千歳川に釣行すると、必ずといってよいほどあることが起こる。
帰宅してウェーディングシューズを脱いでウェーダーを脱ぐ。
両者ともに玄関の床に立てかけたり吊るしたりして乾かす。
数日後、また釣行するためにウェーダーを履き、ウェーディングシューズを履こうとする。
するとウェーディングシューズのヒダの中からカディスラーバ(ニッポンヒゲナガカワトビケラの幼虫=クロカワムシ)が這い出てくるのだ。
〈ニッポンヒゲナガカワトビケラの幼虫〉
〈ニッポンヒゲナガカワトビケラの成虫〉
一度だけだが、ヘビトンボの幼虫が這い出してきたこともある。
〈ヘビトンボの幼虫〉
〈ヘビトンボの成虫〉
どちらも水生昆虫で水の中に棲む。
使って数日乾かしたくらいでウェーディングシューズは乾かない。
特にヒダの中には水が残っている。
そんなところに潜んで、生きながらえているわけだ。
見つけたら、釣り支度を整えて玄関を出るときにつまみ上げ、千歳川まで2分の道のりを歩いて川に放してあげる。
両者ともに川底に棲む。
川底の石をひっくり返すと小石等で作った筒状の巣がよくある。
それがニッポンヒゲナガカワトビケラの幼虫の巣だ。
ヘビトンボの幼虫は川底を這い回って生活している。
それがなぜウェーディングシューズの隙間に入り込むのか謎だ。
〈ウェーディングシューズ〉
千歳川の川底には大きな石があまりなく、小さめの石が大量にある。
ニッポンヒゲナガカワトビケラの幼虫はそんな小さな石裏に巣を作って暮らしているのだろう。
川を歩けば小さな石を大量に踏みつけ、ひっくり返すことになる。
その際にニッポンヒゲナガカワトビケラの巣が壊れ、幼虫が出てくる。
それがウェーディングシューズに当たって、ヒダヒダがあるので「いい寝ぐら」だとばかりに入り込むのではないか。
あるいは、千歳川にはニッポンヒゲナガカワトビケラの幼虫がたくさんいるのかもしれない。
それがしきりに流れているのかもしれず、ウェーディングシューズにぶつかったやつがヒダヒダの中に入り込むとも考えられる。
とすれば、その姿を模したフライで釣れば釣れるだろうか。
今度試してみよう(クロカワムシそっくりのフライを巻いて試したがダメだった)。
【ダイエット記録】0.4キロ増えた。あと5.4キロだ。