ジャニー喜多川とその姉のメリー喜多川は日系人としてアメリカで生まれた。
一家はジャニー生後一年で日本に帰るが、ジャニーとメリーは十代で再びアメリカに渡り、ショービジネスに強く惹かれる。
帰国したジャニーはプロデューサー養成学校(新芸能学院)に入ってプロデュース業を学ぶが、ジャニーは他の生徒に性加害をしたため新芸能学院の社長とトラブルになった。
これは裁判にまでなったが、メリーがジャニーを守ってジャニーは罪に問われなかった。
ということはそのころからメリーはジャニーの性嗜好を知っていたわけだ。
ふたりはジャニーズ事務所を立ち上げ、メリーが社長になり、ジャニーがプロデュースをして多くのアイドルグループを世に送った。
事務所を立ち上げ全国から少年たちを受け入れると、ジャニーは夜に彼らのベッドに入り込んでは自分の性嗜好を満足させた。
1988年、元フォーリーブスの北公次がその著書『光GEMGIへ』でジャニーの性加害をあからさまに書いた。
〈故北公次氏〉
それに対してメリーはまたもジャニーを守り、マスコミに圧力をかけてジャニーズ事務所を無事に存続させた。
1999年、ジャニーの性加害について週刊文春が暴露した。
2004年、週刊文春がジャニーの性加害について告発し、ジャニーズ事務所は週刊文春と裁判で争ったが、ジャニーの性加害が認められた。
しかしジャニーズ事務所は存続した。
メリーがマスコミに圧力をかけて大きな報道をさせなかったからだ。
メリーは2021年に死んだ。
〈故メリー喜多川〉
その前からメリーは自分の子であるジュリー氏を社長に就かせたが、ジュリー氏はお飾り社長でしかなく、実権はメリーが握りつづけた。
ジュリー氏はメリーの言うがままに社長の椅子に座っていただけである。
おそらくジュリー氏は叔父のジャニーの性嗜好を知っていたと思うが、ジャニーにもメリーにもそのことでは何も言えなかっただろう。
メリーの死後もジュリー氏は社長でありつづけたが、やはりお飾り社長でしかなかった。
ジャニーズ事務所はジャニーの意思だけで運営されてきた。
〈故ジャニー喜多川〉
ジャニーの死後、性加害を受けた被害者たちが次々と名乗り出た。
それでジャニーズ事務所は記者会見を開き、1回目は東山紀之新社長とともにジュリー氏は元社長として会見に臨んだ。
しかし2回目の記者会見にジュリー氏は出席しなかった。
パニック障害を発症したからだ。
そのことでジュリー氏をこきおろした関西の女性芸能人(上沼恵美子)がいるが、あれはパニック障害者を差別した偏見パワハラだったと思う。
上沼恵美子はさらに記者会見に親族のジュリー氏が出席しなかったことを批判したが、それもひどい発言だったと思う。
加害者はジャニー喜多川という成人であり、謝るなら死んだジャニーかその性加害を隠蔽しつづけた死んだメリーだけでいい。
親や親族が謝るというのは日本独特の慣習で、個人主義の考え方が発達している欧米などでは「なんで親や親族が出てきて謝らなければならないの?」ということになるだろう。
加害者が未成年だったら親が出てきて謝るだろうが、成人なら親や親族は出てこない。
それと、ジャニーズ事務所の元副社長だった白波瀬傑(しらはせすぐる)も謝るべき存在だ。
ジャニーが訴えられた裁判で白波瀬は法廷に出ているから、ジャニーの性嗜好については彼もよく知っていたはずだし、ジャニーの性加害の隠蔽にも加担したはずだ。
なのに、雲隠れして今も出てこない。
マスコミもどういうわけか白波瀬を出せとは言わない。
メリーから圧力をかけられて黙認していたマスコミとしてはそこまでは言えないのかもしれない。
マスコミは自分たちがジャニーの性加害を知っていながら黙認していたことを棚に上げて、東山新社長やジュリー氏を攻撃するばかりだ。
ジャニーズ事務所は新会社を作って被害者救済に当たっている。
救済に当たっているのは、ジャニーの性加害とは何の関係もない東山社長などだ。
おかしいと思う。
白波瀬よ、出てきてお前が救済に当たれ!
マスコミも自分たちの罪を認めて反省すべきだ。
【ダイエット記録】0.2キロ増えた。あと-2.1キロだ。