源氏物語イラスト訳【夕顔387】火影に | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【夕顔387】火影に

火影に見し顔、思し出でらる。「うちとけで向ひゐたる人は、え疎み果つまじきさまもしたりしかな。…」

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

火影顔、思し出でらる

訳)灯火の光顔を、自然と思い出しなさる

 

 

うちとけ向ひたる

訳)「気を許さないで(碁盤を挟んで)向かって座っていたあの人

 

 

疎み果つまじきさまたりかな。…」

訳)思いを捨てきることのできそうにない様子ていよなあ。…」

 

 

【古文】

火影顔、思し出でらる。「うちとけ向ひたる疎み果つまじきさまたりかな。…」

 

【訳】

灯火の光顔を、自然と思い出しなさる。「気を許さないで(碁盤を挟んで)向かって座っていたあの人思いを捨てきることのできそうにない様子ていよなあ。…」

 

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■【火影(ほかげ)】

■【に】

■【見】

■【し】

■【顔】

■【思し出で】

※【思(おぼ)し出(い)づ】

■【らる】

■【うちとけ】

※【うちとく】

■【で】

■【向かひ】

■【ゐ】

※【ゐる】

■【たる】

■【人】

■【は】

■【え】

■【疎み】

※【疎(うと)む】

■【―果つ】

■【まじき】

■【さま】

■【も】

■【し】

■【たり】

■【し】

■【かな】

 

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

「火影に見し人」とは

空蝉のことですね。

 

以前、軒端荻と碁盤をはさんで対座した

時のことを思い出しているようです。

チュー

 

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