源氏イラスト訳【夕顔250】隣しげく | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【夕顔250】隣しげく

「…隣しげく、とがむる里人多くはべらむに、おのづから聞こえはべらむを、山寺こそ、なほかやうのこと、おのづから行きまじり、物紛るることはべらめ」と、思ひまはして、

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

「…しげくとがむる里人多くはべらおのづから聞こえはべら

訳)「…隣家多くてうるさく怪しんで問いただす住人多くございましょうから自然と噂が立ちましょ

 

 

山寺こそなほかやうこと、おのづから行きまじり

訳)山寺は、何と言ってもやはりこのようことも、 自然と入りまじり

 

 

紛るることはべら思ひまはし

訳)他の物事紛れることがございましょうあれこれ思案し

 

 

【古文】

「…しげくとがむる里人多くはべらおのづから聞こえはべら山寺こそなほかやうこと、おのづから行きまじり紛るることはべら思ひまはし

 

【訳】

「…隣家多くてうるさく怪しんで問いただす住人多くございましょうから自然と噂が立ちましょ山寺は、何と言ってもやはりこのよう ことも、 自然と入りまじり他の物事紛れることがございましょうあれこれ思案し

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【隣(となり)】

■【しげく】

※【しげし】

■【とがむる】

※【とがむ】

■【里人(さとひと)】

■【多く】

■【はべら】

※【はべり】

■【む】

■【に】

■【おのづから】

■【聞こえ】

※【聞こゆ】

■【はべら】

※【はべり】

■【む】

■【を】

■【山寺】

■【こそ】

■【なほ】

■【かやうの】

■【おのづから】

■【行きまじる】

■【物(もの)】

■【紛るる】

※【紛(まぎ)る】

■【はべら】

※【はべり】

■【め】

■【と】

■【思ひまはす】

■【て】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

「隣しげく」…という惟光の言葉から、

光源氏は、あの、煩わしかった五条の家を

思い出したかもしれません。

 

…こういう伏線の張り方、

見事ですね~!!

 

チュー

 

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