源氏物語イラスト訳【夕顔351】世の人に似ず | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【夕顔351】世の人に似ず

「…世の人に似ず、ものづつみをしたまひて人に物思ふ気色を見えむを、恥づかしきものにしたまひて、つれなくのみもてなして、御覧ぜられたてまつりたまふめりしか」

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

「…世の人ものづつみたまひ

訳)「…世間の人同じようではなく控え目ていらし

 

 

物思ふ気色見え恥づかしきものたまひ

訳)他人物思いしている様子見られるようなこと恥ずかしいことだと思いなさっ

 

 

つれなくのみもてなし御覧ぜられたてまつりたまふめりしか

訳)平気なそぶりばかり装っ契りを結ば申し上げていらっしゃるようだ

 

 

【古文】

「…世の人ものづつみたまひ物思ふ気色見え恥づかしきものたまひつれなくのみもてなし御覧ぜられたてまつりたまふめりしか

 

【訳】

「…世間の人同じようではなく控え目ていらし他人物思いしている様子見られるようなこと恥ずかしいことだと思いなさっ平気なそぶりばかり装っ契りを結ば申し上げていらっしゃるようだ

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【世の人】

■【に】

■【似(に)】

■【ず】

■【ものづつみ】

■【を】

■【し】

■【たまひ】

※【たまふ】

■【て】

■【人】

■【に】

■【物思ふ】

■【気色(けしき)】

■【を】

■【見え】

※【見ゆ】

■【む】

■【を】

■【恥づかしき】

※【恥づかし】

■【に】

■【し】

■【たまひ】

※【たまふ】

■【て】

■【つれなく】

※【つれなし】

■【のみ】

■【もてなし】

※【もてなす】

■【て】

■【御覧ぜ】

※【御覧ず】

■【られ】

■【たてまつり】

※【たてまつる】

■【たまふ】

■【めり】

■【しか】

 

重要古語一覧はこちら

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☆本日の『源氏物語』☆

 

女房の会話文は、敬語が多用されます。

 

今回の文末も、非常に敬語が多用されて、

わかりにくいことこの上ないですね~!

(>_<)

 

 

大島訳や今泉訳でも、

解釈が分かれているようですよ;;

(;゚;∀;゚;)

 

 

 →今回のイラスト解釈はこちら

 →今回の重要古語はこちら

 

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