源氏イラスト訳【若紫285】無垢 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【若紫285】無垢

何心もなくゐたまへるに、手をさし入れて、探りたまへれば、

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おねがい

【源氏物語イラスト訳】

 

何心なくたまへ

訳)無邪気に座りなさっので

 

 

さし入れ

訳)夜具の中に手さし入れ

 

 

探りたまへ

訳)探りなさっところ

 

 

【古文】

何心なくたまへ、手さし入れ探りたまへ

 

【訳】

無邪気に座りなさっので、夜具の中に手さし入れ探りなさっところ

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【何心もなく】…無邪気に。無心に

※【何心なし】…無邪気だ。無心である

※【も】…強意の係助詞

■【ゐ】…ワ行上一段動詞「居(ゐ)る」連用形

※【居(ゐ)る】…座る

■【たまへ】…ハ行四段動詞「たまふ」已然形

※【たまふ】…尊敬の補助動詞(作者⇒若紫)

■【る】…完了の助動詞「り」連体形

■【に】…順接の接続助詞

■【を】…対象の格助詞

■【て】…単純接続の接続助詞

■【探(さぐ)り】…ラ行四段動詞「探る」連用形

■【たまへ】…ハ行四段動詞「たまふ」已然形

※【たまふ】…尊敬の補助動詞(作者⇒光源氏)

■【れ】…完了の助動詞「り」已然形

■【ば】…順接確定条件の接続助詞

 

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

「手をさし入れて」とありますので、

「あれっ?」って思いますよね~;;

 

「どこに手を入れたんか~い?」って…。

魂が抜ける

 

ここでは、光源氏の膝に乗ってる若紫が

「夜具」を羽織っている、ととって解釈しました。

 

女の子ですから、光源氏に顔を見られないように

少納言は、彼女を押しやるときに

上から何らかの覆いをかけたのかもしれませんね。

 

ウインク


 

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