2024年7月11日に始まった米国CPIと日銀の介入をきっかけに、14日のトランプ暗殺未遂で加速した円の大暴騰!
5月冒頭の日銀介入による全通貨対円暴落、6月上旬のペソの大暴落を踏まえ、準備万端で待ち望んでいたはずのドル円の下落(円大暴騰)ですが、その対応に大失敗し、これまでの半年間で積み上げてきた含込累積利益を全部吐き出したのに加えて800万円超の累積赤字を作ってしまいました。
FXを始めてから、ほぼ丁度1年、ゴール目前まで順調すぎるくらい順調だったのに、最後に大コケして、最悪の結果になりました。
準備万端のはずだったのに、一体何が悪くて、こうなってしまったのか、7月末の締めを兼ねて、一人大反省会を開催したいと思います。
まず、7月の締めから、
7月 売買損益¥-28,707,988 スワップ¥1,845,516 計¥-26,862,472
当年実現利益【¥-6,530,169】 当年含込利益【¥-7,647,169】
と過去、最悪の結果に。
この結果、含込累積利益は、¥-8,269,419となり、800万円超の赤字です。
【過去3か月の締めの結果】
6月 売買損益¥2,626,291 スワップ¥1,272,202 計¥3,898,493
当年実現利益【¥20,332,303】 当年含込利益【¥19,740,303】
5月 売買損益¥2,094,156 スワップ¥950,068 計¥3,044,224
当年実現利益【¥16,433,810】 当年含込利益【¥17,791,810】
4月 売買損益¥7,654,908 スワップ¥1,107,448 計¥8,762,356
当年実現利益【¥13,389,586】 当年含込利益【¥14,292,586】
続いて、今回の円大暴騰の結果について、次の推移に見るように、過去の暴落対応と比較して、やはり、最悪としか言いようのない結果です。
【5月冒頭介入時の含込累積損益の推移】
4月30日(火) \13,670,336
5月1日(水) \5,313,581 一日で800万円以上減少
5月9日(木) \13,994,017 10日以内に介入前の利益に復帰
【6月初旬ペソ大暴落時の含込累積損益の推移】
5月31日(金) \17,169,560
6月3日(月) \14,560,197 一日で260万円以上減少
6月4日(火) \11,228,619 二日で600万円弱減少
6月14日(金) \13,548,932 少し戻したがまだ350万円超減少
6月21日(金) ¥18,560,898 3週間かけてペソ大暴落前の利益に復帰
【7月11日からの円独歩高時の含込累積損益の推移】
7月10日(水) ¥22,411,96 過去最高の含込累積利益!
7月11日(木) ¥19,430,219 一日で約300万円弱減少
7月12日(金) ¥19,071,795 二日で約330万円超減少
7月16日(火) ¥19,443,533 少し戻して四営業日で約300万円弱減少
7月17日(水) ¥15,380,634 一日で400万円超減少、五営業日で700万円超減少
7月22日(月) \14,525,05 一日で100万円超減少、八営業日で800万円弱減少
7月23日(火) ¥10,023,079 一日で450万円超減少、九営業日で1250万円超減少
7月24日(水) ¥2,669,592 一日で700万円超減少、十営業日で2,000万円弱減少
7月31日(水) ¥-8,269,419 結局、最高益から3週間で3,000万円以上減少
そこで、この原因についての、一人大反省会の結果。まずは、結論から。
今回の円の大暴騰の影響がこんなに大きくなってしまった原因は、一にも二にも、自分の慢心にあります。
第一に、5月介入と6月ペソ大暴落を何とか乗り切って、自信過剰になってました。特に、それを踏まえていろいろシナリオを想定し、それに応じてイフダンや自動取引を設定して、介入や指標原因の円暴騰の変動に対して準備万端であり、むしろそうなったらそれを逆手に戻りで大儲けしてやろうと強欲になるくらいでした。
残念ながら、その想定はとんでもなく甘かっただけでなく、その甘い想定に対してもリスクを取り過ぎた設定になっていました。
第二に、同じく、5月介入と6月ペソ大暴落を何とか乗り切って、含み損の拡大に鈍感になっていました。これまでのように、いずれ反騰するとタカをくくって早めの損切りをせずに、ズルズルと損を拡大させてしまいました。
その結果、より底に近い損が大きいところで自主的損切りをせざるを得なくなって、事実上、7月10日から24日のたった2週間で、これまで半年間かけて積み上げた含込累積利益のほぼ全部、2,000万円を溶かしてしまいました。
さらに、30日の午前中に400万円の利益を残す最後のチャンスがあったにもかかわらず、もっと取り返そうと見逃した挙句、最終日に1,200万円以上の損を出して、裁量のLightFXをロスカットされ、そこでやっと我に返って、自動取引の損切りを実行しましたが、時既に遅しでした。
ペソの大暴落の対応失敗では、ペソスワで無限貯金箱を作るというコンセプトに自分勝手に舞い上がって自分で決めたリスク管理を守れなかったことが原因でしたが、今回は、慢心により、リスク管理自体の設定が甘くなった上に、損切り(利確)の必要性を無視してしまうという二重のミスを犯したのが原因です。
言うならば、5月の介入を乗り切るまでは、通常時のイフダンや自動取引の設定と緊急時に対応に当たってはMinMaxを心掛けていたのですが、それを乗り切り、さらに6月のペソ大暴落を乗り切ったことによって、自分を過信して、通常時の設定も緊急時の対応もMaxMax的になって、今回の事態を招いたのだと思います。
※MinMax:勝っても大きく勝てないかもしれないが、負けても損害が最小な戦略
※MaxMax:買ったら利益が最大になるが、負けたらいくら負けるか分からない戦略
ここから、得られた教訓は、本当にたくさんありますが、主要なものを挙げると、
1 まず、イフダン・ミルフィーユ&リピート型自動手法が通用する、移動平均線(MA)の上昇型パーフェクトオーダー付きの上昇相場と、それ以外のレンジ相場、あるいは下落相場で対応を分ける。
2 上昇相場の想定シナリオは、通常(小暴落)モード対応とし、それを超える中/大暴落モードについては、通常モードを直ちに停止し、必要なら損切りを行う。
3 通常(小暴落)モードにおける、裁量のイフダンはナンピン2回までとし、トラリピとトライオートの自動取引では証拠金維持率に十分な余裕をもたせた設定とする。
4 大暴落モードでは、原則、暴落中にトレンドに逆ってナンピンしたりせず、ただちに、裁量のLightFXでは傷の浅いうちに損失の少ない通貨ペアを中心にポジションを半分解消し、自動取引では新規取引を停止して、さらなる下落のリスクを減らし、底を打ってトレンド転換が確認されてから、通常モードを再開する。
5 ひまわりについては、リスクに余裕を持たせた大暴落モードだけの対応とし、基本分と追加分を設定し、大暴落モードが確認されたら、ただちに追加分を稼働停止する。
6 他にも全体的に、MinMaxの理念に従い、想定シナリオに忠実にリスクを管理して、イフダンや自動取引を設定し、運用すること。
では、詳細を検討していきましょう。
まずは、全ての問題の根本である慢心の話から。
【たかが1年のFX経験で、含込累積利益をわずか2,000万円積み上げたけで、とんでもなく慢心するとは言語道断!】
今回、わずか2週間で、実質6か月(形式的には1年間)かけて積み上げた含込累積利益2,240万円をほぼ溶かした上に、約3週間で最終的に800万円の赤字を作ってしまったのは、明らかな慢心によるものです。
いわゆる「高転び」としか、表現のしようがありません。
その慢心の現れを、あらためて自分で振り返るのは嫌なものです。
しかし、それを避けていては、将来、同じ過ちを繰り返すのは必定。
嫌でも、あえて、一つ一つ確認していく必要があると思っています。
まず、最大の慢心は、半年間で2,240万円の含込累積利益を積み上げて、その間、大体毎月300万の実績を上げて、気が大きくなってしまって、年末までに月間1000万円の利益を目指すとか言ったことです。
勿論、将来的に、目指すこと自体は問題ありません。
ただ、やっと累積が2,000万円超えたばかりなのに、こんなこと言うなんて、慢心しすぎというか、アホというか、まずは、地道に足元を固めてから、結果的になればいいなぐらいにとどめておくべきでした。
そこを無理して年内に目指すと言った手前、ちょっと無理してでも、あるいは、ちょっと多めにリスクをとってでも、早めに達成しようと考えてしまったのが、いけなかった。
その結果、
1 通常時に地道に稼ぐのはいいとして、暴落後の戻りで大きく利益を上げようとか、
2 通常時においても、なるべく多くの通貨ペアを、裁量のイフダン・ミルフィーユと自動取引の対象にして、利確チャンスを逃さないようにしようとか、
考えたために、いろいろな点でリスクを過大にとったり、無理をしてしまいました。
例えば、1の暴落後の戻りで大きく利益を上げないといけないと思ったことは、実際には余りにも甘い想定に基づいていたにも関わらず、介入や指標原因の円暴騰の変動に対して準備万端と思ってしまったことに繋がります。
つまり、5月介入と6月ペソ大暴落を何とか乗り切った経験から、それを踏まえた設定で、十分、それを逆手にとって、戻りで大儲けできると思ってしまったのです。
結果、裁量でのイフダン・ミルフィーユでのナンピンを深めに設定し、自動取引もある程度の下落を見込んで設定し、「絶対損切りしないマン!になる!」とか言って、損切りをしなくてもすむつもりでいました。
勿論、この発想は、暴落が小幅、且つ短期ならば、十分に成り立つと思いますが、大幅かつ長期となると、必要となる資金力が膨大になって成り立ちません。
いわゆるコツコツドカンで、今回のように全ての利益が吹き飛ぶどころか、逆に多額の含み損をかかえてしまうことになります。
今回、私がそれでも大丈夫と慢心して強欲になったのは、含込累積利益2,000万円のクッションがあったからです。
しかし、過去の暴落を日足や月足のチャートで見ると、今回の私のようにイフダン・ミルフィーユで正面から受けとめたり、自動取引で最後までナンピンするやり方では、2,000万円のクッションでは全く対応できないであろう暴落が頻繁に起きています。
例えば、日足で見ると、近い方から目立つ暴落として、
5月介入が、約160円から152円まで、約8円5%下落、
3月上旬、約150.5円から146.5.円まで、約4円2.7%下落、
2023年11月半ばから24年年初まで、約152円から140円まで、約12円8%下落、
23年7月、約145.5円から137.5.円まで、約8円5.5%下落、
23年3月、約137.5円から129.5.円まで、約8円5.8%下落、
22年10月末から23年1月末、約152円から127円まで、約25円16.4%下落、
してます。
月足で見ると、さらに、大きな暴落として、
2015年5月から8月まで、約125円から98円まで、約27円22%下落、
2007年7月から2012年1月まで、約123円から76円まで、約47円38.2%下落、
などがあります。
このうち、3%以内の暴落なら、イフダン・ミルフィーユ&リピート型自動取引手法でも対応のしようがありますが、5%を超えるとかなり厳しそうです。
さらに、今回のようなそれ以上の暴落にはほぼ対応が無理だと思います。
ドル円日足(2021年8月~2024年7月)
ドル円月足(2000年1月~2024年7月)
以上のデータを踏まえると、5%を超える大暴落が始まったら、ナンピンするとか、損切りしないとかで正面から立ち向かうのは無理だと分かります。
つまり、大暴落には、ナンピンせずに、早めに損切りをするのが正解です。
チャートのほんの右端のわずか一年しか経験していない私が、その狭い経験だけに基づいて、ナンピンしまくりで、絶対損切りしない!というような戦略を採用するのは大きな間違いだったのです。
しかし、これは言うは簡単ですが、実践するとなると難しい。
なぜなら、ちょっと下がったくらいですぐに損切りしていては、損切りによる損が積み上がるばかりで、利益が全く確定していかないからです。だから、「絶対損切りしたくないマン!」は、通常時の心づもりとしては悪くないと思います。
でも、暴落時にまで「絶対損切しないマン!」では、駄目です。むしろ、それは自分に対する呪いになります。
そこで、どこかで自分なりのラインを引いて、ここまではナンピンする。それを超えて下がったら、損切りして、ショートに切り替えるなどの戦略転換が必要です。
このラインを具体的にいくらにするかは、以下の2つの項で検討します。
【158円で反騰、最悪でも156円で反騰、という設定が甘かった】
まず、今回のイフダン・ミルフィーユと自動取引の設定での、ドル円の為替レートと含込累積利益の関係を見てみましょう。
【含込累積利益とドル円為替レートの関係】
7月10日(水) ¥22,411,96 161.67
7月11日(木) ¥19,430,219 158.80
7月12日(金) ¥19,071,795 157.89
7月16日(火) ¥19,443,533 158.34
7月17日(水) ¥15,380,634 156.16
7月22日(月) \14,525,05 157.00
7月23日(火) ¥10,023,079 155.58
7月24日(水) ¥2,669,592 153.93
7月26日(金) \1,548,932 154.63
このように、当初(7月11日から16日まで)は、大体、158円、3.5円約2.5%弱の下落で、含み損にして300万円のところで反騰してもとに戻ると想定していました。
なので、この段階では、裁量の損切りもせず、自動取引も稼働停止にしていません。
これは、損もまだそれほど膨らんでいませんでしたし、下落にまだ耐える余裕もあって、反騰すれば大きく利益が上がっていたことを考えると、ここまでは、それほど間違っていたとは思えません。
次のポイントは、7月17日から22日のドル円が156円前後、5円約3%強の下落で、含み損が700万円に積みあがったときです。
この時、裁量ではまだ損切りせず、自動取引もブロードネット(トラッキングトレード)だけ停止して、他は停止しなかったのですが、ここが間違いだったと思います。
正しい対応は、多分、この時、損切りを厭わず、全決済をするのが正解だったのだと思います。
なぜなら、既にこの段階でこれ以上の損は、累積利益を大きく損なう段階に来ていますし、更なる下落に耐える余地も小さくなってきていたからです。
確かに、もし反騰すればそれなりに大きな利益を得られたかもしれませんが、下落のリスクを考えると、ここで一旦ポジションを解消し、再度トレンド転換を確認してから利益を取り戻す方針が正しかったと思います。
しかし、実際は残念ながらそのラインで損切り出来ず、そうなると、それ以降は、本来は、敗戦処理で、完全敗北を認めてさっさと損切りすべきでした。
例えば、7月23日の156円割れで全決済をし、累積利益を1000万円残すという方策などです。
ところが、もはや、完全に意地となって、まともな判断能力を失っていて、ここで全決済の決断をするのは、心理的に自分には無理でした。
【通常(小暴落モード)と中/大暴落モードと短期、中期、長期MAのデッドクロス】
これをMAを使った日足のチャートで見ると、よりはっきりします。
以下の図で、過去2回、今回で3回目の大暴落は、いずれも短期MAと長期MAがデッドクロスした後、3本のMAによる下落パーフェクトオーダーが出たとき(青色の丸)に起こっています。
ただ、下落パーフェクトオーダーの出現を確認できたときは、既に相当下落が進んでおり、対応するには遅すぎます。
そこで、短期MAと長期MAのデッドクロスした段階で対応することになりますが、その場合、2回に1回は下落パーフェクトオーダーが出現せず(黄色の丸)、反騰しています。
今回は、この反騰を期待して対応が遅くなってしまったのですが、正しい対応はデッドクロスが出たら、すぐに全決済、利確でした。
反騰する確率は五分五分ですが、反騰しても傷は浅いですし、すぐに損切りした分を稼げるのに対し、今回のように、本当に大暴落すれば、大ダメージを受けてしまうからです。
今回、この基本的なMinMax的な注意を怠って、反騰に期待してしまったのは、投資ではなく、ギャンブルでした。そして、負けました。
では、今回、デッドクロスは、いつ発生していたでしょうか。
下の日足の拡大図にあるとおり、7月12日に短期MAと中期MAのデッドクロスが、
7月19日に短期MAと長期MAのデッドクロスが出現しています。
ということは、7月12日ならば、累積利益約1,900万円、最高益との差額330万円、
7月19日でも、累積利益約1,500万円、最高益との差額730万円です。
まだ、トランプが銃撃されていない12日に全決済、利確は難しかったと思いますが、19日に累積利益約1,500万円で手を打つのは、1年間の利益として、十分に立派だったと思います。
このチャートを見ながら、一体、自分は何を考えていたのでしょうか。
自分に、全然、自信が持てなくなりました。
さらに、ひどかったのが、7月30日の午前中のことです。
下のチャートのように、7月30日の午前中、ドル円が155円から155円弱になりました。
このときの累積利益は約350万円から400万円。
2,000万円や1,500万円と比較すれば見劣りしますが、それでも、毎月30万円前後の利益を上げた計算になる十分に立派な成績です。
しかし、もう一声、156円になったらと思っているうちにチャンスを逃してしまい、運命の最終日を迎え、累積赤字800万円超になるのです。
【イフダン・ミルフィーユ&リピート型自動取引手法の評価】
今回、最終的に大赤字を出してしまいましたが、イフダン・ミルフィーユ&リピート型自動取引手法が、全くダメかというとそんなことはないと思います。
なんといっても、今回失うことになった約2,240万円の利益を積み上げたのは、この手法なのですから。
しかし、今回の大暴落対応を踏まえると、この手法には、いくつかの修正が必要です。
主な修正点は、
1 人間一人の注意力と対応力(特に緊急時)の限界を考えて、裁量のLightFXのイフダン・ミルフィーユの設定数を絞る必要がある。(今後しばらくは、資金量の問題で、当然そうなります。)
2 同様に、自動取引の通貨ペア数と設定数を絞る必要がある。(同上)
3 「絶対損切しないマン!」ではなく、「絶対損切しないマン!ただし、大暴落時は除く。」にする。
また、この手法を使うた相場の状況には、注意が必要です。
よくリピート型自動取引の無限ナンピンには根拠がないと批判されるようですが、そんなことはないと思っています。
そして、その根拠は、相場の大きなトレンドです。
前にも使った日足チャートですが、真ん中の2023年8月にFXを開始して、イフダン・ミルフィーユ&リピート型自動取引手法(実験段階のものも含む)で、大きく利益を上げたのは、4つの赤い矢印の区間です。
いずれも、短期移動平均線(MA)が中期MAを下から突き抜けるゴールデンクロスの後に、短期、中期、長期MAが上昇パーフェクトオーダーになっている上げ相場で、その最後に、介入等で小暴落、あるいは大暴落でダメージをくらい、それを耐えて、次の区間でまた稼いで戻しています。
今回は、暴落を逆手にとって大儲けなどと慢心して、逆に返り討ちにあってしまいましたが、仮に暴落時はさっさと全決済、利確して、次の上げ相場を待つという戦略にしていれば、何の問題もなかったところです。
その意味で、下げ相場では、そのままでは使えませんが、上げ相場になったら、また、上記の修正を加えたうえで、大活躍してもらいたい手法だと思っています。
【新取引方針】
以上を踏まえると、どうすれば、良かったのか。
その場で実際にできるかはともかく、これで確実に勝てるまではいかないまでも、ある程度通用する方針として、
1 イフダン・ミルフィーユ&リピート型自動手法が通用する、MAの上昇型パーフェクトオーダー付きの上昇相場と、それ以外のレンジ相場、あるいは下落相場で対応を分ける。
2 上昇相場の想定シナリオは、短期MAが中期MAの上にある通常(小暴落)モード対応とし、それを超える中(短中MAデッドクロス)/大暴落(短長MAデッドクロス)モードについては、通常モードを直ちに停止し、直ちに全決済して利確(損切り)を行う。
3 通常(小暴落)モードにおける、裁量のLightFXでのイフダンは、通貨ペアを減らした上で、ナンピン2回までとする。
4 トラリピとトライオートの自動取引は、通貨ペアを減らした上で、下落幅3%程度、20ポジションの通常・小暴落モード対応設定と、20%程度の下落を織り込んだ大暴落モード設定の2パターンだけにして、証拠金維持率に十分な余裕をもたせた設定とし、下落幅3%を超えたら通常・小暴落モードの新規建玉を停止し、5%を超えたら全設定を停止するようにする。
5 大暴落モードでは、原則、暴落中にトレンドに逆ってナンピンしたりせず、ただちに、裁量のLightFXでは傷の浅いうちに損失の少ない通貨ペアを中心にポジションを半分解消し、自動取引では新規取引を停止して、さらなる下落のリスクを減らし、底を打ってトレンド転換が確認されてから、通常モードを再開する。
6 ひまわりについては、最高値からの下落幅20%以上のリスクに余裕を持たせた大暴落モードだけの対応とし、基本分と追加分を設定し、大暴落モードが確認されたら、ただちに追加分を稼働停止する。
7 さらに、遅くとも短長MAデッドクロスとともに下落パーフェクトオーダーが確認されたら、直ちに全ロングのポジションを決済して、利確する。
8 他にも全体的に、MinMaxの理念に従い、想定シナリオに忠実にリスクを管理して、イフダンや自動取引を設定し、運用すること。
9 ブロードネット(トラッキングトレード)からは撤収する。
ブロードネット・トラッキングトレードについては、
・仕組み自体は、ひまわり(ループイフダン)と同じで対象通貨ペアが多いが、
・自動取引の設定のためのUIが非常に分かりにくく、使いにくいので、ひまわりと同じ通貨ペアを運用する利点は余りないこと、
・ひまわりで取り扱いのない通貨ペア(例えば、カナダ円、キウイ円、スイスフラン円等)については、自動取引を設定できる利点があるが、設定の分かりにくさとUIの使いづらさを考慮すると、それほど運用が魅力的ではないこと、
・今回のような緊急時に対応する手間が必要なこと
から、現時点で約144万円の大きな損切りをした上で、撤収することに決定した。
現在は、形だけの資金を残して、キャッシュバックの入金を待っているところであり、その入金があり次第、損失額を確定させ、完全撤収する予定です。
以上






