16/12/3(土)館山湾! | 三度のメシよりボート釣り

三度のメシよりボート釣り

3代目「さぶろく丸(ヤマハU-19BF)」で東京湾を疾風怒濤縦横無尽に駆け回り釣り三昧。
ヒンカーズジャパンメンバー募集中で~す。

師走か……

ついさっき昨年の師走を迎えたところでしたが。
加速度的に速くなる時間の経過。
それだけ歳を取ったっちゅうことですな。

さて、そんな師走の館山釣行。そろそろ冬の海になってきてますかねー。

宮ちゃん久々の寝坊で、ひとり釣行が頭をよぎりましたが、何とか間に合ってくれました。

6:30の日の出を待って、テイクオフ。
 

車で待機しているときは、予報に反して風がピューピュー吹いていましたが、少しはマシになったかな。

7:13が満潮のようです。凪なら洲崎で朝マヅメをやってみたい。
と思いましたが、少し沖に出ると波があります。
ダメダコリャ!
いつもの○○根に向かいます。

波は、ピッチの短いやっかいなやつです。
ゆっくりゆっくり進んで、根の手前の水深30m辺りで釣り開始!

今回も私はタイラバメインで。
ブリが入ってきているという情報もありますので、ベイトが確保できたら、泳がせもやってみるつもりです。

ンカカカカ……

8:30。
タイラバをつつくアタリ。
アワセを入れますが、空振り。
ヤツか。

フォールでついてきて、巻き上げでまたカカカカ。
うまく針掛かりしましたよ。
 

20cmほどのサバフグ。
スレで掛かってました。

そうか、ショウサイのカットウ釣りみたいにしてもいいのかもね。
本気でサバフグを狙うことはありませんが、あまりにネクタイをかじられるようなら、退治のつもりで釣りまくるのも面白いかもしれません。

水温は18℃。まだまだ温かいです。

風は北~北北東。潮の影響があるのか、ボートは真南へ流れます。
いつものように、ドテラでも流れはほどほどで、釣りやすいです。つまりは潮が効いていないということなんですかね。

○○根の上を通過するコースを流したら、うまく深場を通るルートに入りました。

9:00。
100mから始めて90mのところ、着底から巻き始めでぐぅ~~っと重ーいアタリが。

「ん?何か引っ掛かった?」

グングン

「あ、乗ってる!」

90mの海底から上がって来るやつは?
 

やったー!
どっせーーい!(注:歓声)
タイラバで久々のオニカサゴ!
まともな魚が釣れてよかったー。
サイズは尺チョイのキープクラス。
イケスでしばらく休んでいなさいね。
 

前回もそうでしたが、中層をメインに、結構なボリュームのベイトの反応が出ます。
宮ちゃんにサビキを落としてもらいますが、完全スルーです。
何ですかね。
キビナゴ?コウナゴ?シラス?プランクトン?

オニカサゴが釣れた30分後、ボートは掛け上がりを進んで水深30mまで来ました。

そこで前触れなしのアタリ!
10巻きほど巻き上げたところでした。
下へ下へ突っ込むアタリは、ショゴでしょうか?
そこまでサイズは大きくなさそうですが、まあエソでなければ何でもいいっす!

わわ!やった!
 

34cm。大きくはないですが、キレイなマダイ!
いや、ホントに久しぶりぶりですマダイ。
もう館山で出会うことはないのか!と思っていましたが。
しかもタイラバでなんて、いつ以来??
感激なんですけどーー!
 

これほど完璧な心霊写真も珍しい。
中岡俊哉先生もビックリの3本指の霊体です。
いや、そっちやなしに。
こんな風にかなり鮮明に反応は出るのですが、サビキには完全シカト。
何なんでしょうね??
しかし、揺れるボートの上での魚探画面の撮影は難しいです。
光や心霊が写り込むし、ピントは合わないし。

そうそう、今回使用したタイラバですが、フックとスカートはヤフオクで落としたものです。
個人の手作りなんですが、安くて良さそうだったので、買ってみました。
フックは3本です。
 

よくあるシリコン製のネクタイではないので、フグにかじられにくいというメリットもあります。
ちなみにヘッドはソルティラバーのスライドヘッド100g。他に比べて安いです。

午前中は雲が多めで、風もあったので肌寒かったのですが、昼が近くなって、太陽も顔を出すようになり、暖かくなってきました。
風も収まってきましたよ。

12:45頃、今度は水深70m辺りで、着底してすぐにズシーンとアタリ。
やたら重いだけで引きがありません。
時折グッグッと押さえ込むので、ゴミを引っ掛けたのではなさそうです。

「サメはやめてー」
「エイもいやー」
と祈りながら、ゆっくり巻き上げます。

ユラーリ姿を見せたのは……
デ、デカイ!
 

デカイ!
でかいマトウダイでした。45cm。
ヒラメの外道で時々出ますが、これも久しぶりに釣りました。
今日は何だか調子がいいわぁ~。
それにしても頭デカイ。3頭身。

好調の私とは対照的に、宮ちゃんはスティーブン・セガールよろしく沈黙を守っております。

さらに13:30、水深25mで明確なアタリ!
こちらも上手く掛けられました。
続いてすぐさま宮ちゃんにも待望のアタリ&フッキング。
 

ぐーぐー。
エドはるみではなく、ホウボウであります。
宮ちゃんも、同じくひと回り小さいエドはるみ。

巣に当たったのでしょうか。
ぐーぐぐーぐぐーぐぐー。

宮ちゃん、よかったね。○ボ回避。
 

色んなもの吐き出しましたよ。
カニやエビなど、主は甲殻類ですが、小魚も混じってます。

「さ、そろそろカワハギ行きますか」

今日の締めはカワハギ対決です。
そう、お風呂杯です。
「サイズ問わず、先に3枚釣った方が勝ち」という本日のルール。勝てば今日のお風呂をおごってもらえます。

今の時期カワハギはどこにいるのかしら?
海水温も下がり切ってないから、そこまで深場には落ちてないはず。

迷ったあげく、前回ちょこっとカワハギが揚がった、岸寄りの水深13mで試してみましょう。
そのはずが、アンカリングに手間取り、少し沖目の16mでとりあえずやってみます。

アタリはすぐに出始めますが、クサフグ、トラギス、キタマクラの外道御三家ばかりです。
エサを盗られるだけでもイヤなのに、ハリスを切るわ、針を伸されるわ、折られるわの三重苦もプラス。
本命を釣ってないのに、何本針を交換したか。

粘りに粘って、
 

ようやく本命1枚。
型良しの23cm。
一歩リードしたぞー。
精神的に楽ですよね。

しかし後続かず。
もう少し沖にあったツブ根に行ってみます。
 

宮ちゃんお手製のアサリ剥き身。
カワハギのエサにピッタリな小粒のアサリをスーパーで見つけて買っておいてくれたのです。

前回の釣行にも持参してくれたのですが、出番なく持ち帰りの憂き目をみたものです。
本日が再登板のチャンス。
解凍したら膨張してブワブワのホルマリン漬けみたいになりましたが、必殺アミノソルトで締め直しです。

ツブ根は見つけられましたが、アンカリングが上手くいかず、結局底に少し変化がある18mでカワハギを集める作戦です。

ふたりでアサリの消耗戦に臨みましたが、遂に本命を見ることはありませんでしたとさ。
15:30、無念のストップフィッシング。

大会ルールに充たない結果ですので、お風呂杯はノーコンテスト。また次回だな。
 

他のボーターさんも前後して沖揚がりされます。
前半荒れ気味だったのもありますが、皆さんあまり奮わなかった様子です。
 

キレイなお月様が。
金星?も見えました。

保田のばんやの湯で汗と疲れを流します。
テディベアポーズの宮ちゃんは、湯船の中でうたた寝であります。
 

ホントは新しいラーメン屋を開拓したかったのですが、丸源から10%引きのメルマガクーポンが来てしまったので、いつもの肉そばで反省会。

私はヒンカーズらしからぬ6目達成(リリース除く)。
ホウボウとサバフグのみの宮ちゃんに大きく差をつけてしまいました。

青物らしき反応が出たときは、ジグを落としたりもしますが、基本タイラバでストイックに攻め続けたのが良かったのではないでしょうか。
見ようによっては、ひたすら機械的に巻いては落とすを繰り返すタイラバは退屈に思われがちですが、ところがどっこい、そのシンプルなルーティン(五郎丸以降、ルーティンという言葉は使いにくくなりました……)中、ターゲットからの様々な信号を受信することに気付かされます。

フォールでついてくるアタリ
着底寸前の前アタリ
着底からの巻き上げで反射的に出るアタリ
ついばむアタリ
引ったくるアタリ

ひとつひとつのプロセスと結果を積み重ねることで、テクニックは磨かれるわけですよね。どんな釣りでもそうですが。

釣りの醍醐味、ここに極まれり!

次回は12月10日の予定です。今年の釣り納めになります。

ホントは外房ヒラメチャレンジを考えてましたが、我々の釣りのスタイルは、私の異名「内房の五目王子」(自分で名乗ってるだけですが)の通り、基本五目釣りなんです。
気の向くままに、あっちフラフラ、こっちヨレヨレと、釣りたい魚、食べたい魚を求めて、食べる分だけ釣るのが楽しいのです。
なので、また館山湾にしようと思います。

見かけたらお気軽にお声掛けください。

では、アディオ~ス!
 



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