スイスで開催中のWEF(世界経済フォーラム)のダボス会議

 

その会議の中の一つ

「健康と食料安全保障のための気候に強いシステムの構築」

参加してる5名

シェリル・ムーア (ウェルカム・トラスト)

ヴァネッサ・ケリー氏(シード・グローバル・ヘルスCEO)

バイエルAG CEOビル・アンダーソン氏

ブラジル保健大臣ニシア・トリンダーデ・リマ氏

国立医学アカデミー会長ビクトル・ザウ氏

 

 

話の中身はこちらに詳細ありました↓

 

 

持続可能な開発目標(SDGs)に向けた進歩は気候変動によって逆転されており、最近のCOP28での約束にも関わらず、危機に対処するための資金には不足があると世界保健機関(WHO)気候変動担当特使のヴァネッサ・ケリー氏は語る。 Change and Healthはダボスで開催された世界経済フォーラムのパネルディスカッションで語った。

 

シード・グローバル・ヘルスの最高経営責任者(CEO)でもあるケリー氏は、地球の気温上昇はすでに産業革命前を1.4℃上回っており、現在世界は2.4℃上昇に向かっていると付け加えた。

 

「気候と健康のために多額の資金が投入されました。10億ドルが約束された」とケリー氏は語った。「しかし、そのうちの8億ドルは事前に約束され、あらかじめ割り当てられたものであるため、これは新たな資金ではありません。そして、これは使えるお金ではありません。私たちはここダボスに座っていますが、これは世界最大の富の一部です。したがって、この瞬間に私たちが何をしなければならないかを議論するとき、私たちは今、そのギャップにどのようにさらに踏み込むことができるかを考えなければなりません。」

ケリー氏は「気候変動が健康に影響を与えるとき」と題された イベントで講演した。

 

 

2023 年は地球の気温記録を破り、産業革命以前よりも 1.4℃上昇し、2015 年のパリ協定で定められた目標値 1.5℃にわずかに届かないところにあります。

 

 
この会議の中でこの人の発言に注目

気候変動に強い農業の推進

世界最大の製薬・バイオテクノロジー企業バイエル社のビル・アンダーソン最高経営責任者(CEO)は、異常気象のせいで作物が定期的に不作となり、多くの国が食料不安に苦しんでいると述べた。 

バイエルAG CEO、ビル・アンダーソン氏

 

アンダーソン氏は、彼の会社が、極端な気象現象の際に茎が簡単に曲がったり倒れたりしないように、そして農薬の散布を容易にするために、10フィートではなく6フィートまでしか成長しない低身長のトウモロコシに取り組んできたと述べた。
バイエルはまた、多くの国で主食作物である米からのメタン生成量の削減にも取り組んでいます。メタンは大気中に数十年間しか留まりませんが、二酸化炭素の 28 倍の強力な温室効果ガスです。 

「私たちはそれ(米)を、必要な水が約40%減り、メタン生成量が90%減る、いわゆる直播米に置き換える機会があります。つまり、これらは農家にとっても、食べる人にとっても、そして環境にとっても良い例なのです」とアンダーソン氏は語った。

 
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バイエルAG 
ドイツに本社を置くライフサイエンス企業  化学工業・製薬
2016年にモンサントを買収してます。
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バイエルCEOの発言の日本語訳

 

”水田稲作は温室効果ガス・メタンの排出源”

 

 

アジアのほとんどの地域では、いまだに田んぼに水を張る必要がある伝統的な方法で米が栽培されている。

畑に水を張ると、基本的に水で雑草を殺すことになる。それはいいように聞こえるが、大量の水を必要とし、雑草の嫌気性発酵を引き起こす。

雑草は基本的に水中で分解される。

そうするとメタンが発生する。

実際、米の生産はメタンの最大限の一つであり、温室効果ガスの排出という点ではCO2の何倍も有害なのです。

 

 

まあよくもこんなプロパガンダ言いよるなぁ

 

アジアの水田をターゲットにして、バイエル自社の直播米を浸透させる予定なんでしょうね。

 

グローバリストの利益優先。

 

今後日本政府がこの発言に関する何らかの政策を出してくるかもしれません。それは全力で止めないと。

 

 

 

 

似たような出来事はオランダで起き、オランダでは農民が抗議して勝利しました。

 

 

2022/12/7

 

グリーン アジェンダ

 

現在、この取り組みはドイツにまで拡大しており、農家は肥料の使用を 20% 削減することを余儀なくされています。

 

ドイツのニュース アウトレット Bildは、ノルトライン ヴェストファーレン州の使用可能な全農地の 3 分の 1 がこの新しい制限に該当すると報告しました。

 

 

「小麦畑が最適な収量のために 200 キロの肥料を必要とする場合、農家は今では 40 キロ少ない肥料を使用することを余儀なくされます」と、ある地元の農家、エーリッヒ・グッセンは説明しました。「それは収量の低下を意味し、小麦の品質が低下します!」

 

グッセン氏は、収益が深刻な打撃を受けることになる農家の間で「大きな憤り」があると付け加えた。

国内の他の連邦州も間もなく、農家の肥料使用量の削減を余儀なくされる可能性があります。

 

農家は数え切れないほどの抗議でこの措置に抵抗してきました。

8 月には、オランダの農民グループが、グローバルなグリーン アジェンダの「ダブル スタンダード」に抗議して、トラクターを使って製紙工場の入り口を封鎖しました。

 

農民たちは、政府のグリーンアジェンダの明らかな二重の偽善に抗議して、水曜日にオランダ東部のペレンコ製紙工場への入り口を封鎖した.

製紙工場は、マーク・ルッテ首相の手によって農家に現在課されている正確な窒素排出要件の対象ではありませんでした.

 

オランダの農場は、欧州連合のナチュラ 2000 アジェンダに準拠するために、窒素生産量を 2030 年までに 70% と 95% 削減することを余儀なくされています。

 

 

その後、農業党が上院第1党にまで躍進。

 

 

今はドイツでは農民を中心とした大規模デモが起きてます。

2024/1/16

 

 

 

日本は一度アメリカにプロパガンダで農業を大きく変えられてしまってますからね。

 

 

2022/12/17  日本に小麦は入ってきたときの貴重な映像

NHK特集 食卓のかげの星条旗

 

これ。視聴必須!!

 

 

アメリカの余剰小麦を買わされるために”米を食べると馬鹿になる”というプロパガンダを撒かれ、小麦推進でキッチンカーが全国を回り、学校給食にパンが導入された歴史。

 

 

アニメでもあります。

怒りの大地 

日本の食糧が日本の胃袋が、握りつぶされていく。 「アメリカ・トレイン」が日本全土をかけぬける。