1年 木場 崇大 | 青山学院大学男子ラクロス部

青山学院大学男子ラクロス部

2024年度
チーム理念『ALL BOX MEMBER』
スローガン『X』〜徹底的に追い求める〜

えいしと一緒にITを教えてもらっているしおんから回ってきました今年中にはITを終わらせたいと思っている1年PLの木場崇大です。

抵抗も虚しく1年生のラストバッターとなってしまいました。
僕はたいとと同じくブログが大好きで、青学は勿論のことながら他大学のブログもたくさん読ませてもらっていますが、いざ自分の番となると何を書いていいのかわかりません。1年生最後ということもあり期待されるかもしれませんが、残念ながら期待に応えられることはなく拙い文章となってしまいました。ですが、頑張って書いたので最後まで読んでいただけると幸いです。期限ギリギリに書くのが嫌でちょっとずつ書いていたこともあってみんなと被るところもいくつかありますがご承知おきください。

では。

サマーを振り返って
5月からラクロスを始めましたが、右も左も分からず壁の重要性もよくわからない状態でした。ただそういう中でも練習を重ねていき、いろんな大学と練習試合をしていく中で段々と勝てる試合が増えていき、自分たちは強いんじゃないかという思いが強くなっていきました。特に、夏合宿で対戦した一部校との試合の勝利は大きな自信となったと思います。「これ本当に優勝できんじゃね」そう思った人も多いと思います。何を隠そう自分もそのうちの1人でした。
サマー当日
初めて出る公式戦で会場に着いた時には既に沢山の人がいて試合が行われていました。
試合が始まるとものすごい歓声が聞こえてきてボックスからの声は愚か、フィールドで戦っている選手とのコミュニケーションもままならない状態でした。緊張と興奮で体がふわつき試合序盤は自分の体をうまくコントロールできていませんでした。正直、ここまで緊張と歓声があるとは思っていませんでした。やっぱり普段の練習の中でどれだけ本番を想定してできるか、ここに尽きると思います。
ラスト30秒1点リードの状態で、青学にフリーシューが与えられ、「もう負けることはないな」ボックスの中でそう油断していた自分がいました。フリーシューが外れ相手ボールのリスタート、青学のライドが外されやばいと思いましたが、もうどうすることもできず気づいたら点数を入れられていました。そのまま試合が終了し、点数が分からなかったのですが学習院の選手が喜んでいるのを知って負けたんだと知りました。あの瞬間は恐らく忘れる事ができないと思います。勝てると思っていた試合がこんなにもあっけなく終わってしまい、試合が終わった後にはとてつもない虚無感に襲われました。育成や応援してくれた先輩たちにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
結局、僕らが負けた学習院は準優勝し、合宿で勝ったはずの早稲田が優勝しました。本当に優勝が見えていた中でのこの結果で、決勝トーナメントが終わった後ももっとできた、優勝できたとタラレバを話していましたが終わった後にどんだけ足掻いても一回戦敗退。これが僕らのサマーの結果であり、結局本番で勝たなきゃ意味がないということを改めて実感しました。


育成リーグ
準決勝で早稲田に敗れ3位決定戦で中央と当たることとなりました。上級生の体調不良や怪我などが重なり、ありがたいことに2枚目として出させて頂きました。ここでアピールできればといったところでしたが2Qの始まりで足首を挫いてしまいました。結局、100%でプレーできることはなくチームとしては勝利したものの心の底から喜ぶことはできませんでした。
Q間で中央の選手と少し喋りましたが、あの試合、中央は7割近く1年生が出ていたそうです。それにもかかわらず、青学の上級生と互角にやりあえており、プレーの技術・判断・思考の深さまで我々の1段2段も上でした。自分は上級生からの指示なしには動く事ができず、ちょっとできたからって自惚れていたのを恥ずかしく思います。まだまだ自分の至らなさを痛感したと同時に見ている世界が狭いんだなと感じた1日でした。




ある先輩が言っていた事が忘れられないのでここに残しておこうと思います。
その時は、最近モチベーションがないといった内容の話をしていました。その先輩のモチベはなんですかと聞いた時。「お金とかいろいろ迷惑をかけている親が試合を見てくれている時に自分がボックスにすら入れないのはなんだか申し訳ない気持ちがわくんだよね。恩返ししたいかな。あと、結局自分でやろうがやるまいがきついのは変わらない。モチベがなくても朝練には行かないといけないし、壁もいかなきゃいけない。そこでちょっと逃げたところできついのは変わらない。試合で負けて、試合に出られなくて、結果が目に見えてこないのはもっときつい。だったらきつい時にきつい選択ができた方があとが楽だよね。」って話をしてくれました。その話はかなり印象的で僕がその日からの行動の1つの軸にしています。些細なことだったから話してくれた先輩は覚えていないかもしれないけれどありがとうございます。


感謝
想いを伝えたい人はたくさんいますが今回は僕たちをここまで育て上げてくれた育成の方たちに感謝を伝えたいと思います。

翔さん
リーグ戦期間真っ最中なのにも関わらず一年練に来ていただいて本当に感謝しています。運営は蓮さんが主にやってくれていますが、裏でのミーティングや戦術のインプットや夜練で教えてもらっていて本当にありがたいです。

伏見さん
家が近く車もよく乗せてもらってありがとうございます。伏見さんの練習中や試合中の声がけで場が和み、みんながやる気に満ち溢れています。怪我をしていて難しい状況にも関わらず、応援や育成などの自分に与えられた役割を全うする姿は本当にかっこいいです。

直起さん
壁も一緒にやっていて気づいたら2時間なんてこともざらにありますが、直起さんが楽しそうにラクロスをやっているのを見ているとなんだかこっちも楽しくなります。新歓で一番最初に声を掛けてくれたのが直起さんで、そこからリハビリや自分の練習もあるのに1年練に混ざり色々教えてくれてありがとうございます。

樋口さん
社会人という忙しい立場にも関わらず、練習に来てくださってありがとうございます。樋口さんのラクロスIQの高さに驚かされるばかりで、練習に来てくださるたびに新しいラクロス観が増えており、現役の時のプレーをこの目で見たかったです。ウィンターでは樋口さんに教わったことを存分に発揮したいと思います。

蓮さん
まずは僕たち37期の育成コーチになっていただきありがとうございます。最近は備品も載せてもらっていて助かっています。蓮さんの車に乗って学校にいくことももうできなくなるとやっぱり寂しい気持ちです。ブログを読ませていただきましたが、怪我や教職など僕ら1年生には到底推し量れないであろう苦悩や葛藤、困難もあったであろう中で育成コーチという選択をしていただいたこと本当に感謝しています。練習中は熱くラクロスのことを教えていただき、練習が終わった後には僕らと談笑する。1年生の話題はほぼ筒抜けで、同期かと思わせるほどにまで僕らと親密な関係で、蓮さんが育成コーチで良かったと心から思います。上級生との架け橋にもなってくださり、それこそが今年の浜野組の強さの1つであると思います。最後まで蓮さんと共に闘い、よい結果を残して引退してもらいたい気持ちでいっぱいです。

ラクロスを初めて半年とちょっと。同期だけでできる練習と試合も本当にあと数えられるほど。正直1年生だけでもっと試合がしたいというのが本音です。人数は少なくて性格もプレースタイルも十人十色でそれぞれ癖もあるけれど、結局みんなと過ごしている時間、ラクロスをしている時間が最高に楽しくて好きです。ウィンターにむけてみんな色々な想いを抱えていると思うけど、自分は正直めちゃくちゃ燃えています。確かに厳しい試合になることは分かっていますが、ここで俺らが勝てたらめちゃくちゃ面白い。難しい試合に勝った時の喜びはたぶん他の何にも変え難いと思います。それこそが大学に入ってまでスポーツをやる意味があると思います。何よりみんなもっと自信を持っていいと思う。それはプレイヤーだけではなくスタッフもそう。やってきたことを信じて全力で自分たちの強みを活かせば必ず勝てる。
負けるビジョンなんて1つもいらない。勝とう。



これにて1年のウィンターブログは終わり、次は育成の方々のブログとなります。お楽しみに。