今回は『岩茶』
紫砂急須で煎れると美味しい
有名なのが大紅袍や武夷水仙 武夷肉桂等
場所は福建省武夷山
武夷四大銘茶
・大紅袍
・水金亀
・白鶏冠
・鉄羅漢
武夷五大銘茶なら プラス
・半天腰
古い岩茶は
炭のような香も無く
味もまろやかで柔らかい
のぼせる事も無いので 夏の暑い時に飲むと良いそうです。
最初のお茶は
2008年 古い武夷肉桂(品質はさほど良くない物)
茶葉の量は7.4g
湯の量は140㏄
湯の温度は100度
1度茶葉を洗う
時間は45秒
味を見るため今回は磁器の蓋碗を使用
(岩茶 普洱茶は大き目 厚みのある茶器が台湾の流行)
湯の色は紅橙色
岩茶の古い茶葉は保存がし易い
湿気のある場所は避けるが
大きな袋に入っていると
密閉し辛いため 湿気が入りやすい
焙って湿気を出す
岩茶や白茶の古い茶葉は
封を開けて一日置く 『醒茶』
少し空気を通し 美味しくなる
この時に使用する器は紫砂の茶筒
『醒茶罐』を使用
(ちなみに円盤状に固まった茶を崩すと美味しい期限は2日間程)
1回目
2回目
古い茶葉は果物の味がする
古い岩茶の茶葉は 銀製の急須で煮ると
醇厚、柔滑、甜和
2番目のお茶は
2014年秋(品質の良い茶葉) 新しい武夷肉桂
茶葉の量7.4g
湯の温度100度
湯の量140㏄
器は磁器の蓋碗
茶葉の香りや色など見やすくするため
(通常は紫砂急須)
1回洗う
湯色は濃い紅橙だが 明るく澄んでいる
発行程度の違いで湯色が変わる
この茶器 変わった色なので
先生に聞いてみました。
景徳鎮でよく見る藍とは違い
若干濃い落ち着いた色
他に『霁藍』があるそうです。
2回目のお茶
次のお茶は『黄観音』2008年
鉄観音とは違いう茶葉
鉄観音と黄金桂の掛け合わせ品種が『黄鉄音』
特徴
発酵程度 乾燥程度がしっかりしている
湯の温度は100度(新茶は95度)
湯の量は140㏄
器は磁器の蓋碗
湯色は濃い橙色
香が良く 口の中に韻が残る
次のお茶は2008年『千里香』
茶葉の量は8g
湯の温度は100度
湯の量は140cc
器は磁器の蓋碗
香は発散する感じ
(普通肉桂は沈む感じの香)
炭の香は無く
果物と蜜の香『果蜜香』
味は蜜のように甘く滑らかで飲みやすい
茶殻は厚みが有り しっかりしている
最後のお茶は
2006年『大紅袍』福建省
古い物は紫砂急須で煎れる
湯の温度は100度
湯の量は160cc
器は紫砂急須
韻蜜香が口の中に長く残る
今回の茶は ここまで