源氏イラスト訳【夕顔220】なほ持て来や | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【夕顔220】なほ持て来や

「なほ持て来や、所に従ひてこそ」

とて、召し寄せて見たまへば、ただこの枕上に、夢に見えつる容貌したる女、面影に見えて、ふと消え失せぬ。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

なほ持て来従ひこそとて

訳)もっと持って来い場所よっ(行動しろ)」言っ

 

 

召し寄せ見たまへ

訳)そば近くにお呼び寄せになっ御覧になる

 

 

ただこの枕上見えつる容貌たる

訳)ちょうどこの枕もと現れ顔かたちが、

 

 

面影見えふと消え失せ

訳)幻影として見えふっと消え失せ

 

 

【古文】

なほ持て来従ひこそ

とて召し寄せ見たまへただこの枕上見えつる容貌たる面影見えふと消え失せ

 

【訳】

もっと持って来い場所よっ(行動しろ)」

言っそば近くにお呼び寄せになっ御覧になるちょうどこの枕もと現れ顔かたちが、幻影として見えふっと消え失せ

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【なほ】

■【持て来(こ)】

■【や】

■【所】

■【に】

■【従ひ】

■【て】

■【こそ】

■【とて】

※【と】

※【て】

■【召し寄せ】

※【召し寄す】

■【て】

■【見たまふ】

※【見】

※【たまふ】

■【ば】

■【ただ】

■【この】

■【枕上(まくらがみ)】

■【に】

■【夢(ゆめ)】

■【に】

■【見え】

※【見ゆ】

■【つる】

■【容貌(かたち)】

■【し】

■【たる】

■【女(をんな)】

■【面影(おもかげ)】

■【に】

■【見え】

■【て】

■【ふと】

■【消え失せ】

■【ぬ】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

「なほ」は、「もっと」という意味☆

「もっと近くへ」という意味でしょう。

 

「来や」は、

「来いや」という、現在の方言(?にも通ずる

間投助詞「や」の用い方ですね。

チュー

 

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