ちゃんと噛めないと空間認知記憶能力が下がります。 | 遠山敏成オフィシャルブログ「アゴたん革命」Powered by Ameba

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「噛む」という事と脳の関係はとても深いんです!


様々な実験や研究がそれを証明していますが、


渡邊和子(星城大学)教授と久保金弥(朝日大学)先生の

マウスを用いた研究によると咬めなくなると、

記憶や学習能力に影響が出るとの事(゚Д゚)


その一部ご紹介します。


歳をとったマウスと若いマウスを用いて


それぞれのマウスの歯を削って噛めなくした群と

そのままの噛める群の全部で4種類の群で

(かわいそうですが研究のため)


「空間認知記憶能力」を調べました。


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※「空間認知記憶能力」とは動物が環境内のある特定の

明白な刺激に接近したり、複数の明白に異なる刺激の

中から1つを弁別して選択すればよいのではなく、


自らの置かれた環境(空間)に存在する様々な刺激(主に

視覚刺激)の配置や組み合わせをもとに、特定の場所を

同定する能力、あるいはその場所の記憶のことを意味する。


迷路や走路での走行を含むような多くの行動テストや学習課題。

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実験の結果では歳をとったマウスと若いマウスでは

記憶力に大きな差が出ました。


なかでも歯を削って噛めない歳をとったマウスは

若いマウスに比べて位置関係を把握するのに

2倍以上の時間がかかったそうです(@_@)


また歳をとったマウスでは情報や記憶を

つかさどる海馬に関係するたんぱく質


「FOSタンパク質」が歯を削っていないマウスよりも

28%も減少していたそうです!!


このタンパク質は脳に情報が入って来ると作られる

タンパク質なので単純に情報量が少ないという事に

なります。


すなわち噛む事で脳への情報量を多くする

記憶能力に影響があるという事ですね(*^ー^)ノ