磐船神社岩窟めぐり

 

神峯山寺(高槻市)を後にした一行は、交野市(かたのし)を目指します。地図でみた限りではすぐに到着すると思いきや、人口の多い枚方市(ひらかたし)を通過しなければならないので車が思うように進みませんでした。あせる

 

 

気になることには意味がある(21)より

 

まず最初に訪れたのが「磐船神社(いわふねじんじゃ)です。御神体は天の磐船(高さ12m・幅12m)という巨石な磐座です。 

 

 

先代旧事本記によると、饒速日命(ニギハヤヒ)が天の磐船に乗って降臨されたとの伝承があります。交野に勢力を保っていた肩野物部氏という物部氏傍系一族の氏神であり、一族が深く関わっていたといわれています。

 

(参考) 磐船神社(Wikipedia) 磐船神社公式HP

 

天の磐船

 

岩窟巡り

 

動画にもあります「岩窟巡り」が有名なのですが、ちょうど前夜に雨が降り、足元が滑るため岩窟巡りは中止となっておりました。

 

動画の中では、白いタスキを掛けて洞窟の中を進んでいますが、社務所で拝観料と引き換えにタスキをいただきます。ただし一人での岩窟巡りは禁止、写真撮影も禁止だそうです。

 

同行した仲間から聞きましたが、汚れても構わない服装と運動靴じゃないと難しいとのことです。そんなに時間はかからないそうですが、一部狭い所があるので太めの人は難しいようです。笑い泣き

 

天野川トンネル

 

神社の駐車場近くに「天野川トンネル」を見つけました。平安時代、交野市北部から枚方市にかけての丘陵地は「交野が原」と呼ばれていたそうです。天野川の他に、次回でご紹介します星田妙見宮、七夕伝説など星にまつわる地名・伝説が多い街です。

 

「天空の地上絵・交野ヶ原を日本遺産へ~天の川・交野ケ原プロジェクト」より拝借

 

この枚方・交野には、天空にまつわる伝承や史跡が数多く残されており、ナスカの地上絵のように、古の人々が何らかの意図をもって天空の星々を地上に描いたのではないかという説があります。

 

★上記プロジェクトから引用

  • 彗星捜索家の木内鶴彦さんが枚方で講演された際、枚方が天野川が流れる七夕伝説ゆかりの地であると聞いた。
  • 色々と計算してみると天野川を中心に星の配置に史跡が置かれているのではないかとわかってきた。
  • 天野川を空の天の川とすると、こと座のヴェガ、いわゆる織姫星の位置に機物神社、北極星の位置に交野天神社があたる。

機物神社(はたものじんじゃ)

 

次に訪れたのが、「七夕伝説」で有名な機物神社です。

 

★ 御祭神

・天棚機比売大神(あまのたなばたひめおおかみ)

・栲機千々比売命大神(たくはたちちひめおおかみ)
・地代主大神(とこしろぬしおおかみ) 

・八重事代主大神(やえことしろぬしおおかみ)

 

(参考) 機物神社公式HP 

 

 

機物神社の呼称及び七夕伝説との結び付きについては諸説ありますが、一説によると、古代、枚方市「津田」を「秦田(はただ)」、交野市の「寺」を「秦山(はたやま)」、「倉治(くらじ)」を「秦者(はたもの)」といっていた時代がありました。
 

神社の名称はこの「秦者」の人たちが祀る社ということで、「ハタモノの社」が本来の呼び名であったと思われますが、後に七夕伝説と結び付けられて、「秦」の機織りの「機」に換えて現在の機物神社のイメージ作りが行われたといわれています。(HPより引用)

 

 

機物神社恒例の御神事は「七夕祭」です。7月6日(宵宮)、7月7日(本宮)の二日間行われます。境内には多数の露店が並んで賑わうようです。境内に用意された笹には、七夕の願い事が書かれた色とりどりの短冊が吊るされます。

 

 

以上、簡単な説明で申し訳ありません。七夕祭の様子を動画でご覧ください。【花鳥風月】七夕の国(2016/5/5)も参考にしてください。七夕

 

機物神社「七夕祭り」