源氏イラスト訳【若紫344】指示 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【若紫344】指示

「暁、かしこにものせむ。車の装束さながら。随身一人二人仰せおきたれ」とのたまふ。うけたまはりて立ちぬ。

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見るだけで楽に、古文の速読力が身についてきます。

おねがい

【源氏物語イラスト訳】

 

かしこものせ

訳)夜明け前に、あちら行こ

 

 

装束さながら

訳)牛車支度そのままに。

 

 

随身一人二人仰せおきたれのたまふ

訳)従者一、二名に言い付けておけおっしゃる

 

 

うけたまはり立ち

訳)承知し席を立っ

 

【古文】

かしこものせ装束さながら随身一人二人仰せおきたれのたまふうけたまはり立ち

 

【訳】

夜明け前に、あちら行こ牛車支度そのままに。従者一、二名に言い付けておけおっしゃる承知し席を立っ

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【暁(あかつき)】…夜明け前

■【かしこ】…あちら。若紫の邸をさす

■【に】…場所の格助詞

■【ものせ】…サ変動詞「ものす」未然形

※【ものす】…ここでは、行くの意(代動詞

■【む】…意志の助動詞「む」終止形

■【車】…牛車

■【の】…連体修飾格の格助詞

■【装束(さうぞく)】…支度

■【さながら】…そのまま

■【随身(ずいじん)】…従者

■【仰せおき】…カ行四段動詞「仰せ置く」連用形

※【仰す】…言いつける。命じる

※【言ひ置く】…言い置く。言いつける

■【たれ】…完了(存続)の助動詞「たり」命令形

■【と】…引用の格助詞

■【のたまふ】…「言ふ」の尊敬語(作者⇒光源氏)

■【うけたまはり】…ラ行四段動詞「承る」連用形

※【承る】…「聞く・受く」の謙譲語(作者⇒光源氏)

■【て】…単純接続の接続助詞

■【立ち】…タ行四段動詞「立つ」連用形

■【ぬ】…完了の助動詞「ぬ」終止形

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

光源氏は、若紫を盗み出すと決めたら

てきぱいと指示を出します。

 

惟光は、しっかりと指示に従って行動します。

 

 

えーショボーンびっくり

 


 

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