源氏イラスト訳【夕顔172】心細く | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【夕顔172】心細く

「…心細く」

とて、もの恐ろしうすごげに思ひたれば、「かのさし集ひたる住まひの慣らひならむ」と、をかしく思す。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

「…心細くとて

訳)「…心細くてと言って

 

 

もの恐ろしうすごげに思ひたれ

訳)何となく恐ろしく薄気味悪そうに思っているので

 

 

かのさし集ひたる住まひ慣らひならをかしく思す

訳)「あの寄り集まっている住まい慣れで(こういう所は物寂しく感じる)のであろう興味深くお思いになる

 

 

【古文】

「…心細く

とてもの恐ろしうすごげに思ひたれ、「かのさし集ひたる住まひ慣らひならをかしく思す

 

【訳】

「…心細くて

と言って何となく恐ろしく薄気味悪そうに思っているので、「あの寄り集まっている住まい慣れで(こういう所は物寂しく感じる)のであろう興味深くお思いになる

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【心細く】

■【とて】

※【と】

※【て】

■【もの恐ろしう】

※【もの恐ろし】

■【すごげに】

※【すごげなり】

■【思ひ】

■【たれ】

■【ば】

■【かの】

■【さし集(つど)ふ】

■【たる】

■【住まひ】

■【の】

■【慣(な)らひ】

■【なら】

■【む】

■【と】

■【をかしく】

※【をかし】

■【思(おぼ)す】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

夕顔の住んでいた、五条の宿は、

小家が寄り集まっているので、

こういうひっそりとした場所は、物寂しいのだろう…

 

光源氏は、そう面白そうに感じています。

 

……この和歌が、あの不吉な事件の

伏線となっていることにも気づかずに――

 

チュー

 

 

 

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