆然とした。

 

二股をかけられていたのかと疑った。

 

けれど彼女はそういう軽い女性ではないことを私は知っていた。

 

たぶんだけど、彼氏と別れられないまま、罪悪感を感じながら私とも付き合いはじめてしまったのではないか。

 

それとも、彼女は発達障害のひとつであるADHD(注意欠如多動症)なので、その障害のせいだったかもしれない。

 

ADHDの人は「集中ができず、ケアレスミスが多い」「モノをなくすことが多い」「スケジュール管理が苦手」「約束を忘れてしまう」などの症状がある。

 

そういう傾向から、つい男ふたりとずるずると付き合ってしまったようにも思う。

 

あるいは、私とは付き合っているという意識が薄かったのかもしれない。

 

私は彼女と別れる決心をした。

 

もう64歳になっていて、その彼氏と彼女の取り合いをするなどという気力が私にはなかったからだ。

 

三角関係になるのはしんどいことだと昔経験しているので、それは避けたいと思ったせいもある。

 

 

それで彼女からLINEメッセージがもう来ないように彼女の名前をLINEから削除した。

 

すると、どういう方法を使ったのか知らないが、彼女からまたLINEが来た。

 

見たことのないマークが送られてきていた。

 

それをタップしたら、カラオケボックスで歌っているような彼女の歌声が聴こえはじめた。

 

あなたが恋しいというような歌詞の歌だった。

 

私は無視することにした。

 

さらにまた歌のLINEが届いたが、それも無視した。

 

次には手びねりで作った器の写真が送られてきた。

 

私が教えた手法で作ったとは到底思えないひどい出来の器だった。

 

私はそれも無視した。

 

私は少し怒っていたのだ。

 

彼女には二股をかけているという気持ちはなかったと思うが、ふたりの男と同時に付き合っていたのは事実だからだ。

 

それに私が教えた手びねりの手法を完全に忘れていることにも少し腹を立てた。

 

その後は彼女からの連絡はない。

 

元気でいるのかなと、ときどき思い出す。

 

 

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