F.F.コッポラの最新作
私が若い時に神様のように尊敬していたF.F.コッポラの最新作。
この映画、大昔から作りたいと言っていた企画。
やっと念願かなって、私財を投じて完成した。
でも、”ゲージツ的”過ぎて、配給会社がなかなか見つからなかったらしい。
S.スピルバーグとか、M.スコセッシは、”当たる映画”と”ゲージツ的な映画”の折衷(?)が上手いと思う。映画は、巨額の製作費がかかるから、前衛的な詩集を出版するのとはわけが違う。
興行的成功が見込めないと、誰も出資してくれない。
「ゴッドファーザー」(1972年)は、”当たる映画”と”ゲージツ的な映画”の
奇跡的で幸福な結婚
でも、それ以降のコッポラは、そう言うのがあんまり上手いとは言えない。
「ゴッドファーザーPARTⅦ」とか作っていたら、経済的に左うちわなんだろうけど、
そんなことする人ではありません。
この映画も、コケて、また借金を抱えるんだろうか?
でも、そんな不器用な生き方を、尊敬してしまう私でした。