1、どうすれば良いのか新型コロナウイルスの感染予防対策

 

 根本的には酸化ストレス・炎症体質を改善することが必要ですが、とりあえずは以下を実践しましょう。

 

 ①マグネシウムを充足する。

 ②呼吸系の保温・保湿に気をつけ、

  外出時はこまめに手洗い、口ゆすぎ、うがい、鼻うがい

  など必要に応じ行う。

 ③体を冷やさない(温かくする

 ④良質な睡眠に心がける

  (規則正しく早寝・早起きを実践)

 

少し補足しますと、

①マグネシウムには免疫力を高める効果があります

 (正確には、本来の免疫力に戻る)。

  詳しくは後述します。

②呼吸系粘膜が乾燥に曝されると粘膜からウイルスが侵入しやすくなる。また、感染部位の体温(温度)が下がると免疫力はガクッと落ちてくる。

 マスクは、特殊なものを除き、罹患者が他人に飛沫感染させないためには有用ですが、ウイルスの呼吸器への侵入を防ぐ類のものではありません。ただし、呼吸系への保温・保湿には役立つでしょう。

 

 また、洗剤アルコールはコロナウイルスのエンベロープ(コロナに見える部分)を破壊する殺菌作用があります。免疫衰弱時には、常に呼吸系粘膜系を除菌する習慣が必要です。

 

③体温が低下するにしたがって免疫は驚くほど低下します。細胞への酸素供給量も激減し代謝自体の低下も生じます。

 

 ④ホルモンの分泌バランスが整います。ストレスの最大の要因が睡眠不足や不規則な就寝・起床にあります。

 

2、免疫が衰弱する要因

 免疫力があれば、コロナウイルスであれ、インフルエンザウイルスであれ、感染・発症することはありません。しかし免疫が衰弱するには次のような要因があります。

 

高齢(リンパ球の産生能が衰弱)、精神的ストレスや、薬を含む有害物質による化学的ストレス姿勢の悪さや筋肉疲労など物理的ストレスなど、花粉症(炎症体質の一症状)、低体温(代謝異常)、内臓脂肪(炎症体質)・・・・などなどが影響するが、個人差が大きい。

 簡潔に血液検査表の白血球の内訳をみて、リンパ球の数値が基準値より低めのヒトはウイルスには弱い体質と考えて対処すると良い。

 

 結局、免疫力が弱いと、ウイルスに感染しやすいというごく当たり前のことが、当たり前に起きることになるだけの事でしかありません。

3、何故マグネシウムが免疫の賦活に寄与するのか?

 この詳細は、別途、受講などにより学んで頂きたいが、歴史的事実のみを記述する。

 

 マグネシウムの効能については、古き時代よりエプソムソルトで知られているように、入浴剤としてリラックス効果や健康増進効果があることは良く知られていた。

 

 本格的に医療用として用いられ始めたのは1900年初頭、フランスの軍医(デルベ博士)により、塩化マグネシウムの経口摂取・静脈注射により免疫活性化の作用があり、がんの予防に非常に効果がること(白血球を増やすのではなく強くする作用)を見い出した。その後、がんの予知症状であるる白板症、過角化症、慢性乳腺炎などを治すことや脳・循環器・消化器疾患、パーキンソン病、アレルギー疾患などに効果があることが見い出された。

 

 1943年、ヌブー博士(フランスの医師)は、塩化マグネシウムの投与がジフテリアの治癒(1~2日で治癒)に有効であり、塩化マグネシウムの免疫活性化作用によりウイルス性疾患にも有用であると考え、ポリオでも同様の好結果を得た(抗生物質はウイルスには効果ない)。

 しかし、このような画期的な発見であったが、当時の医療環境から「新たな成長事業であるワクチン接種への脅威」とみなされ、現代西洋医療界から排除・末梢されることとなり、今日に至っている。

 

 塩化マグネシウムが健康に必要不可欠なミネラルであることは、75年前の勤勉な医学生にはごくごく当たり前の知識であったのです。

 

 百数十年前パスツールやコッホなどによる細菌やウイルスの発見以降、現代西洋医療はそれらを殺菌・排斥すべく抗生物質やワクチンを開発し、私達その恩恵も享受してきた。しかし、反面、耐性菌や変異ウイルスなどの脅威に既に曝され、耐性菌/ウイルスの変異・新薬開発のいたちごっこを繰り返ながら、人類破滅への深みには突き進んでいるのも現実である。

 

 新たなウイルスの発現に“あたふた”するばかりの現実をみるにつけ、商業的に走りすぎた現代西洋医療の限界を感じるのは私だけではないようにも思う。

 

4、摂取の方法

 マグネシウムの充足は塩化マグネシウム(6水塩)の場合、1日2~4gを500cc~1000ccの水に溶かし、水分補給もかねて1日1本程度を摂るとよい。濃くしすぎると下痢等の原因になる場合があるので、薄くして摂るように。

 

 自律神経(交感神経副交感神経)と体への作用の覚え方についてお話します。

 

山にキノコ狩りに行った時に、大きな野生熊に出くわし、凶暴そうなその熊があなたを襲ってきた時をイメージしてみてください。

 

闘争」するか「逃走」するのかいずれか選択しなくてはいけません。いずを選択しても、死の恐怖に曝されると交感神経が極度に刺激され、脳神経からはノルアドレナリンが、副腎髄質からはアドレナリンが最高に分泌されます。

 

 戦うにしろ、逃げるにしろ、最高のエネルギーで対抗できるように、体は気管を広げ呼吸量を増やし、心臓は脈拍や血圧を上げ筋肉へ充分な血液を送り、目は瞳孔を広げしっかり相手の動きを見、視覚神経、運動神経系への血流は最優先で確保します。

 

 逆に、皮膚など末梢血管への血流を抑制し、情報の仕分けや短期記憶を司る海馬への血流は絞り(虚血状態)、消化管(唾液、胃腸など)の活動は抑え分泌系も抑制され、涙腺、排尿、生殖関係など、直ちに生死にかかわらない代謝系を抑制します。

 

 “火事場の馬鹿力!”はこういう状態のときに起きます。

 

 これが交感神経が優位な状態の体内の変化です。また、熊に襲われたとき、戦争などで生死を実感するとき(精神的ストレスが極度に達したとき)以外にも、死別職場社会環境などなど・・・・・・、様々なストレスのを受けた時にも体は大なり小なりこのような作用を被ります。

 

 大きなストレスが海馬に及ぶとアルツハイマー病不妊症にも、小さなストレスでも長く続けば肌荒れシワなど美容にも、また目の渇きや消化機能障害などへと影響が及ぶことにもなります。

 

この交感神経の真逆が副交感神経の作用ということになります。

 

 ということで、前回の、瞳孔、涙腺、唾液腺、気管、心臓、冠動脈、皮膚、血圧、胃腸、消化管、胆のう、膀胱、立毛筋、陰茎、子宮、呼吸運動について、自己採点してみてください。

 

 片頭痛が父兄参観(交感神経優位/血管縮小)などを終え、帰宅後ホッとしたとき(副交感神経優位/血管拡大)に起きやすいのはこういった背景もあります。

 

 この自己採点で、日々生じている小さなストレスなども、自身の美容や健康に影響していたことの発見があるかもしれませんね。

 

 また、自分自身が交感神経優位なのか副交感神経優位なのかを判断するには、血液検査結果の白血球の項目の、顆粒球(好中球・好酸球、好塩基球)リンパ球のところをみてください。

 顆粒球が高めで、リンパ球が低めの場合はストレスが多い証となります(免疫力低下状態)。風邪を引きやすくなったり癌などにもかかりやすくなります。

 

 これは、熊と戦ったり、逃げたるする時(ストレス時)に怪我をし、細菌が体に入ってきても攻撃隊(顆粒球)が優先し退治する仕組みが備わっているのですが、インフルエンザウイルスや癌細胞攻撃隊(リンパ球)は副交感神経優位時(睡眠時やゆったりしている時)にしか隊の増強が出来ない仕組みになっているからです。また、先にも話しましたが、副交感神経年齢とともに弱まっていきますので、年齢を重ねる毎に心穏やかに過ごすことが肝心かと思います。

 

 

 自律神経を簡潔に言うと、私たちの意思とは関係なく独立しすべての内臓、全身の血管や分泌腺をコントロールしている、体内の環境を整える神経です
 だから、私たちの意思で自由に動かす事は出来ませんが、逆に、意識しなくても呼吸をしたり、食べたものを消化するため胃・腸を動かしたり、体温を維持するため汗をかいたりするのが自律神経の働きです。

 

 自律神経にはご存知のように交感神経起きている時の神経・緊張している時の神経)と副交感神経寝ている時の神経・リラックスしている時の神経)があります。
 この二つの神経は、下表に示すように一つの器官に対して互いに相反する働きをしています。

 

 表 交感神経副交感神経の働き

器官   交感神経      副交感神経     

瞳孔   大きくなる     小さくなる     

涙腺   涙が出ない     涙が出る      

唾液腺  量が少なく濃くなる 量が多く薄くなる  

気管   広げる       狭める       

心臓   拍動が早くなる   拍動が遅くなる   

冠動脈  ちぢむ       ひろがる      

皮膚   ちぢむ       ひろがる      

血圧   高くなる      低くなる      

胃腸   活動を抑える    活動が進む     

消化管  分泌を抑える    分泌を高める

胆のう  分泌を抑える    分泌を高める

膀胱   排尿を抑える    排尿する(収縮)

立毛筋  鳥肌が立つ     ゆるむ

汗腺   汗が濃くなる    汗が薄くなる

陰茎   血管収縮(射精)  血管拡大(勃起)

子宮   ちぢむ       ひろがる

白血球数 増加        減少

呼吸運動 促進する      抑制する

 

 ここをしっかり覚えておくと自律神経の作用はほぼ理解できたことになるのですが、丸暗記は難しいと思いますので、次回は非常に簡単な覚え方をお教えします。

 

で、自律神経が年齢とともにどうなるのか、また免疫系へどう影響してくるのかをお話します。

 

☆年齢

 交感神経の働きは歳を重ねても余り変わらないのですが、副交感神経の働きは年齢とともに低下していきます。

 交感神経は末梢の血管を緊張/収縮させ、副交感神経はそれを弛緩/拡張作用がありますが、交感神経が優位な状態では末梢血管への血流が低下し、すみずみの細胞まで栄養や酸素が行き渡りにくくなります(末梢血管の血液量は体全体のほぼ99%であり、60歳では20歳の40%にまで減少するといわれている)。

 

 同時に、副交感神経の低下は消化管の蠕動運動を弱めることになり弛緩性便秘などの原因にもなります。結果、腸内環境の悪化を招き、硫化水素やアンモニアなどの有害物質を増やすことになり、汚れた血液が全身をめぐることになります。

 

☆免疫系

 自律神経は免疫力と深く関わっています。胸腺や骨髄、リンパ節や脾臓などのリンパ器官には交感神経(アドレナリン作動性神経)が作用してていますが、副交感神経(コリン作動性神経)はほとんど作用していません。そのため交感神経直接的に免疫系へ影響を及ぼすことになります。

 

 強いストレスなどで交感神経が高揚すると、白血球の中でも顆粒球(好中球)の数が増加し、リンパ球(特にT細胞)の数が少なくなる(免疫力が低下し風邪などを引きやすくなる)ことが知られています。リンパ球も交感神経が作用するのは抗ウイルス系のT細胞で、抗細菌系のB細胞にはほとんど作用しないことが明らかにされている。

 

 細菌などの攻撃を受けやすい昼間の活動期には交感神経が活発となり、顆粒球やB細胞が細菌の侵入を防御し、就寝時など交感神経の休憩期にはリンパ球(T細胞)が全身をめぐり免疫力を高めるという仕組みが備わっているように思えます。

 

 いずれにしても、交感神経が常に優位な状態では免疫力は低下しますので、自律神経のバランスを適正に整えることが必要となります。

 

 なんとなく、難しいことが書いているように思われる方や上の表を覚えるのが大変と思われている方がおられると思いますので、次回は非常に簡単に理解できる方法の話をします。