障害を持って生まれてくる子どもたちが大勢いる。
私は、社会全体が彼らを守っていかなくてはならないと考えている。
この日本には、障害を持って生まれてくる子どもたちを蔑視する人さえいる。
悲しいことだ。
そこまで行かなくとも、障害は遺伝するから障害者は結婚して子どもを作るべきではないと主張する人もいる。
このブログの『《2023年10月17日》ー我が障害者就労継続支援B型事業所の実態』』『《2023年11月8日》ー個室でひとりレザークラフト』『《2023年11月9日》ー座談会の進め方とわかりやすく正しい日本語の重要性』『《2023年12月18日》ー交通事故は誰でも起こす』『《2023年12月22日》ーレザークラフト最新作(おしゃべりおばさんの猛烈パワハラ)』『《2023年12月26日》ー事業所でクリスクス会』『《2023年12月28日》ーおしゃべりおばさんのその後』『《2024年1月4日》ー古代日本語は関西弁に似ていたと思う』『《2024年1月8日》ー不平不満ではなく恵まれている点を考えるべきだ』『《2024年1月24日》ーおしゃべりおばさんと絶交した』『《2024年2月3日》ーアイヌ民族差別は今なお続いている』『《2024年2月3日》ー職員のNさんが辞めた』『《2024年2月10日》ーパワハラおばさんとはサヨウナラ』『《2024年3月29日》ー国立大卒だからと威張ると恥をかく』に登場するおしゃべり好きでパワハラもするし男を強請(ゆす)って金をせしめるという本当に困ったおばさんもそうだ(「I」という名前の今年8月で61歳になる女性)。
彼女の言い分は、こうだ。
「障害者が生まれたらどうすんのよ? 誰が面倒見るの? 親が障害者で面倒見られなかったらどうすんのよ? 親が死んだらどうすんのよ?」
それに対して私が、「障害者が生まれたら社会全体で面倒を見ていけばいい。北欧社会ではすでにそうなっている。日本もそういう社会を作るべきだ」と言った。
しかし彼女は、「そんなの無理、無理!」と譲らなかった。
私がなおも「だって障害者はなりたくて障害者になるわけじゃないよ。彼らを助けるのは俺たち国民の義務だろう」と言うと彼女はこう言い切った。
「障害者を産んだ親の自己責任! 自己責任なら自分たちだけでなんとかすべきよ!」と。
日本政府だって、少し前までは障害者に避妊手術を課したりしていた。
そんな日本だから、今すぐ北欧社会のようになるのは難しいだろう。
それはわかる。
だけど、弱者に優しい社会を作っていくのは今後は世界のスタンダードになるのは確かだ。
日本は遅れを取ってはならない。
まず政治家と役人の意識改革が必要だ。
いや、庶民のほうの意識改革のほうが先かもしれない。
どちらが先でもいいが、その意識改革を社会運動にして日本は変わるべきだ。
障害者が結婚して子どもを産んだら障害者だったというのが自己責任なら、健常者が障害者を産んだ場合も自己責任になるのか。
私はこの「自己責任」という言葉が大嫌いだ。
日本人はなんでも「自己責任」で解決しようとする。
自己責任じゃないのに、自己責任だと言って弱者から目を逸らす。
イジメもパワハラもセクハラも、みなそうした日本人特有の意識によってまだまだはびこっている。
自分がもし障害者になったらという想像力が持てないのだろうか。
人間、誰だって障害者になる恐れがある。
私だって、まさか自分がうつ病や躁鬱病や睡眠障害などになるなんて、若いころは考えもしなかった。
ただ、私の子ども時代の小中学校では障害者も一緒のクラスで勉強して遊んでいたので、障害者に対する偏見を持たなくて済んだ。
今は、障害者は小学校からはみな特別支援学校や盲学校や聾学校に通わせられる。
視覚障害者や聾や聾唖の人が盲学校や聾学校に行くのは仕方がないという人がいると思う。
私は、彼らを別クラスにまとめればいいと思う。
それで健常者たちに彼らの手助けをさせるのだ。
違う学校に行かせるなんて、そんな区別は必要ないと思う。
差別や偏見を助長する恐れがあるからだ。
学校では障害者について詳しく生徒に教えるべきだ。
その際、誰だって障害者になり得るということも教えるべきだ。
税金が北欧諸国のように高くなってもいいから、弱者を守れるような社会を国には作ってほしい。
北欧諸国では政治家や役人が予算(税金)をどう使っているか国民にわかるように財政をガラス張りにしている。
だから彼の国の人たちは安心して高い税金を払っているのだ。
今の日本の政治家や役人たちにとって、税金の使い道をガラス張りにするなんて「冗談じゃない!」だろう。
ガラス張りにしたら国民の反発が怖いのだ。
彼らはそれほど税金を無駄遣いしている。
だから、庶民よりまず政治家や役人たちの意識改革が必要かな。
そのためには、障害者でも貧乏人でも国会議員になれる制度を作るべきだ。
今は国政選挙となれば各候補者は候補地に帰って盛んに演説して回る。
地元には事務所を設置し、私設秘書を置いて地元の陳情を聞かせる。
そんなことをするから選挙に金がかかるし、維持費にも金がかかる。
国会議員なのだから、地元ではなく全国民の声を聞かなければならない。
そのためには、候補者をすべて東京に集め、テレビやネットでマニフェストを話させる。
有権者はそれを見て聞いて投票する。
ネットでも投票できるようにする。
そうすれば、少なくとも選挙に金はかからない。
そういう制度を作って、志の高い障害者や貧乏人がどんどん国政に参加できるようにすべきだ。
障害者に国会議員など務まらないなどという人がいるが、障害者でも社会で活躍している人はたくさんいる。
例えば長嶋茂雄や黒柳徹子やさかなクンやジミー大西や深瀬慧(SEKAI NO OWARI)やウィル・スミスはADHD(注意欠陥多動症)だし(坂本竜馬やトーマス・エジソンやトーマス・エジソンもADHDだったと考えられている)、イチローや米津玄師やスティーブ・ジョブズやイーロン・マスクはアスペルガー(自閉症スペクトラム障害)だし(織田信長やレオナルド・ダヴィンチやトーマス・エジソンやアルバート・アインシュタインやもアスペルガーだったと考えられている)。
障害者でも仕事のできる人は多いのだ。
いや、障害があるからこそ健常者より成果を上げるということさえある。
とにかく、日本も少しでも早く弱者に優しい国なるべきだ。
いじめられっ子なんかも守れるような社会にしなければならない。
そうなってほしい。
心からの願いだ。
【ダイエット記録】0.2キロ増えた。あと-2.9キロだ。