9日北九州市立中央図書館で盗まれた「松本清張全集62冊」の中に「東経139度線 短編集」というのがあります。東経135度線については何度も取り上げていますが、東経139度線が気になりました。ましてや、「第56巻」にあたるのです。数靈「56」のキーワードは、、降臨、らせん、来光などです。本書は読んでおりませんが、興味深い記事ふたつをご紹介します。

 

(過去記事) 神々の乱心(8/28)

【覚悟】図書館から松本清張作品62冊が盗まれる(9/16)

【覚悟】神々の乱心(2)(9/18)

 

松本清張、復讐劇に大胆な邪馬台国の仮説を重ねた「東経139度線」の面白さ(2017/5/04)

 

小川(小説の登場人物)によれば、太占(ふとまに)の神事を残しているのは、新潟県の弥彦(やひこ)神社、群馬県の貫前(ぬきさき)神社、東京都の御嶽(みたけ)神社であり、また現在では行われていないが太占の記録を残しているのは五日市の阿伎留(あきる)神社、そして伊豆半島の白浜神社であって、それ以外には西の方にも東の方にもない。

 

青梅市・武蔵御嶽神社(北緯35度46分58.2秒・東経139度9分0秒)

 

太占の神事とは、主には鹿の肩甲骨を焼いて、その面に生じた割れ目で吉凶を占うことである。これを鹿卜(ろくぼく)とも言い、また亀の甲羅を焼く場合もあって、この場合は亀卜(きぼく)と呼ばれる。

 

 

そして小川によると、先の5つの神社はいずれも東経139度線上にある。もちろん10分程度のズレのある神社もあるが、白浜神社のように2分程度のズレしかないものもあり、これらはほぼ東経139度線上にあると言っていい。これはただの偶然とは言えないのではないか。

 

この139を平安時代以前の読みで言うと、「ヒイ、ミイ、ココノツ」となり、これを続けて言うと、「ヒイ、ミイ、コ・・・」となる。これはあの邪馬台国の女王卑弥呼のことを暗示しているのではないだろうか。(引用終了)

 

トホカミエミタメ(東経139度線の謎)より

地上に直立して生きるわれわれは、鏡に自らを映したときに左右はいれかわるが上下は反転しないことを格別不思議と感じないように、どうやら地球という林檎を真横に輪切りにした緯度線よりも、北極と南極を通って地球を縦にたち割った経度のほうには、意外と無頓着なのかもしれない。

 

※新潟県三条市牛ケ島が東経139度である。青星印は関東の東端である君ヶ浜(東経140度52分21秒)である。

 

作家の松本清張はその盲点にもきちんと目を向けた。東経139度線を南北にたどった彼はそこにある共通するものを見いだした。自らの創作ノートにつぎのようなみぢかいメモを遺している。

◆この線に沿うもの

新潟・三条(新潟県)、高崎・鬼石(群馬県)、秩父・小鹿野(埼玉県)、鳥沢(山梨県)、青梅・御岳神社(東京都)、小山・丹那トンネル中央部と伊豆・今井浜温泉(静岡県)

 

この南北線には「太占(ふとまに)」(鹿の肩甲骨占い)など古社の旧い神事が多い

 

選択の時、「七度目の岩戸開き」は目前?(2016/7/5)より

刀05

 

じっさいに地図にあたって調べてみたところ、なるほど139度線は、南は伊豆の今井浜を起点に、箱根芦ノ湖を縦断して金時山山頂を通過し、神奈川県足柄上郡の不老山をわずかに左に見ながら道志村の菜畑山から穴路峠を越えて山梨県にはいり鳥沢で国道20号をまたぎ、権現山、三頭山(東京都)、鷹ノ巣山とあがって奥秩父の1700メートル級の峰々を跨いで小鹿野町より神泉村にいたる。

 

さらにそこから群馬県境をぬけて鬼石、高崎市上空をつっきって月夜野水上温泉と北上、新潟県六日町から広神村、栃尾、見附市をとおって三条市にいたって日本海へと抜けているのだった。地名だけを見てもなにやら神事にかかわりありそうなものが目立つ。地球儀であらためて139度線を追ってみた。(中略)

 

地球は大きな磁石である(2015/8/4)より

磁極-03

 

おどろくべきことに南極大陸そばにある「南磁極」(いわゆる南極点とは異なる)のほぼ真上に達するのだった!地球は巨大な一個の磁石であり、なんと東経139度線はその南の基点より発していたわけである。果たして清張はこのことに気づいていたのだろうか。(引用終了)

 

数靈「139」

 

◆キーワード

玉手箱、六芒星、親心、イサク(139)、登竜門、元糺す

 

◆意味

139は決意の数靈です。自分の決心と志の深さが次の一手を決めるのです。あなたが全身全霊で進む覚悟で臨めば、天は協力を惜しみません。同時に原点に戻っていく「元糺す」のエネルギーも秘めています。(参考)イサクの燔祭(Wikipedia)

 

神々の乱心(8/28)より

 

松本清張作「神々の乱心」に登場する静子という女性は、神がかりになり、鹿トではなくT字型の棒と砂を使って占いをします。それが非常に当たるので、主人公の秋元が「宗教は金になる」として日本に連れて帰り、埼玉県比企郡のとある街で宗教団体を作ります。秋元は満州で特務機関に属していて、阿片でかなり財を成しています。

 

昭和天皇の弟君である秩父宮を天皇にするためのクーデター計画が裏にあるのですが、岸信介氏、統一教会、日本会議を連想しながら読みました。小説は完結する前に松本清張が亡くなったので未完のままになっておりますが、編集者に語った結末があとがきに書かれています。

 

群馬・埼玉での井戸の異常は何を物語っているのか?(7/5)より

 

 

秩父宮から秩父神社が浮かびますが、秩父神社(秩父市)は東経139度5分2秒に位置しています。東経139度線上の地域は、旧約聖書、古代の神様に縁があるように思われますので、「元糺すのエネルギー」を感じます。

 

よって、新潟県三条市~伊豆半島にかけての東経139度線から東経140度線にあたる君ヶ浜(犬吠埼)までの地域では、元糺すの現象が起きやすいように思うのです。盗まれた「第56巻 東経139度線」から「波」・・・どんな波か分かりませんが、水に関することだけは確かなように思います。ではでは~波