源氏イラスト訳【夕顔221】昔の物語 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【夕顔221】昔の物語

「昔の物語などにこそ、かかることは聞け」と、いとめづらかにむくつけけれど、まづ、「この人いかになりぬるぞ」と思ほす心騒ぎに、身の上も知られたまはず、添ひ臥して、

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

【源氏物語イラスト訳】

 

 

昔の物語などこそかかること聞け

訳)昔話などこのようなこと聞く…」

 

 

いとめづらかにむくつけけれ

訳)たいそう珍しく気味悪いけれど

 

 

まづ、「この人いかになりぬる思ほす心騒ぎ

訳)まず、「この女どのようになってしまったのだお思いになる不安

 

 

身の上知らたまは添ひ臥し

訳)自身のことかまうことができなさら、寄り添って横になって、

 

 

【古文】

昔の物語などこそかかること聞けいとめづらかにむくつけけれまづ、「この人いかになりぬる思ほす心騒ぎ身の上知らたまは添ひ臥し

 

【訳】

昔話などこのようなこと聞く…」たいそう珍しく気味悪いけれどまず、「この女どのようになってしまったのだお思いになる不安自身のことかまうことができなさら、寄り添って横になって、

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【昔の物語】

■【など】

■【に】

■【こそ~已然形】

■【かかる】

■【は】

■【聞け】

■【と】

■【いと】

■【めづらかに】

※【めづらかなり】

■【むくつけけれ】

※【むくつけし】

■【ど】

■【まづ】

■【この人】

■【いかに】

■【なり】

■【ぬる】

■【ぞ】

■【と】

■【思ほす】

■【心騒ぎ】

■【に】

■【身の上】

■【も】

■【知る】

■【れ】

■【たまは】

※【たまふ】

■【ず】

■【添ひ臥す】

■【て】

 

重要古語一覧はこちら

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

息も絶えてしまった夕顔の君――

光源氏は…どうにもそれが、信じられないでいるようです。

 

さて、彼女は本当に死んでしまったのでしょうか…?

ガーン

 

 →今回のイラスト解釈はこちら

 →今回の重要古語はこちら

 

 


 

>>次へ