汚染水02

台風 福島第一原発 汚染された水が流出のおそれ(NHK)

東京電力によりますと、台風16号の接近に伴う雨で地下水が上昇するのを抑えるため、くみ上げ用のポンプを増やすなどしましたが、想定を超える雨があり、20日夜、10時前の時点で地下水の水位が地表とほぼ同じ高さにまで上昇したということです。

汚染水03

このため、雨が地下に浸透できない状況になり、敷地内で汚染された水が地表を通って港湾内にあふれ出るおそれが高まったということです。

汚染水04

東京電力は、ポンプでくみ上げるなどして流出を防ぐ対策を進めるとともに、汚染された水を採取して放射性物質の濃度についても調べるとしています。(引用終了)



政府 もんじゅ 廃炉含め抜本的な見直しの方針(NHK)

「もんじゅ」については、維持費が年間200億円程度かかっているほか、存続する場合、耐震補強などで数千億円規模の費用がさらにかかると見込まれる中、政府・与党内に存続に否定的な意見があることも踏まえ、廃炉を含め、抜本的な見直しを行う方針を確認するものと見られます。

政府は、「もんじゅ」の扱いや、「高速炉の開発の方針」などについて、年内にも結論を出したいとしていますが、文部科学省や「もんじゅ」がある福井県敦賀市などが存続を求めていることなども考慮して、慎重に議論を進める方針です。(引用終了)

【もんじゅ廃炉】金子勝「するわけ無い!その理由!」


【小出裕章】高速増殖炉もんじゅ「バカげてる」


同じタイミングで「原発」に関する報道が出ました。まずは、台風16号によるフクイチの汚染水問題です。地下水の水位が地表とほぼ同じ高さにまで上昇したということですが、これからも台風はやって来るわけでして、凍土壁は大して役にも立たずですし、「仮タンク」とした汚染水タンクはドンドン増えるばかりです。

汚染水05

物事には限界というものがありまして、得意の表現である≪想定外≫の大雨、津波に対して増え続ける汚染水タンク、汚染土袋の行方はどうなるのでしょうか?最終的には、海に放出するしかないでしょうね。豊洲問題もそうですが≪水≫に頭を悩ませる日々が続きそうです。

もんじゅ

次に「高速増殖炉もんじゅ」(上図)ですが、「文殊菩薩」から命名した割には、維持費が年間200億円程度かかり、22年間で250日運転という≪金食い虫状態≫でした。

この「もんじゅ」は使用済み核燃料から取り出したプルトニウムの有効利用や放射性廃棄物の減少につながるという目的で開発を進めてきたわけですが、廃炉となると放射性廃棄物の減少どころではなくなります。

ご紹介しています「金子勝さん、大竹まことさん、室井佑月さんの動画」(昨年のもの)をお聞きになってほしいのですが、海外ではすでに核燃料リサイクルというのは諦めているわけですよ。では、「最終処分場はできない」「リサイクルはできない」となればどうするつもりなのでしょうか。

赤富士

最終的に日本政府は「もんじゅ廃炉」を決定するのではないかと思っていますが、そうなると海外の思惑と重なって、行く行くは、官僚たちのシナリオである「東京ブラックアウト」の最終章のような事態も考えられます。悲しいけれど・・(-_-;)