ども、あぐりんです。

 

さすがに今回は前置きなくビフォーアフターの記事を書いていくよ。

 

これまでの「間取りのビフォーアフター」の1回目と2回目の記事のリンクを載せとくね。

 

「なんということでしょう」間取りのビフォーアフター その1

「なんということでしょう」間取りのビフォーアフター その2【赤入れ編】

 

んで今回は3回目ということで、

ターゲットとなる間取りの2階部分を添削していくぞい。

 

2階は12箇所ね。

チェック箇所は↓のとおり。

順に解説していくよー。

 

 

⑫階段ホールの窓

 

1間の大きなFIX窓を付けてるんだけど、

ここが開閉できないと1階からの風が抜けないんだよね。

 

1階の間取りと合わせて見れるといいんだけど、

この家は通風がかなり良くないってのがわかる。

 

あと、この窓はすりガラスにしとこうか。

 

⑬⑭⑮内部建具の開き方

 

2階の3部屋とも共通して外開きになってるのね、扉が。

 

「セオリー」は居室の場合は内開きなんだ。

 

これは廊下に誰がいるのかわからないので、

扉を部屋から開けた時に廊下にいる人にぶつかる危険性があるという理由からなんだ。

 

たとえば部屋の扉が付いている一直線の廊下を想像してほしいんだ。

 

これ、全部外開きだったらどう思う?

 

この間取りの場合は2階ホールが広いんだから、

内開にすると扉のところ邪魔になるから外開きにしたい!ってホントよく聞くんだよね。

 

それのほうが部屋が広く使えるじゃんってね。

 

これね、図面だけで検討してるからそう感じるだけで、

実際に生活してるとこ想像してみって話しでいつも丁寧に伝えてる・・・って、話が長くなりそうだから今回は割愛するね。

 

内開きにせよ外開きにせよ、

扉のある半畳分は物を置けないからね、通れないし。

 

ただしトイレは別ね。

 

トイレの「中」で倒れた場合に外開きじゃないと、

外から開いて救出できないからってのが最大の理由。

 

⑯西側の引違い窓

 

これ、一見すると「何が悪いん?」って思ったと思う。

 

悪くはない。

 

ただね、この部屋、通風良くないぞ。

 

それにこの位置の部屋は夏は灼熱、

冬は極寒になりやすい位置でもある。

 

なぜか?

 

それは今僕がこの記事を書いているのが、

まさに北西の角部屋だからなんだ!(笑)

 

基本、風は南北に抜ける、「基本的には」だよ。

 

それに外観を考えると、

この家の顔にあたる面でもある。

 

ここは風通しと外観デザインをたえず意識して同時に考えていくべき、

この家の重要度の高いところでもあるんだ。

 

⑰収納の奥行き

 

これも1階のリビングの収納のところでも書いたんだけど、

この収納も奥行きが押入れサイズの910㍉(3尺または半間とも言います)あって深すぎるの。

 

布団の生活をするんなら、

この奥行きで三つ折りできれいに納まるんだけどさ、

その割には扉が引違いなの。

 

収納の幅が1365、有効で1250くらいなので、

引違い戸だとその半分しか一度に開かないから

結局開く幅というのは630くらい。

 

630の幅に布団を入れるとしたら、

まず布団三つ折りにしてさらに半分の位置で折りながら押し込むことをする必要がある。(わかりにくいよね(汗))

 

要はこのままじゃ布団入れにくいから引違い戸じゃなくて3枚折れ戸にするならOKかな。

 

折れ戸なら全部開くしね。

 

でもこの子供部屋はベッドになるんじゃね?

 

ってか、間取り図にはベッドと机を置く想定になってるじゃん(笑)

 

なのでこの収納の奥行きはこんなにはいらないでオッケ。

 

⑱引違い窓その2

 

南西の子供部屋は通風、採光ともに悪くはないと思うけど、

西面のこの窓のサイズはさすがに暑いでしょ。

 

ここは夏が灼熱ね、西日ね。

 

常に遮光カーテン締めっぱだわ。

 

その代わり冬は暖かいと思うよ。

 

あとできれば西面がこの家の顔(ファサード)にあたる面になるので、

北西の子ども部屋の間取りとあわせて重要度がかなり高いところなんだ。

 

この西側の二部屋を常に意識して、

1階の間取りから全体を変更をしていく感じなのね。

 

⑲⑳引違い窓の位置

 

これ、なんで入隅に窓を付けたんだろう?

 

部屋の真ん中に付けてもいいのにね。

 

真ん中に付けても出入りできるし。

 

ここに付けた意図がわからない。

 

㉑バルコニーの幅

 

これもなぜこの幅でやめたのか?

 

逆に隣の子ども部屋のほうがバルコニー長いのはなぜ?

 

ここも⑲⑳同様に意図が伝わらない。

 

㉒2.5帖の書斎

 

せっかく2.5帖も書斎を取っているのに、

1帖分が通路に取られている。

 

しかもここも風が通りにくいため

パソコンとか起動しているとかなり熱がこもりそう。

 

自分がこもるんならいいけど、

熱までこもっちゃね、うまいこと言った?(笑)

 

開口の位置さえずらせばこの書斎は良さそうかな。

 

㉓2.5帖のウォークインクローゼット

 

さて、この位置のウォークインクローゼット。

 

典型的な八方塞がりなので、

風が全く通らなくてかなり埃っぽくなると思うんだよな。

 

換気システムを付けたとしても、

ここに結構服が密集することを想像すると通風用の小窓くらいはあってもいい広さだよ。

 

ここに小窓があるだけで主寝室の南側からの風の通り道にもなるから、

ぜひ小窓は付けておきたいところ。

 

 

という具合でこの「間取りビフォーアフター」第一弾の元プランの間取りの添削は一通り終わりました。

 

もう1・2階一回出しとくとこんな感じだった。

 

 

この間取りの立面図ならびにファサードはこんな感じね。

 

 

今回最重要ポイントといったのはこの西と南面ね。

 

ここの角度の外観を意識しつつも

間取りや動線、通風、採光、家具レイアウトを三次元脳で考えていくんだ。

 

んでねここからが重要なんだけど、

間取りのアドバイスとか添削ってこうやって赤入れするところまでだったり、

または多少中のレイアウトや動線を変更したりするところで終わることが多いんじゃないかなと思う。

 

でも本当はね、間取りを変更したり添削するんなら、

パースまでとは言わないけど、

立面図くらいは最低限作って提案して当たり前だって思ってる。

 

ヨーロッパの街並みってどこも美しいでしょ。

 

日本だと京都とかさ、

景観守ってる地域ってやっぱ美しいじゃん。

 

外見が良ければ中の間取りは大した事ないのかっていうと、

決してそんなことないというか全然いいよ。

 

ヨーロッパの街並みがなんであんなにキレイなのかって知ってる。

 

それはね、外観デザイン、つまりパブリックな側から作ってるから、

外観の統一感と美しさがあるんだよ。

 

外観ってパブリック、公共の目に晒されるわけじゃん。

 

よくさ、洗濯物とか布団をバルコニーに干してるのって、

外から丸見えになるからカッコ悪いよねーって言うじゃない。

 

僕からしたらその家の外観そもそもが、

洗濯物干してる感じに見えちゃうの。

 

全部が全部とは言わないけど、

間取りから作る家ってねそれと同じってどうしても見えちゃう。

 

なので間取りを提案されたら、

そこに外観がわかるもの(立面図や外観パース)があるかどうか。

 

これが設計する人の一つの目安になるから、

もしまだ書いてもらったことなかったらお願いしてみてね。

 

「家」って中も外も合わせての家だからさ、

片方だけじゃあね。

 

というわけで「間取りのビフォーアフターその3【赤入れ2階】」でした。

 

 

じゃまたこのへんでー

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