サンティアゴ巡礼 Santiago de Compostela

スペイン北西のサンティアゴ・デ・コンポステーラのカテドラルを目指す巡礼の道がある。このカテドラルはイエス様の十二使徒の一人である聖ヤコブを祀って建てられたものだ。
全長約800kmのこの巡礼の道、最後の100km以上を徒歩で歩くか
200km以上自転車を走らせれば「巡礼証明書」が発行される。
インターネットやガイドブックでは情報が足りないため
まずは拠点の町のひとつであるレオンに向かうことにした。
が、その前に
この大量の荷物(推定30kg)で100km以上歩くのは絶対無理。
そんな訳でいらないもの、思いきって捨てた。
どうしても捨てられない不要なものは日本に送った。
出番の少ない水彩絵の具やマクラメの糸もみんな送ってしまった。
もう仲良くなった人にミサンガを編んだりできないのは少し寂しいけど
荷物が減ったことで心も少し軽くなった。
早朝レオン着、雪が降っていた。
巡礼事務所兼、宿泊施設のアルベルゲを訪れる。
地図を受け取った私はアルベルゲの方と相談してサンティアゴまで約120km地点のsarriaという町を出発場所に決めた。
パスポートを提出し、基本的な個人情報のほかに巡礼期間や出発場所などを記してゆく。
「巡礼の目的」という欄で私のペンは止まった。
目的。
洗礼さえ受けていない私は、信仰心からとは言えなかった。
スポーツ感覚とも違うが、罪の赦しを請うためでもない。
文化的興味。これも違う。
「その教会を目指して毎年たくさんの人々が歩いている」
それを初めて知ったとき、とても素敵なことに思った。
「私も歩いてみたい。」と純粋にそう思った。
ただ、シンプルにそれだけかもしれない。
しかしそれだけでもない気がする。
私は日本を離れてから、この道を歩くか否かをずっと悩んできていた。
自分でもまとまっていない気持ちを説明することが難しかったため
「自分の信仰について考えるため」とだけ記した。
よし。これは嘘ではない。
準備は整った。
私の出発地点であるsarriaの町までバスで向かった。
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巡礼1日目
sarria→portomarin (約25km・6時間)
巡礼宿で仲良くなったスペイン人のカルロスと一緒に歩く。
雨は時折雪に変わった。
とても寒い。歩き続けないと足の指がかじかんでゆく。
雨でぬかるんだ道で何度も転びそうになりながらも快調。
山道が延々と続いてゆく。
木々の匂いが心地よかった。
目印の帆立貝のシンボルや黄色い矢印に守られているような気がした。



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巡礼2日目
portomarin→Palas do Rey(約25km・8時間)
朝、目覚めたとき驚いた。
自分の身体でないかのように肩や腰が重たく感じる。
足の裏が痛くて上手く歩けなかった。
カルロスからは手作りの杖を
ベルギー人のクララからはペンダントをプレゼントされる。
温かい気持ちになった。
ゆっくり進むというクララとはこの日に別れた。



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巡礼3日目
Palas do Rey→Arzua(約30km・8時間)
カルロスは足の痛みが酷くなってきていた。
私たちはそれぞれのペースで別々に歩くことにした。
午後から雨が大降りになった。
風も強く、傘が何度も何度もひっくり返る。
足が思うように動かない。
何度もつまずきながらゆっくりと進んでいった。
夜、両足の豆が潰れた。

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巡礼4日目
Arzua→Santiago de Compostela(約38km・11時間)
今夜、サンティアゴに到着することに決めた私は
2日かけてサンティアゴを目指すカルロスと別れた。
「Yo puedo」と私。
「Tu puede」とカルロス。
サンティアゴの最終のミサ(礼拝)は19時半だという。
仮に12時間かかっても間に合うように朝7時に出発することにした。
北スペインの夜明けは遅い。
まだ外は真っ暗だった。
左手には傘を、右手には杖を、頭にはヘッドライトを付けて歩き始める。
暗闇で目印が探しづらい。不安になる。
雨音と自分の足音しか聞こえてこない世界。
何度も迷いそうになりながら、林を抜けてゆく。
朝9時ごろ、辺りが明るくなっていった。
やがて雨もあがった。
ほっとして泣きそうになった。

サンティアゴまであと20kmほどの地点から、本格的にしんどくなってきた。
足の裏が痛い。
荷物が肩にくい込む。
ペースがどんどん落ちてゆく。
つらかった。
それでも私は
早く到着したいという気持ちと同時に
このまま歩き続けたいという気持ちを抱えていた。
一人で歩き続けていると自然と色々なことが頭をよぎった。
一歩一歩、ゆっくりと足を前へと進めながら
遠い日本の大切な家族や大切な友人たちのことを想った。
カルロスとクララのために祈った。
日本を出発してからのこの7ヶ月のことを振り返りながら
旅の途中に出逢った、たくさんの素敵な人々のことを思った。
心揺さぶられた数々の風景や作品を思い起こした。
南米での日々はいつの間にか心の宝箱のような場所に収まってしまった。
もう二度と楽しかったあの日々は戻らないのだ。
たくさんのことを忘れていってしまう。
今というこの時もするすると過去に変わっていってしまう。
全ては過ぎ去るのだなと、当たり前のことを私は考えていた。
私が傷つけてきた幾人かの人のことを思った。
目を背けてきた自分の罪を見つめ直した。
赦しの為に歩き始めた訳ではないはずなのに。
やがて遠くに街が見えてきた。
心は前へ前へと急ぐのだが、身体が追いついてゆかない。
舗装された道が余計に足に堪えた。
道行く人々が「もう少しよ」と口々に応援してくれる。
そしてついに
カテドラルが見えてきた。

夕方18時、サンティアゴ・デ・コンポステーラ到着。
私はぼろ雑巾のようにヨレヨレで泥だらけになっていた。
巡礼事務所で巡礼証明書を受け取り、ミサに出席した。
とめどなく溢れてくる涙の理由がわからなかった。
巡礼が終わったのだという実感がないままに
スペイン語の説教をぼんやりと音楽を聴くように聞いていた。
やがてミサが終わると何人もの婦人に抱きしめられキスを受けた。
「頑張ったわね」といってロザリオを首にかけられた。
温かい人々の微笑み。
愛を感じた。
また少し涙が出た。

いつか私は
本物の信仰を手に入れることが出来るのだろうか。
疑いを捨てることは出来るのだろうか。
私にはこの巡礼証明書が少し重たすぎるように感じていた。
バルセロナ Barcelona
夢いっぱいのガウディワールド、バルセロナ


うきうきするほど可愛らしい建物は
人を幸せにする力があるんだなって思った

が、しかし
年中工事中で有名なサグラダファミリアだが
シーズンオフの現在、想像以上に工事中

どどーんと裏側はこんな感じ
ちなみに表側は十分観れるがビニールシートが残念な感じ
非常に残念だが仕方がない
偉大なる建築家のプランは偉大すぎて追いつかないんですもの
現場のみなさま頑張ってください
どうかいつか完成させてください



-----------------------------------------
話変わって
日本を出発して8ヶ月目、ついに遭遇してしまいました
「地下鉄でスリ」
先日の夕方、地下鉄3号線にて
ベロベロに酔払ってるおじさんが正面から覆い被さってきた
びっくりして押し返すと大げさに身体を打ちつけて
痛い痛いって言ってうずくまるおじさん
こちらを睨みつけてくる
わたしはただ、おろおろした
気づいたらカバンから消えていた私のオリンパス
プールにだって入れちゃう完全防水の優秀なあの子
あの時やられたのだ、絶対。
デジカメのデータはパソコンに移してあったので
幸い失ったのはパリでの数枚だけ
警察も慣れた様子で盗難証明書を発行してくれた
実質の被害よりも
明らかにあの男は怪しかったのに気付かなかった
自分がただただ悔しい、情けない…
ヨーロッパに入って完全に油断していました
完全に私の不注意です
旅中のみんな
気をつけてね



うきうきするほど可愛らしい建物は
人を幸せにする力があるんだなって思った

が、しかし
年中工事中で有名なサグラダファミリアだが
シーズンオフの現在、想像以上に工事中

どどーんと裏側はこんな感じ
ちなみに表側は十分観れるがビニールシートが残念な感じ
非常に残念だが仕方がない
偉大なる建築家のプランは偉大すぎて追いつかないんですもの
現場のみなさま頑張ってください
どうかいつか完成させてください



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話変わって
日本を出発して8ヶ月目、ついに遭遇してしまいました
「地下鉄でスリ」
先日の夕方、地下鉄3号線にて
ベロベロに酔払ってるおじさんが正面から覆い被さってきた
びっくりして押し返すと大げさに身体を打ちつけて
痛い痛いって言ってうずくまるおじさん
こちらを睨みつけてくる
わたしはただ、おろおろした
気づいたらカバンから消えていた私のオリンパス
プールにだって入れちゃう完全防水の優秀なあの子
あの時やられたのだ、絶対。
デジカメのデータはパソコンに移してあったので
幸い失ったのはパリでの数枚だけ
警察も慣れた様子で盗難証明書を発行してくれた
実質の被害よりも
明らかにあの男は怪しかったのに気付かなかった
自分がただただ悔しい、情けない…
ヨーロッパに入って完全に油断していました
完全に私の不注意です
旅中のみんな
気をつけてね

パリ Paris

懐かしい人に逢うためにこの街を訪れた

私は思い出す
彼を乗せた飛行機が
小さく小さくなってゆき
やがて澄みわたる青空に消えたあの日のことを
あれは五年前の冬の朝

私は思い出す

流れ落ちた時間のことを
あの頃のことを
それぞれの今を
私たちは静かに思い出す

来てよかった
さようならパリ

I visited Paris just for meet person.
I remember the day which he went away from Japan.
Tears fell fast.
It was 5 years ago.
Time is getting on.
Now,We met again.
And We said Good bye again.
Good bye Paris.