初めてお越しの方は ⇒ 「現在ご提供中の全メニュー」をごらんください

 

 

 

皆さん、これ、ご存知ですか。

 

 

お写真は借りものです

 

郁恵ちゃんの「ピーター・パン」

 

 

なーーつかしーーー!

 

 

これの初演が、たしか、

私が小学1年だか2年だかの頃だったんですけど、

 

 

今日は、そのときのことを、

書いてみようと思います。

 

 

書いて成仏させたい思いがあるのです。

 

 

私は、この「ピーター・パン」で、

「舞台」ってものに、初めて、

ガツン!ってやられたんですね。

 

 

だってさー。

さっきまで舞台上で、つまりお話の中で、

びゅんびゅん飛んでた郁恵ちゃんがさー、

 

 

カーテンコール、

観客の頭上に向かって飛んできたんですよー。

 

 

えっ、

あそことここは、同じ空間なの!??

 

 

大混乱。

大混乱しました。

 

 

ハハと一緒に劇場を出まして。

私はどうしても、

どうっっっっしてももう一度観たくて、

ハハにしがみついて、懇願しまして、

 

 

で、ハハは、こういった、

ムスメの芸術文化活動には、

お金を惜しまない方針だったので、

 

 

その場で、別日のチケットを、

買ってくれたんです。

 

 

ほっくほくで帰路につきます。

今はなき、新宿コマ劇場です。

 

 

歌舞伎町を通り抜け、

新宿駅のホームでも私はなお、

チケットを握りしめて、

ハハにまとわりついて、

はしゃぎまくっておりました。

 

 

で、山手線が来てね。

ハハが右に、私が左に、

それぞれ空席を見つけたので、

離れ離れになったんですね。

 

 

でも、ひとりになっても大丈夫!

わたしは、とても、「よい子」だったのです。

 

 

しばらくすると、隣で眠っていた、

ヒゲの白いおじいさんが、

私にもたれかかってきました。

 

 

どうしよう。

すごい気持ちよさそう(笑)。

 

 

なんだか、このおじいさんの眠りを守ることが、

そのとき、私の、何だろう、

使命みたいに思ったんですね。

 

 

ふと見ると、遠くの方で、

ハハが「こっちおいで」って、

手招きしてるのが見えました。

 

 

私は、使命の真っ最中ですから、

そっちへは行けないよと、

手振りでハハに伝えます。

 

 

それでも呼んでくるので、

それでも断りまして。

 

 

やがて渋谷駅について、

そおおっとおじいさんから身を離し、

ハハと一緒に電車を降りたのですが、

そこから一切、

 

 

ハハが口をきいてくれません。

 

 

目も合わせてくれません。

 

 

家についても、ずっとです。

 

 

……なんだろう?

それはそれは必死に考えます。

 

 

でも私は「使命」を遂げたばかりでしたから、

つまりおじいさんに「優しいこと」を、

してあげたばかりですから、何も思い当たりません。

 

 

どんどん時間が過ぎていきます。

このまま、1日が終わっちゃう。

このままじゃ晩ごはんが食べられない!(そこ? 笑)

 

 

背に腹はかえられず、

私はハハに尋ねたのでした。

「どうして怒ってるの?」

 

 

すると、ため息混じりに彼女が教えてくれたこと。

 

 

ハハがひとりで山手線で空席に座ると、

その隣に座りかけた若いお兄さんが、

私とハハが連れであることを、

新宿駅のホームで見てたから知っていて、

 

 

だから、「この席、娘さんにどうぞ」って、

譲ってくれたんだそうです。

 

 

「でも、呼んでも呼んでも、

 しーちゃん来てくれないんだもの。

 お母さん、ほんっっとうに恥ずかしかった!!!」

 

 

そのとき、私は、そもそも、

「反論する」という発想を持っていませんでした

 

 

「私には私の事情があったのだ」、

なんてこと、思いつきもしなかった。

 

 

なにより、私は、おかーさんが大好きでした

 

 

ごめんなさい、と頭を下げて、

それで仲直りしたと思うのですが、

 

 

そのときの私が、40年近く経った今でも、

そう、今でもなお、顔を出すことがあるのです。

 

 

相手と意見が違った時。

私のしたことを一方的に非難された時。

 

 

私は今でも、とても動揺します。

それまで私なりの誠意を尽くしていたとしても、

「間違っているのは私だ!」って、

とっさに思ってしまいます。

 

 

「私には、意見を通す価値なんかないんだ」

 

 

そんな思いが根っこにあることに、

気がついたのは最近のことです。

 

 

「私ひとり謝るくらいで、

 コトが収まるならいいじゃないか」。

 

 

これ、大人の処世術だと思います。

そうしたところで、何も傷つかないならと、

私も、せっせと、謝ってきました。

そうやって潔く謝る自分に、

ちょっとした陶酔さえ、してたくらいです

 

 

でも私は、そのたびにおそらく、

ちゃんと、いちいち、悲しかったのです。

 

 

そこを無視したまま、大人になっちゃった。

 

 

今は、あの日のちいさいしーちゃんを、

抱きしめてやりたくてたまりません。

 

 

ひとりで抱えさせちゃってごめんね。

謝るたびに傷ついているのを、

放置しちゃってごめんね。

 

 

眠りこけてたおじいさんのこと、

よく、ひとりで頑張ったね。

えらかったね。優しい子だね。

 

 

ぎゅうううう!ってしたいです。

よくもグレずに大きくなったよー!(笑)

 

 

「ごめんなさい」って、とても大事な言葉です。

でも、自分を曲げての「ごめんなさい」の後は、

ちゃんと、自分を抱きしめてあげましょう

 

 

だって、あなたが、

あなたの、一番の理解者なのですから。

 

 

----------------------------------

 

ご意見・ご要望があればお気軽にお知らせください。

<お問い合わせフォームはこちら>

 

 

チューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジ

【現在ご提供中のメニュー詳細】

「オガワのお茶会」

「ライフ・ストーリー」

「パートナーズ・ストーリー」

「プロダクツ・ストーリー」

「アメブロ「プロフィール」作成

「心のストレッチ」

チューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジ