今回は、賑やかな頃の今治港の景色を振り返ります。
四国愛媛の今治港は、愛媛県のほぼ中央の広島県に最も近い位置にあり、芸予諸島を挟んで、広島県の尾道、三原、竹原の各港と対しています。
来島海峡に面した、風光明媚な港町で、昔から愛媛県の海の玄関口として、港を中心に栄えた愛媛県第二の都市です。当時、人口13万で、高島屋、大丸、ダイエー(今治ショッパーズプラザ)、ニチイと、今治銀座、本町商店街、なんと賑やかな市内中心地でした。
今治港から、新町商店街、今治銀座を通って、ドンドビ交差点まで、約500mその手前の右側にニチイ、高島屋があり、ドンドビ交差点の対面に大丸がありました。その大丸前の国道196号線沿いに左奥に見えるのが、ダイエー(今治ショッパーズプラザ)です。
戻って、今治銀座と、本町商店街の交差点から、今治港までを結ぶのが、新町商店街で、多くの魚屋や、かまぼこ屋が軒を連ねていました。今治港の近くには、何軒ものお土産屋もありました。
西は、菊間、北条、松山、東は、壬生川、西条、新居浜あたりから、中国地方に向う航路を利用するため、バスや汽車で今治港に集まって来ます。せとうちバスや、伊予鉄道バスの特急バスが、15分から、30分毎に行き交っていました。
上の写真は、中央のドンドビ交差点を挟んで、大丸と高島屋が向かい合っています。下の写真は、大丸です。
夜、松山方面からの列車から、今治近くになると、緑のネオンの大丸、赤いネオンの高島屋、黄色いネオンのダイエーと、賑やかな今治市内が煌びやかに見えました。
港と共に栄えた今治市、港に船が無くなったら、港町は活気がなくなり、寂れる一方です。寂しい限りですね。