源氏物語イラスト訳【夕顔262】大殿の君達
大殿の君達参りたまへど、頭中将ばかりを、「立ちながら、こなたに入りたまへ」とのたまひて、御簾の内ながらのたまふ。
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【源氏物語イラスト訳】
大殿の君達参りたまへど、
訳)左大臣のご子息たちが参上なさるが、
頭中将ばかりを、
訳)頭中将だけを、
「立ちながら、こなたに入りたまへ」とのたまひて、
訳)「立ったままで、こちらにお入り下さい」とおっしゃって、
御簾の内ながらのたまふ。
訳)御簾の内側にいながらお話しなさる。
【古文】
大殿の君達参りたまへど、頭中将ばかりを、「立ちながら、こなたに入りたまへ」とのたまひて、御簾の内ながらのたまふ。
【訳】
左大臣のご子息たちが参上なさるが、頭中将だけを、「立ったままで、こちらにお入り下さい」とおっしゃって、御簾の内側にいながらお話しなさる。
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■【大殿(おほとの)】
■【の】
■【君達(きんだち)】
■【参り】
※【参る】
■【たまへ】
※【たまふ】
■【ど】
■【頭中将(とうのちゅうじょう)】
■【ばかり】
■【を】
■【立ち】
■【ながら】
■【こなた】
■【に】
■【入り】
■【たまへ】
※【たまふ】
■【と】
■【のたまひ】
※【のたまふ】
■【て】
■【御簾(みす)】
■【の】
■【内(うち)】
■【ながら】
■【のたまふ】
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☆本日の『源氏物語』☆
頭中将…
すなわち、夕顔の元夫と思われる男です。
光源氏は、いったい何を話そうとするのでしょうか…?
(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)