東電、トリチウム水は海に放出へ 川村会長が明言、漁業者ら反対 (7/15 東京新聞)

 

東京電力福島第1原発で高濃度汚染水を浄化した後に残る放射性物質を含んだ処理水を巡り、同社の川村隆会長が13日までに報道各社のインタビューで「(東電として)判断はもうしている」と述べ、海に放出する方針を明言した。

 

 

処理水はトリチウムを含み、第1原発敷地内のタンクに大量に保管されているが、風評被害を懸念する地元の漁業関係者らが海への放出に反対している。

 

東電の経営トップが公式の場で海洋放出に言及するのは初めて。トリチウム水については、有識者による政府の小委員会が現在、海洋放出を含めた処分方法を絞り込む議論を続けており、川村氏の発言は波紋を広げそうだ。(共同)

 

「核関連施設での事故相次ぐ」 (2015/8/4)より引用



その放射性物質の毒性という点でいうとあまり高くはないです。ただし、他の放射性物質は閉じ込める技術はもう様々にあるのですが、トリチウムは水素ですので、水になってしまう。そうすると水の中からいくら放射性物質を取り除いて、綺麗にしたつもりでも、水そのものが要するにトリチウムで汚れているわけですから、閉じ込めようがないです。(引用終了)

 

東京電力の川村会長が「トリチウムを含む汚染水の海洋放出」について言及しました。報道各社のインタビューに答えたものですが、共同通信、地方紙には掲載されているものの、大手メディアはだんまりです。政府筋からのお達しでしょうね。

 

ただ、「スプートニク日本」には記事になっております。以前にも申し上げましたが、ロシアは、共同通信、北海道新聞からニュース提供を受けています。他の海外メディアに取り上げられるのは時間の問題かもしれません。

 

さて、何度か汚染水については取り上げておりますが、小出裕章氏は数年前から、「最後は海に放出するしか方法はありません~」と述べており、その通りになりました。

 

「あぁ、原発ブルース」 (2016/9/21)より

 

 

これからも台風はやって来るわけでして、凍土壁は大して役にも立たずですし、「仮タンク」とした汚染水タンクはドンドン増えるばかりです。物事には限界というものがありまして、得意の表現である≪想定外≫の大雨、津波に対して増え続ける汚染水タンク、汚染土袋の行方はどうなるのでしょうか?最終的には、海に放出するしかないでしょうね。豊洲問題もそうですがに頭を悩ませる日々が続きそうです。(引用終了)

 

凍土壁は時間稼ぎ、利権がらみの何ものでもないのはハッキリしていましたし、汚染水タンクにも限界というものがございます。昨日も「清水姓」が出てまいりましたが、汚染水つながりかもしれません。これから本格的な台風シーズンがやって来ますがどうなるのでしょうか。えーん

 

「福島第一原発は昔、川だった上に建てられた」というのを5年前に聞いておりましたので、地下水がどんどん流れ込むのは当然でして、除去できないトリチウムを含む汚染水の末路は決まっていたようなものです。

 

アンダーコントロールは「袖の下」 (2016/5/16)より

 

東電会長が「汚染水の海洋放出」に言及したということは、お手上げ宣言したも同然です。思い出すのは、2020年夏季五輪の開催都市が東京に決定したIOC総会(2013年9月)での安倍首相の「アンダーコントロール宣言」です。

 

すでに安倍政権は泥船化しておりますが、世界から非難を浴びる日が近いかもしれません。東京開催に賛成票を投じた国の中には、ロシア、中国も入っていました。両国はかなり長いスパンで物事を見ますので、5、6年先を想定していたのかもしれません。

 

荒ぶる神の化身・「映画シン・ゴジラ」(2016/8/14)より

ゴジラ07

 

さて、今回の問題から思い浮かぶのが、昨年公開された「シン・ゴジラ」です。ゴジラはスサノオの化身として描かれた面があるとの話もありますね~。

 

また、昨夜配信された飛鳥動画「地球生命体ガイア」の最終話です。録画自体は2~3年前じゃないでしょうか。今年じゃないはずです。書き留めたわけではないので要旨です。

 

「アベノミクス?いずれトンデモナイ事態になるよ~」

「僕がガイアだったら、間違いなく日本からやっちゃいますよ。なぜかっていうと、こんなに放射能をまき散らした上に、原発再稼働だって?!ふざけんじゃないよ~と思うのがガイアの気持ちだよ。」

 

これも前記事で取り上げたシンクロニシティなんでしょうが、どこにガイア&宇宙からのメッセージが転がっているかわかりませんね~。色々な意味で覚悟した方がよろしい時期に来ているようです。