前回の続き。
そういうわけで、自立した独居老人だった母が入院して、1年ぶりに親の介護ライフが帰ってきたのを自覚したワタシ。
そうは言っても、介護漬けはゴメンである。
そろそろ、「自分の生活」を取り戻す。
なにしろ、長期戦だ。
ガマンガマン、では続かない。もたない。
そうは言っても、当面、可能な限り、「平日、15時〜17時」の面会には通う。
刺激の少ない生活をしていたり、入院や施設入居で家族と離れたりすると、一気に認知症が進む、などと言われる。
ワタシの母は、まったく認知症っ気はなかったのだが。
入院して面倒を見てもらえることに安心したのか、あっという間に、言うことがおかしくなってきた
父がおかしくなったときと、そっくりなことを言うのも、これまた可笑しい。
LINEで妹に伝えて、ネタにする。
「あっちの人には言わないで、って言ってる」とワタシ。
「あっちの人って誰?(^o^;)」
「知らん(*_*)」
…という風に。
ひどい娘たちと思われるかもしれませんが、どちらも医療免許持ち(妹は現役)で、この手の会話は日常茶飯事。
「母の悪口」も、姉妹のコミュニケーションツールであ〜る。
面会から帰ってきたら、放送大学の「合格通知書」が届いていた。
再入学で割引の入学料18000円と、最初の1科目(2単位)分11000円。
合わせて29000円を支払う。
放送大学の支払い方法も、最近になって急速に多様化して、便利になったよ。
ワタシが今利用しているのは、ゆうちょ銀行のATMで、自分のゆうちょ口座からの振込。
「お金を下ろす」手間が省けるのが便利。
もはや、最安かどうかは調べていない。
それほど大きな「オトク」でなければ、ワタシは「手間がかからない」を選びたいからね。
ならば、調べるのはナンセンスだろう。
さほど興味がなく、「それ、知らなくてもいいんじゃない?」ということは、検索しないことにした。
これだけで、心がずいぶん軽くなる。
「情報」って、意外と重いんだな。
ああ、早く札幌に帰りたい
「ひとの心」とは不思議なものですな。
母の体調とは無関係に、ワタシはもともと、今回は漢検が終わる10月下旬まで藤沢にいる計画だった。
だから、「早く札幌に帰りたい」などと思うはずがないのだ。
自分の意思に反して藤沢にいなくてはいけない、と思った途端に。
札幌に帰りたいなあ、北海道へ逃げたいなあ、という気持ちになったのだ。
今年の夏、北海道滞在時に撮った写真を眺める。
札幌競馬場。楽しかったなあ。
小樽築港の石原裕次郎。
「おれは待ってるぜ!」と言っている気がする。
そういえば、母が若い頃大ファンだったらしいぜ、裕次郎。
北海道の「あのおじさんたち」の声が聴きたいわあ。
長年の「北海道愛」とは全く関係なく、コロナ前から気に入っていたおじさんたち。
二拠点生活を始めてから特にはまっているのが、「明石のいんでしょ大作戦」
番外編はポッドキャストで聴けるから、関東でも楽しめる。
そんで、明石英一郎さんの軽妙なおしゃべりを楽しめる動画を見つけたので、ずーっと聴いてるよ。
お気に入りの「北海道のおじさんたち」もう一人は木村洋二さん。
この方は、TVKが流している北海道ローカルの番組で、神奈川県でも割りと簡単に見られる。
公式YouTubeチャンネルもあるので、ときどき見る。
映像を見ないといけない(?)ので、BGM代わりにならないのが困るんだが。
実はワタシ、STVラジオのリスナー参加番組で木村洋二さんとおしゃべりしたことがあるのだ
「北海道の楽しいこと」を思い浮かべてたら、なんだか楽しくなってきた。
昨年、「2拠点生活」を始めたとき、こんなことをブログに書いた。
母が元気な間は、ちょこちょこ行き来する「2拠点生活」
介護や看病が必要になったら、藤沢常駐で、ときどき札幌へ息抜きに行く生活。
母を見送ったら、今度こそ愛憎入り交じる(?)藤沢とはおさらばして、札幌へ本格移住。
「最初のフェーズ」は、あっけなく終わってしまった。
これからは「第2フェーズ」
藤沢常駐で、ときどき札幌へ息抜きに行く生活だ。
なるべく長く、続きますように。