源氏物語イラスト訳【夕顔340】内裏に諫め
「…内裏に諌めのたまはするをはじめ、つつむこと多かる身にて、はかなく人にたはぶれごとを言ふも、所狭う、取りなしうるさき身のありさまになむあるを、…」
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【源氏物語イラスト訳】
「…内裏に諌めのたまはするをはじめ、
訳)「…父帝にはご諌言あそばすことを始め、
つつむこと多かる身にて、
訳)包み隠すべきことの多い身の上であって、
はかなく人にたはぶれごとを言ふも、所狭う、
訳)ほんのちょっと人に冗談を言うのも、窮屈で、
取りなしうるさき身のありさまになむあるを、…」
訳)取り沙汰が煩わしい身の上の状態で あるのに、…」
【古文】
「…内裏に諌めのたまはするをはじめ、つつむこと多かる身にて、はかなく人にたはぶれごとを言ふも、所狭う、取りなしうるさき身のありさまになむあるを、…」
【訳】
「…父帝にはご諌言あそばすことを始め、包み隠すべきことの多い身の上であって、ほんのちょっと人に冗談を言うのも、窮屈で、取り沙汰が煩わしい身の上の状態で あるのに、…」
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■【内裏(だいり)】
■【に】
■【諫め】
※【諫(いさ)む】
■【のたまはする】
※【のたまはす】
■【を】
■【はじめ】
■【つつむ】
■【こと】
■【多かる】
■【身(み)】
■【に】
■【て】
■【はかなく】
※【はかなし】
■【人】
■【に】
■【たはぶれごと】
■【を】
■【言ふ】
■【も】
■【所狭う(ところせう)】
※【所狭し(ところせし)】
■【取りなし】
※【取りなす】
■【うるさき】
※【うるさし】
■【身(み)】
■【の】
■【ありさま】
■【に】
■【なむ】
■【ある】
■【を】
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