【若紫142-2】☆共通テスト☆文法問題
源氏物語イラスト解釈
【これまでのあらすじ】
天皇(桐壺帝)の御子として産まれ、容姿・才能ともすぐれていた光の君は、幼くして母(桐壺更衣)を亡くし、臣籍に降下、「源氏」姓を賜り、左大臣の娘葵(あおい)の上を正妻にもらいました。一方、帝の後妻である、亡き母によく似た藤壺宮(ふじつぼのみや)への恋慕、そして、中流の女空蝉(うつせみ)との一夜限りの情事、プライドの高い六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)との逢瀬、物の怪による夕顔の急死…。光源氏の恋は成就することなく、尽きせぬ恋慕を重ねていくのでした。
ただ今、第五帖「若紫の巻」です。夕顔が亡くなった翌年、光源氏18歳の3月(春)に、瘧病にかかって、その加持祈祷のために、北山に訪れ、そこである僧都の屋敷を垣間見し、かわいい少女を見つけました。直後に僧都が光源氏を訪ねてきて、自分の僧坊に招きます。少女若紫のことを詳しく聞き出した光源氏は、その夜眠れないで、尼君に取り次ぎを求め、若紫の後見を申し出ましたが、あえなく断られてしまいました。
【今回の源氏物語】
御迎への人びと参りて、おこたりたまへる喜び聞こえ、内裏よりも御とぶらひあり。
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☆ 共通テスト対策~文法問題~☆
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御迎への人びと参りて、おこたりたまへる喜び聞こえ、内裏よりも御とぶらひあり。
問 傍線部「る」と同じ用法のものをすべて選んだ、その組み合わせとして最も適当なものを、次の1~5から1つ選べ。
イ.風の吹きゆるがすも、ふとおどろかる。
ロ.かの大納言、いづれの船にか乗らるべき。
ハ.このもとの女、あしと思へるけしきもなくて、
ニ.病を受くること、多くは心より受く。
ホ.人をやりて見するに、おほかた会へる者なし。
1.イとホ
2.イとロとホ
3.ハとニ
4.イとハとニ
5.ハとホ
来年度以降の大学入試共通テストでは
新学習指導要領に基づいたかたちで
複合的な問題形式が出されてきます。
【実社会に対応したもの】
⇒生徒A/生徒Bなどの対話的選択肢
【言語文化の知識問題】
⇒和歌や俳句などの韻文とのコラボ
【主体的・協働的な学び】
⇒複眼的問題文の読解
センター古文の文法問題は
ほぼ毎年、問2で出題されていましたが、
大学入試共通テストになると、どうなるかわかりませんよね;
もしかすると、
センター漢字や英単語のように
なくなる可能性も、なきにしもあらず><;
しかしながら、
古文は、文法事項がわからないと
文章が読めません!
文法問題は、出題の有無にかかわらず
古文読解の必須事項として
勉強しておくに限ります!!
!(๑˃̵ᴗ˂̵)و
今回のポイントはこれ☆
☆「る」の識別☆
助動詞の識別の基本ですよね!!
これが見分けられなかったら
などの書き込み式ドリルを買って
1から勉強する必要があります。
おこたりたまへる喜び聞こえ、
「―e+る」というつながりになってることから
直前が四段の已然形だとわかります。
イ.風の吹きゆるがすも、ふとおどろかる。
ロ.かの大納言、いづれの船にか乗らるべき。
ハ.このもとの女、あしと思へるけしきもなくて、
ニ.病を受くること、多くは心より受く。
ホ.人をやりて見するに、おほかた会へる者なし。
…もう、見ただけで識別できちゃいますね。
こういう問題が大学入学共通テストで出たら
ぱぱっと解いて
他のじっくり時間をかけて考えなくちゃいけない問題に
より時間を割いてほしいと思います。
大学入試は時間との勝負!
より効率的に時間を確保できる
受験生が勝つのです!
文法は、
覚えてしまえばOKです
でも…
覚えることがいっぱいで
やってもやっても先が見えず
毎日つらいと思います。
でも、コツコツやっていくうちに
自然と身につくことも多くなってくるんです。
がんばってね!
【答え】…5