本日、令和3年4月27日、臨時会が開かれました。
マスコミで話題になっています「冨田裕樹池田市長」の
いよいよ審査が、この臨時会で話し合われました。
特別委員会、別名 百条委員会は、議会が設置した
委員会で、その報告書が百条委員会の委員長から
議会の議長に手渡されました。
その報告書を受け取り、議会で審議していいかどうかが、
はかられました。
大阪維新の会池田は、今回の百条委員会の設置に
反対したから、この百条委員会に参加出来ず、
これは民主主義に反すると従来からの主張を
言い続け、その成果物に対しては、秘密会もあり、
内容に関しては、審議が出来ない、わからないと
主張しています。
事実、そこで喚問された方へのアプローチを
別の角度でいろいろと弁護士を使って調査が
議会人として可能であったのですが、百条委員会の
参加が出来ないことで、すべて傍聴のみの出席で
詳しいことが全く分からない状況であります。
それを、報告書が出来ました。よろしいですか?
と言っても、賛同できず、また、検察に虚偽報告で
告訴しますと言っても、秘密会で全くわからない内容に
賛同することも出来ないので、すべて退席を
させて頂きました。
今回の不信任決議案に対して、大阪維新の会池田
市議団は、この百条委員会の報告書に基づいた
内容で、この決議案を否定したわけではありません。
決議案の可決で、今、このコロナ禍の中で、
市長選挙をすべきかどうか。まして可決で市長サイド
から可能性がある市議会選挙、またはダブル選挙
までも、この時期にすべきかどうか、我々は、この
コロナ禍であるからこそ大きな焦点として、
反対したのであります。
市民の安全・安心、そして生命をお守りする為にも、
議会自ら、この緊急事態宣言が発令中に、可決する
ことが妥当であるのか。
今、吉村知事が大阪府民の為に、一生懸命頑張って
いる中で、医療現場での従事者、関係者、そして
時短要請をお願いしている飲食店を始め、数々の
関係者に多大な影響を及ぼしている中で、任期途中の
選挙を市民が果たしてどう受け止めるのか。
いい加減にしろ!と言われるのが、市長だけであるのか。
議会も不信任案可決する行為は、市民にとって、
果たして本当にいいのか、大いに問題があると
大阪維新の会池田は判断した次第であります。
下記の原稿は、私、安黒善雄が、壇上から訴えさせて
頂いた生原稿であります。
【『不信任案』反対討論】
ただいま提出された「冨田裕樹市長の不信任を
求める決議案」について、私は大阪維新の会池田
市議団を代表して、「不信任案」反対の立場で
討論をさせて頂きます。
今回の百条委員会には、大阪維新の会池田は、
設置反対によって参加ができないという民主主義に
反する行為で、議会での弁護士費用を使った
調査権も使えなかったのは、非常に残念でありました。
よって、確かに成果物である報告書に対しては、
秘密会もあり評価が出来ないということで、
退席をしています。
しかし、今回の不信任案に関しては、昨日の
冨田市長の辞任会見で、「世間を騒がせ、市政を
停滞させ、心よりおわび申し上げる。けじめと責任を
取るために、市長を辞職させていただく」と述べています。
辞職の時期は、高齢者への新型コロナワクチン接種に
一定のめどがついた後として、明言を避けたと昨日は
マスコミも放映していましたが、本日の緊急質問でも
明らかなように、高齢者ワクチン接種が終わる7月中を
メドに辞任するとおっしゃっています。
これは政府方針にも沿った線引きでもあり、
一定の妥当性があります。
市長を信じられないとか、また虚偽だとか言っていたら、
何もかも前に進みません。ここは、市民の為にも
我々議会は、市民により安全・安心な環境、
このコロナワクチン接種に全力を期す行動が必要であり、
その為に、冨田市長も任期中には全力で取り組んで
いただくことが必要だと思っています。
冨田市長が辞任するとおっしゃっています。不信任を
出す前に意思をはっきりと述べておられます。しかし、
議会がその意思を無視して、不信任案を可決すると
いうことは、このコロナ禍の中で、緊急事態宣言
もしくはまん延防止等重点措置の発令中に、早急に
選挙の選択を議会側が行ったと市民から思われて
しまいます。別に、冨田市長を擁護しているわけでは
ありません。市民目線で、こんな時期に何をしている
のやと、市民からおしかりを頂くのは、市長だけでなく、
議会も同様であります。
議会選挙、市長選挙の同時選挙の可能性もあると
言われている中で、そのような可能性のあることを、
あえて議会が出す必要はありません。
ここは冷静に池田市民の命と真摯に向き合う対応を
議員一人ひとりにお願いしたいと思います。
万が一、市議選挙になれば、約7,000万円。
市長選挙で、約3,000万円。合計約1億円。
市民が聞いたらはっきり言って、怒られます。
そのような可能性がもしあるのなら、ここは冷静に
考えるべきであります。
この時期、池田市は新型コロナウイルス感染症に
追われて、各病院、特に新型コロナウイルス感染症の
指定病院になっている市立池田病院においては、
医療従事者をはじめ、またそこに感染症で入院
されている方々、また市内の時短要請で非常に
ご苦労をお掛けしている飲食店をはじめ、
多くの関係者の市民の皆様、またその業種の方と
取引されている方々は、みんなこの感染症の対策に
追われている訳でございます。
そんな市民のご不安を、我々10万市民の負託を
受けた22名の議員が市民から直接相談を受け、
しっかりとお守りしていく為に、いかに市民の為に
感染症に対する対策を協議するか、それが一番、
この時期に重要ではないかと思われます。
全国で死者総数が、昨日には累計1万人の大台に
乗りました。本市でも今月に入り急激に増加し、
700人もの感染者が出ている現状であります。
ここは議会の皆様には、冷静に判断して頂きたいと思います。
よって以上より、我々、大阪維新の会池田 議員団は、
この度の議員提案の「不信任決議案」に対して、
反対させて頂きます。
以上が、「冨田裕樹市長の不信任を求める決議案」に
対しての反対討論の原稿であります。