私は千歳の障害者就労継続支援B型事業所に通所している。
私の向かいに座って勤務中でも盛んに話しかけてきて頻繁に私の作業の邪魔をしていたおばさん利用者(障害者就労継続支援事業所で働く障害者は利用者と呼ばれる)とは来月中にも別々の職場で働くように決まった。
私が職員に、「勤務中に彼女に頻繁に話しかけられてひどく迷惑している。事業所では社長が別に経営する会社に一部の利用者を移すそうですね。その場合、○○さん(おばさんの名前)とは別々にしてください」と頼んだからだ。
このおばさんは、このブログの『《2023年10月3日》ー馬並みの男根の夢』『《2023年10月17日》ー我が障害者就労継続支援B型事業所の実態』』『《2023年11月8日》ー個室でひとりレザークラフト』『《2023年11月9日》ー座談会の進め方とわかりやすく正しい日本語の重要性』『《2023年12月18日》ー交通事故は誰でも起こす』『《2023年12月22日》ーレザークラフト最新作(おしゃべりおばさんの猛烈パワハラ)』『《2023年12月27日》ー事業所でクリスクス会』『《2023年12月26日》ー事業所でクリスクス会』『《2023年12月28日》ーおしゃべりおばさんのその後』『《2024年1月4日》ー古代日本語は関西弁に似ていたと思う』に登場する女性利用者だ。
昨年暮れ、事業所や職員への不平不満を爆発させて職員のひとりを罵倒した。
いつも私にだけ言っているような不平不満を職員に思い切りぶつけたのだ。
障害者就労継続支援事業所は障害者を雇うと国から毎月多額の給付金をゲットできる。
その給付金で運営し、職員に給料を払う。
だからおばさんは事業所を非難し、職員たちを見下げる。
職員を罵倒したときは、利用者という有意な立場から、弱い立場にいる職員を罵倒して馬鹿にしつづけた。
明らかなパワハラだった。
それに対してその職員は「だったら帰れば」と言った。
あれだけさんざん攻撃されれば誰だってそう言うだろうと思う。
しかしおばさんは、「あいつは言ってはならないことを言った!」と主張しつづけている。
自分がパワハラをしかけたとは微塵も思っていない。
こういう事業所の職員は利用者に奉仕すべき立場だが、おばさんはいつも我儘ばかり言って自分の思う通りにならないと職員たちを罵倒してやまない。
彼女はいつだって私にそういう不平不満をぶつけてくる。
「社長は月に数十万も競馬に使う。そんな金があったら利用者に還元しろってもんよ!」
「サビ管(サービス管理責任者)はろくに仕事もしないくせに30万以上も給料をもらっていて許せない! 利用者たちと騒いでばかりでうるさいったらない! バッカじゃない!」
「職員の●●は給料が高すぎる! ろくに仕事もしてないくせに、大卒というだけで月に25万円なんてもらいすぎ!」
「職員の△△はわたしに言ってはならいことを言った。許せない!」
「職員は有給だといってよく休む。休みすぎだ!」
「利用者の■■は勤務中でも相変わらずうるさくて生意気!」
「利用者の▲▲はいじめられっ子だが、いじめられるのはあの子が弱いせいであの子の責任だ! いじめっ子たちは、だからあの子をいじめたくなるだけ! 彼らから逃げてばかりのあの子が悪い!」
「利用者の◻︎◻︎は朝から眠い眠いといってろくに仕事しない! そんなに眠いならはじめっから来るなってちゅうの! そして昼食べて帰るっしょ? なのに同じ工賃(日給)だなんて許せない!」
「あいつはヘビ年(巳年=みどし)だから執念深い! だからわたしに執念深く当たるのよ!」
「利用者の◎◎は生活保護を受けているが、リウマチだから障害二級で生活保護費を毎月12万円ももらってる! たかがリウマチというだけで二級になって12万をもらってるなんて許せない!」
「宝塚劇団員が自殺したのは本人の責任。親の育て方が悪くて弱い人間になっただけよ!」
等々、不平不満のカタマリなのだ(ちなみに彼女は陰では人の名前を呼び捨てにする。特に嫌う人のことは悪意のこもった口調で名前を呼び捨てにする)。
その捌け口が私というわけだ。
まったく迷惑な話である。
前述したように障害者就労継続支援事業所は国からの多額の給付金によって運営されている。
経営者はその給付金目的で障害者を狩り集める。
障害者を利用して金儲けしているということだ。
そんな会社を経営者とサービス管理責任者の神経については私は疑う。
ただ、ただの職員はついては疑問は抱かない。
入社したときは内実をそれほど知らされなくて就職してしまったのだろうが、働きはじめてからは障害者を利用して儲けている会社なんだと気づいた人もいるだろう。
しかし、今の事業所の場合、すべての職員は利用者のために奉仕しようと真剣に仕事している。
利用者のおかげで自分たちは給料をもらえている、だから私たちは利用者のために最大限奉仕しようと考えているのだ。
給料がまあまあいいから、それで働きつづけているというような職員もいるにはいるようだが…。
おばさんは北海道内の求人情報をスマホで調べに調べてこの事業所の求人を見つけ、職員たちの給料を知ったのだ。
まったく執念深いというか何というか…。
職員の△△さんがおばさんに「言ってはならないことを言った」のは事実だ。
作業場が暑いという利用者が圧倒的多数だったので職員たちは窓を開けた。
するとおばさんは「わたしは寒いのに窓を開けるなんてひどい! 暑いという人は半袖でも着てきたらいいのよ!」と怒っていた。
そんな日が数日続いたとき、おばさんは△△さんを捕まえて「わたしは寒いって言ってるじゃない! なのになんで窓を開けるの! わたしを虐待する気か!」と言って△△さんを攻撃しはじめた。
それはそれはひどい言葉を浴びせつづけた。
職員は利用者がいるおかげで給料をもらえている。
だから職員は利用者に強いことを言えない。
それを知っておばさんは△△さんを罵倒し馬鹿にしつづけた。
明らかなパワハラだなと私は思った。
そしたら△△さんもカッとなったようで、「じゃ、言ったようにオーバーでも着込んで作業したらどうなんですか? 休憩時間にはオーバー着て外でタバコ吸ってるでしょ。オーバー着たら作業場の中でも寒いことはないんじゃないですか?」と言い返した。
するとおばさんは「やってられんわ! あたしもう帰る。送ってって!」とキレた。
△△さんは「じゃ帰れば」と言った。
「△△はわたしに言ってはならいことを言った!」とおばさんが言うのはこのことだ。
しかし、私が聞いていた限り、人として言ってはならないことを言ったのはおばさんのほうある。
あれは明らかなパワハラだった。
だいたい、利用者という有利な立場から、弱い立場にある職員に向かって、どうせ反撃などできないだろうとタカをくくって攻撃していたおばさんは卑怯である。
論争するなら、同じ土俵の上で同じ条件で言い争わなければいけない。
そのルールを破ったおばさんのほうが悪い。
おばさんはいまだにその職員の△△さんに謝っていない。
人間としてサイテーだ。
ちなみに、罵倒され馬鹿にされつづけたその職員の△△さんは今月いっぱいで事業所を辞める。
これは11月ころから会社に言っていたことらしく、おばさんのパワハラが原因ではない。
職員の△△さんには夢があり、その夢実現のため事業所を辞める決心をしたのだ。
辞めようと思ったのは昨年夏ころだそうだ。
しかし、利用者という強い立場から職員を見下げるおばさんの我儘な態度に嫌気がさしたことも一因になったのではないかと私は思っている。
彼らの給料を決めたのは社長であって職員たちではない。
だから彼らの給料が高いのは彼らの責任ではない。
それから、確かに職員はよく休みを取る。
「働き方改革」で国は企業に対して、職員には有給休暇なり代休を必ず取らせるように指導している。
この事業所はその指導に従っているだけだろう。
その点では優良な会社と言っていい。
私がそう言っても、おばさんはいくつもの事業所を渡り歩いてきた体験から「いや、他の事業所では職員は休まなかった!」と鋭く言い返してくる。
古い考えの人だなと思わざるを得ない。
利用者がうるさいというのは笑える。
私が一番うるさいと感じていたのはこのおばさんだったからだ。
大きな声で騒ぐことは少なかったが、私の向かいの席に座ってちんたら作業をしながら小声で頻繁に私に話しかけてきたものだ。
小声だったのは誰かの悪口や事業所への不平不満が主な内容だったからだ。
利用者の▲▲くんがいじめられっ子なのは事実だが、もう成人であって、いじめっ子たちは犯罪者だ。
その犯罪者たちを擁護するような考え方はあまりにも古い。
利用者の◻︎◻︎さんがいつも「眠い眠い」と言うのも事実だが、それは障害か薬のせいだろう。
B型事業者の目的は家に閉じこもりがちな障害者を外に出すことにあるので、眠い眠いといってあまり仕事をしなくても昼で帰っても全然かまわない。
それを知っているくせにおばさんは◻︎◻︎さんが許せないらしく、罵倒してやまない。
自分こそ深夜番組をよく観ていてあまり眠らずに事業所に来て、「眠い眠い」と言ってはちんたら作業をしているので、他人のことなど言えたものではないのに。
宝塚劇団員が自殺したのはパワハラと過重労働のためであって、本人の責任ではない。
その点でも彼女の考えは古く、「パワハラなんて昔は当然のことだった。今の子は弱い! パワハラされたって耐える根性をつけないとダメ!」と言ってパワハラは犯罪なのにパワハラを認めるようなことまで言う(そういう意識があるから職員に対してパワハラをしたのだろう)。
「あいつはヘビ年(巳〈み〉年)だから執念深い!」ともよく言うのだが、そんなことをいったら巳年生まれの人のクラスのほとんどが執念深いということになる。
私がそう言うと、「いや、わたしがこれまで見てきたところではヘビ年のやつはみんな執念深い! 間違いない!」と引かない。
「干支(えと)なんて古代中国の土俗信仰から出たものだよ。それが日本人に何の関係があるの? ましてや欧米人などには関係ないじゃん」などと言っても「いや、ヘビ年は執念深い!」とまったく譲らない。
思い込みがものすごく激しいのだ。
千歳には新千歳空港があるので外国人がバスやJRによく乗る。
特に多いのは韓国人と中国人だ。
おばさんは彼らのことをも罵倒する。
「コリアンと中国人は臭い! マスクも付けずに大声でしゃべるし、大ッ嫌い!」とよく言う。
たまたま臭い人と出くわしただけで韓国人や中国人を「臭い!」と断定してはばからない。
まあ毎日風呂に入るのは日本人くらいだと思うから、それに比べたら外国人たちは体臭がきついのだろうが、それにしても「大ッ嫌い!」はないと思う。
昔、温泉の足湯に入ったら水虫になったという。
同じく足湯に入っていた誰かが水虫だったのだろう。
それ以来、「わたしは温泉嫌い! もう絶対入らない!」と言い切る。
たまたま水虫になったくらいで、どこの温泉でも危ないというのは思い込みが激しすぎる。
このおばさんは◎◎さんと同じく生活保護を受けているが、障害者手帳が二級ではなく三級なので、生活保護費が二級よりも2万円ほど少ない。
そのことでも不平不満をしょっちゅうこぼす。
生活保護とは「健康で文化的な最低限度の生活」を日本国民に保障するためとして設けられている公的扶助制度である。
月の生活保護費は千歳の場合、10万円弱だという(障害者手帳三級の場合。おばさんは三級だから10万円弱。二級だと約12万円、一級だと15万円くらいらしい。冬季は北海道ではそれに暖房費が少し加算される。なお保護費は家賃を含めての額である)。
ところがこのおばさんは、昔かなりリッチな生活をしていたため月10万円弱では「最低限度の生活」などできず、それで不平不満がいよいよ募る。
今でもおいしいものをたらふく食べたいとか、いいものを着たいとか、いい生活用品を持ちたいとか、そういう欲を抑えきれない。
意思がひどく弱いので、高いタバコをズバズバ吸い、高いコンビニ弁当を一度にふたり分食べ、外食もよくし、頻繁に遠出するのでバス代やタクシー代もバカにならない。
だから10万円などすぐなくなる。
月末になると「金がない、金がない。タバコがない、タバコがない」といつもこぼし、「10万で暮らすなんて絶対無理! 国はわたしを殺す気か!」と息巻く。
そして私に「3千円貸して」などと言ってくる。
何かに困っている人を見過ごせない私はすぐ貸してやるが、そんな生活をしていてはダメだといつも思う。
まあ、確かに月10万円程度では生活はひどく苦しい。
私の年金だってそんな程度だから、彼女の苦しさはわかる。
去年の私は千歳があまりに寒くて燃料代が予想をはるかに超えて携帯代を滞納してしまったことがあるから人のことは言えない。
しかし今年は、去年学んだ教訓からこれからの本格的な冬季に節約して貯金をしている。
粗食に耐えて支出を最低限に抑えている(その結果、この4ヵ月で10キロも体重が減った)。
生活保護を受けたのであれば我慢して、それで何とかやりくりしていくしかないではないか。
そのおばさんが生活保護を受けたのはずいぶん前かららしいので、その間に10万円弱で暮らしていく知恵を身につけられただろうに、そのおばさんは今になっても昔のリッチな生活が忘れられないらしい。
生活保護を受ければ病院代や薬代はタダになるので、それを考えれば10万円でも十分やっていけるはずだ。
しかも障害者就労継続支援B型事業所で働いているから、その収入もあるではないか。
生活保護を受けているとその収入のうち月に1万5千円しか手にできないというが(千歳市の場合。残りは月の生活保護費から引かれる)、1万5千円でも彼女には大きいはずだ。
それでも彼女は不平不満に包まれている。
わずか月6、7万円の年金がで暮らしている人さえ日本にはいるのだ。
それらの人たちと比べれば、はるかに恵まれているではないか。
しかしおばさんは、どうしたら国からもっと金を引き出せるかを毎日のように虎視眈々と狙っている。
スマホでその種の情報を毎日集めようとするため、スマホにはその種の通知が毎日のように入るという。
それを誇らしげに語る。
呆れるしかない。
無類のおしゃべり好きで電話が大好きで、「かけ放題だから」といつも誰彼なしにひっきりなしに電話しては不平不満をまくし立てる(その被害者のひとりが私だ)。
ひところ家庭電話を持っていたというが、長距離電話までたびたびかけたので電話料金が膨れ上がり、その額が50万円にもなったという。
それを今も滞納のままで、しかしどういう方法を使ったのかスマホを契約できて今はスマホで電話をかけまくっている。
住むところについても欲が強く、寒い部屋は嫌だということで鉄筋コンクリート(RC)造のマンションに入っている。
しかも窓は南向きで、冬でもカーテンを開けていれば日差しが入ってきて部屋は暖かいという。
RC造の住まいで暮らすには、特に冬は24時間換気が必須である。
そうしないと冬季は結露がひどくなる。
おばさんの部屋には24時間換気用の換気扇がなく、仕方がないので風呂場だったかトイレだったかの換気扇を回してみたという。
ところがその換気扇が回らず、24時間換気をできないでいる。
それで結露がはなはだしいと私に訴える。
そんなことを私に言ってもどうしょうもないではないか。
大家に言えよ、と私は言った。
しかし大家は対応してくれないという。
そんなことまで私に電話してくる。
生活保護を受けているのに南向きのRC造のマンションに入れただけで幸せではないか(生活保護受給者は千歳の場合、家賃3万円以下のアパートかマンションに住まなければならないが、RC造のマンションで家賃が3万円以下という物件は千歳にはまずない)。
しかも、上下左右の部屋には住人がいて、そのため余計部屋は暖かい。
私などは薄い壁のオンボロ木造の冷えるったらない北向きのアパートの1階暮らしだ。
床には薄いクッションフロアが貼られているが、歩くとところどころギシギシいうからその下は薄いベニア板なのだろう。
その下は地面に続く床下である。
地面が一番冷えるから、その冷気が這いのぼってきて私の住む部屋は冬はものすごく冷える。
ストーブを炊いていても裸足では床が冷たくて歩けないほどだ。
その床に缶酎ハイなどを置いておくと、ストーブを炊いていても冷蔵庫に入れていたようにほどよく冷える(牛乳以外はだから床に置いている)。
だからスリッパは必需品で、私は畳表を使った鼻緒のスリッパを敷いている。
〈私の履いているスリッパ〉
足の指が隠れるスリッパのほうが暖かいが、そういうスリッパを履くと足が臭くなるのだ。
ストーブは18℃に設定して炊いているのでストーブの周辺の温度は20℃まで行くが、するとストーブが止まって室温はすぐ下がってまた18℃になる(それはストーブの近くだけで、室温計では16℃にしかならない)。
そうするとストーブはまた点火するが、またすぐ消えて部屋は冷える。
その繰り返し。
それでは寒いので、パソコンに向かっているときと食事をするときは椅子に座るが、それ以外のときは立って部屋の中を歩き回っている。
そうでもしないと寒さに耐えられないからだ。
設定温度を上げればいいという声が聞こえてきそうだが、そんなことをしたら光熱費がとんでもない額になる。
昨季は設定温度を20℃にしていたため、月の灯油代は2万円にもなり、ガス代、電気代と合わせた光熱費は3万円にもなった。
それで携帯代が払えなくなり契約解除された。
そんな目にはもうあいたくないので、ストーブの設定温度を下げて寒さに耐えているのだ。
寝るときはリビングのストーブの設定温度を12℃に下げて点けっぱなしにし、リビングと扉なしで通じている寝室のオイルストーブを「低」に設定して付けて電気毛布は「中」と「低」の中間に設定して寝る。
それでも冷える。
私は毎晩、寝る前に必ず読書するのだが、そのときは布団から両腕を出して本を読む。
すると10分もしないうちに腕と手が寒さのためにかじかんでくる。
寒いので30分読むのが限度だ。
睡眠薬がちょうど効いてくるころあいでもあるので、そこで読書をやめて両腕を布団の中に入れて眠りにつく。
おばさんは「わたしの部屋は寒い」といつも言うが、ストーブの設定温度を23℃にしているとのことなので、部屋の室温は25℃くらいまで上がるだろうだから、私の部屋と比べればはるかに暖かいはずだ。
私に比べればおばさんは十分恵まれている。
生活保護は申請しても役所の窓口で撃退されることが多い。
いわゆる「水際作戦」だ。
かつて厚生省(今の厚労省)は、生活保護受給者数を減らした自治体を表彰した。
今の厚労省もそうだが、国はできるだけ生活保護受給者数を減らしたいと考えている。
そのため各自治体には厚労省のおぼえがめでたくなるように受給者数を減らす努力をするところが多い。
それが「水際作戦」というやり方を生んだ。
その作戦によって生活保護が受けられず餓死した人さえいる。
私はかつて、仕事がなくなり食うこともできず75キロあった体重が49キロまで落ち、体脂肪は1パーセントとというところまで行ったことがある。
栄養失調になっていたと思う。
それで仕方なく恵庭市と千歳市に生活保護の申請に行った。
しかし、窓口であれこれと理由を付けられ相手にしてもらえなかった。
水際作戦なんていうものがこの世にあるとは思っていなかった私はまんまとその作戦で撃退されたのだ。
この国は社会的弱者になんて冷酷なんだろうと思う。
そんな国なのに、生活保護を受けられていることも恵まれていると言っていい。
また、今の事業所では利用者の自宅まで送り迎えしてくれる。
病院に行くときは病院にまで送り迎えしてくれる。
私が千歳と札幌で通所した障害者就労継続支援事業所には、そんなに親切なところはなかった。
私がそう言っても、「わたしが今まで行った事業所はここより待遇が良かった。送り迎えなんて当たり前!」と引かない。
おそらく、たまたまいい事業所に入ってきたのだろう。
なのにおばさんはそれらの事業所を次々と辞めて今の事業所に来た。
待遇が良かったのなら移る必要なんてなかったはずだ。
不平不満のカタマリのようなおばさんのことだから、どこの事業所でも不平不満が募って辞めたのに違いない。
おばさんは札幌に引っ越すつもりのようだが、札幌でもこういう事業所に入るつもりらしいので、また不平不満が膨れ上がって爆発するに違いない。
おばさんの娘夫婦は札幌に住んでいいる。
将来はその娘夫婦の世話になりたいというのが彼女の希望だが、不平不満ばかりをしゃべりまくる母親を果たして娘夫婦が受け入れるかどうか。
怪しいものだと思う。
だいたい、その娘のことをいつもおばさんは「ろくに電話もしてこない! 電話しても〈何?〉と言ってくる! どんなに世話して育ててやったっていうのよ!」と罵ってやまない。
産んだのは自分の責任なのだから育てる義務はおばさんにあり、子どもがそれを当然のことだと思うのは仕方ない。
しかし、おばさんは「育ててやった!」という思いが強すぎる。
そんなおばさんがもし娘夫婦と一緒に暮らしても、うまくいくはずがないと思う。
不平不満を持つのは勝手だが、そのストレスを私はに向けて発散されるのはかなわない。
それで私はおばさんを意識的に敬遠するようになった。
私は作業場ではなく相談室という個室に移っておばさんとは離れてレザークラフトをしているが、昼食時は作業場に戻って食事を摂る。
目の前の席にはおばさんが座っている。
私は急いで食事を済ませると、その後はスマホを取り出して野球ゲームをするようになった。
ゲームに熱中していればおばさんは話しかけにくくなると思ってのことだ。
幸い、今のところおばさんは、ゲームに熱中している私にあまり話しかけてこなくなっている。
ホッとしている。
自分の周りを冷静に見渡して、不平不満ではなく恵まれている点を考えるべきだと思う。
私も障害者就労継続支援事業所の制度には多くの大きな疑問を抱いていて、これまで何度かこのブログでも批判したりしてきた。
しかし今後は、恵まれている点を考えて、障害者就労継続支援事業所制度を批判することはやめようかなと思っている。
こういう事業所や職員たちを罵ってやまないおばさんの姿を見てきて、「見苦しい」と思うようになったからだし、何といっても私たち障害者の行き場といえばこういうところしかないのだから。
【ダイエット記録】0.2キロ増えた。あと-2.3キロだ。