源氏イラスト訳【夕顔240】召し入れて | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【夕顔240】召し入れて

召し入れて、のたまひ出でむことのあへなきに、ふとも物言はれたまはず。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

召し入れ

訳)お呼び入れになっ

 

 

のたまひ出でことあへなき

訳)言い出しなさるような内容今さらどうしようもないので

 

 

ふと言はたまは

訳)すぐに 言うことができなさらない

 

 

【古文】

召し入れのたまひ出でことあへなきふと言はたまは

 

【訳】

お呼び入れになっ言い出しなさるような内容今さらどうしようもないのですぐに 言うことができなさらない

 

 

 

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■【召し入れ】

※【召(め)し入(い)る】

■【て】

■【のたまひ出づ】

※【のたまふ】

※【出(い)で】

■【む】

■【こと】

■【の】

■【あへなき】

※【あへなし】

■【に】

■【ふと】

■【も】

■【物(もの)】

■【言は】

■【れ】

■【たまは】

※【たまふ】

■【ず】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

たった一人――

光源氏の心に従ってくれそうな惟光…。

 

怒り心頭に発するものの…

この事件の後始末をさせるために、

廂の間にお呼び入れになります。

 

で、説明しようと思うのですが、

…何を、どう言っていいのか――

あたふたするばかりの光源氏なのでした。

 

ゲロー

 

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