アメリカーナ

ロックフェラーが亡くなったことによって、パクス・アメリカーナも終焉を迎えるでしょう。そのためにトランプ大統領が選ばれたのだと思います。

パクス・アメリカーナ(Wikipedia)より
「アメリカの平和」という意味であり、超大国アメリカ合衆国の覇権が形成する「平和」である。ローマ帝国の全盛期を指すパクス・ロマーナ(ローマの平和)に由来する。「パクス」は、ローマ神話に登場する平和と秩序の女神である。始まった時期については、以下の3説が一般的である。(詳細は省略します)

◎ 第一次世界大戦終結(1918年)
◎ 第二次世界大戦終結(1945年)
◎ 湾岸戦争勝利・ソビエト連邦崩壊(1991年)


「和して止める力(1)」の続き
(秋山)
パクス・アメリカーナ(アメリカ支配による平和)という言葉がありますが、その「パクス」という語源を調べたことがあるんです。

すると、ローマ神話に登場する平和と秩序の女神で、キリスト教と結びついた、聖母マリアとかの女神のことだとわかったのです。キリスト教には女神がいてはいけないのですが、一応パクスとか聖母マリアとか女神がいるんですよ。

PX

このパクスのシンボルですが、「P」という字の下のところに「X」が重なっているものなんです。それを掲げている教会もあるくらいです。で、「PとXとの交点」が象徴しているものこそ、まさに三つの気が交わる和合の地であるように思うんですね。Xの斜めの線が聖ミカエルのエネルギーというわけです。

◆参考・・救い主の意味であるヘブライ語の「メシア」をギリシャ語でクリストス(Χριστος)とすることから最初の二文字を取ったとする説もある。

(布施)
やはり碁盤目状に都市開発したり、「大天使ミカエルのライン」を造ったりしたのは、そうした地球の地流気を読む達人がいたからだということになりますね。

そうだ平安京、行こう。「方向音痴のユートピア」へ(日経BP)より
平安京

(過去記事) ≪X≫をマークせよ?!(2016/9/27)
≪X≫をマークせよ!(2)(2016/12/28)
≪X≫をマークせよ!(3)(2017/1/15)
(管理人より)
トヨタのマークXやX形の雲が頻繁に現れていたのはパクスだったのですね~。

≪受け継がれた世界共通の風水ルール≫

(布施)
キリスト教の聖ミカエルで思い出すのが日本神話に出てくる「白山菊理媛」ですが、これは同じ神ではないですか。和合の力を表す神。

昇龍道の旅(16)「白山中居神社編②」(2016/9/29)より
宮殿02

菊理媛神01

(秋山)
そう、だから白い神という信仰は世界中にあるのです。白い女神の信仰、それがパクスです。「魏志倭人伝」には卑弥呼が「鬼道をよくした」と書いてありますね。「鬼の道」ですよ。
鬼の道とは何かというと、それは鬼門を操る女神と合体するからなんです。卑弥呼はパクスそのものなんです。生き神様としてのパクスなんです。

(布施)
ヨーロッパではキリスト教が入ってきた後にも、そういう鬼道のことがわかる人がいたというのは意外ですし、面白いですね。

(秋山)
逆にキリスト教がそういうものをつぶさに研究して、吸収していくのです。それでキリスト教に従わない民族が奉じている神様を全部悪魔にしてしまいました。牛の神様「バール」昆虫の精霊「ベルゼベル」も植物の神様たちも全部邪教扱いにしてしまった。

それは「太宰府天満宮」につながる夢だった?(2016/10/26)より
大宰府02

そしてキリスト教が入って来る前からあった女神信仰の女神を、あるときは聖ミカエルと読んだり、あるときは聖母マリアと呼んだりした、というのが真相ではないでしょうか。

(布施)呼び方を変えながら、吸収していったわけですね。

(秋山)
イタリアのフィレンツェの山の上に古い聖堂があるのですが、元々は巫女さんたちがいた古い時代の城だったんですね。それを上から塗りつぶして教会にしているんです。

(布施)
それにしても、イギリスの大天使ミカエルのラインを調べると、あの巨大な丘は全部人工物のように思えてくるんです。

(秋山)それはそうです。全部人工です。

グランストンベリー

(布施)
少なくとも巨大な丘を加工して、螺旋構造というか、階段構造状の祭壇にした感じがします。グラストンベリー・トールなどは、巨大な丘に七層の階段構造があるんです。グラストンベリー・トールの丘自体が空から見ると鬼門、裏鬼門の方角に楕円形に造られているし、人工でなければ、ほかの丘の上にある聖マイケル教会があのようにたくさん真っすぐに並ぶはずがない。

(秋山)
世界的にそういう価値観があったんです。だからどんなに政権が替わろうが、人がいなくなろうが、新しく入った人はそのルールを守ったのです。そうしないと栄えないから。

(布施)
風水のルールを吸収・消化して、そしてそれを守ったということですね。

(秋山)
だから結果的に、世界的に同じルールが残っていったのです。普遍的なものは必ず生き残る。そこに建っている教会がお寺になったり神社になったりすることはあるかもしれないけれど、そこに聖なる場所の目印があることには変わりがないわけです。
(次回へつづく)


「あなたの自宅をパワースポットにする方法:秋山眞人・布施泰和」より転載