忘れられた映画
メルカリを始めて、はや2か月。
黒澤作品はほとんど売り捌きましたが、
まるで売れる気配のない「西鶴一代女」。![]()
みんな、知らないんでしょうね~
私も、この作品、レンタルされていないので、わざわざ購入したくらいですから。
何度も、このブログで書いておりますように。
この映画は、寝屋川市の隣の枚方市と縁が深い。
「ひらパー」で撮影されたのであります。
撮影所にどこにも空きがなく、当時菊人形展会場として使われていた大阪府枚方市の遊園地ひらかたパークアトラクションホールで主に撮影され、スタッフ及びキャストは当時営業していたひらかた温泉旅館、鍵屋旅館など京阪本線枚方公園駅前にて営業していた旅館に泊まり込み分宿して撮影を終えた。元々軍需工場で防音装置がなく、付近を走る京阪電車の警笛を避ける為に夜間での撮影が中心となったものの不意の警笛をマイクが拾ってしまいNGになる事もあったという。
井原西鶴の『好色一代女』を、依田義賢が脚色し溝口健二が監督した文芸作品。お得意の長回しや流麗なカメラワーク、そして田中絹代の熱演などが、ヴェネチア国際映画祭での受賞につながった。
奈良の荒れ寺に集まる街娼たち。年老いたお春は羅漢堂に入り、過去に出会った男の面影を思い浮かべていた。御所勤めをしていた13歳のお春は、公卿の勝之介に宿に連れ込まれたところを見つかり、両親ともども洛外へ追放となってしまった。その後、松平家に取り立てられ嗣子をもうけたものの、側近の裏切りに遭い実家へ帰されてしまう。島原の郭に売られたお春は、気に入られた客の住み込み女中となるが、その妻に嫉妬され追い出されてしまった。さらに結婚相手が急死し、世話になった男の盗みが発覚して捕らえられるなど、流転の人生を歩むのだった。
<allcinema>
原作は井原西鶴の浮世草子『好色一代女』で、依田義賢が脚色した。封建制度下の江戸時代を舞台に、男に弄ばれ悲劇的流転の人生を歩んだ女性・お春の一生を描き、溝口が得意とするワンシーン・ワンカットの長回しや流麗なカメラワークが随所で効果をあげた。海外では特に作品を高く評価しており、後のフランスヌーヴェルヴァーグの映画作家にも大きな影響を与え、ヨーロッパ映画界では長回しの流行を生じさせることとなった。第13回ヴェネツィア国際映画祭で国際賞を受賞している。
当時、溝口と主演の田中はそれぞれスランプにあったが、溝口は『羅生門』(黒澤明監督)のヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞に刺激を受けて、本作を並々ならぬ熱意を込めて作った結果、作品は海外で賞を受賞し、田中も一世一代の名演を披露。この作品で両者はスランプを脱することに成功した。溝口は、本作品ののち『雨月物語』(1953年)、『山椒大夫』(1954年)と3年連続でヴェネツィア国際映画祭に入賞している。
このように、歴史に残る名画なのでありますが、長く枚方に住んでいる人でも、この映画のことは、知るまい。知っていても、口に出さない。
おそらく娼婦を描いた暗い話なので、敬遠されるんでしょうね。
誰か、買って~
(699円!)









