米議会、つなぎ予算可決で政府閉鎖を一時回避(4/29)
トランプ政権99日目となる28日夜に暫定予算の期限が迫り政府閉鎖の可能性があったアメリカで、連邦議会の上下両院が1週間のつなぎ予算を可決し、閉鎖はいったん回避されました。
「賛成382票、反対30票でつなぎ予算が可決されました」
(米議会下院)
アメリカ連邦議会の上下両院で可決されたのは、28日に暫定予算が期限切れとなった後、行政活動をまかなうための1週間のつなぎ予算です。
与党・共和党側は当初、会計年度が終わる9月末までの予算の成立を目指したものの、この予算と密接にかかわるオバマケアの代替案に対する野党・民主党の理解が得られませんでした。
しかし、与党としてトランプ政権発足100日を翌日に控えたタイミングでの政府閉鎖は避けたく、民主党側もオバマケアの協議には応じる意向であることから、つなぎ予算で合意したものです。
この期限は5月5日で、この日までに与野党がオバマケアや予算をめぐる合意に達しない場合、政府閉鎖の可能性が再び浮上することになります。(引用終了)
和して止める力(2)より
前記事において「矢車は端午の節句の鯉のぼりのポールについている物です。5月5日はもうすぐですが・・・」と述べたばかりでしたが、取りあえず5月5日までの「つなぎ予算」が議会で可決されました。矢車菊はこのためのサイン?
ホワイトハウスで異例の上院会合も新情報なし 朝鮮半島情勢(4/27)
米ホワイトハウスで26日、上院議員全員を招集した異例の会合が開かれ、米政権高官が緊迫する北朝鮮情勢について説明した。ただ出席者のほとんどは、特に新しい情報はなかったと話している。(引用終了)
発足100日 低い支持率 蜜月遠く、失速鮮明(4/28)
(関連)
トランプ氏、韓国にTHAAD費用10億ドルを要求(4/28)
アサド大統領、「化学兵器疑惑は米国のでっちあげ」より
では、ここで誰が得をするかとなりますと、オバマ政権時に中東から追い出された格好のアメリカとなります。トランプ大統領の当初の公約は実行できず、支持率低下、予算案が通らなければ政府機関閉鎖・・・ある意味「八方塞がり」の状況でした。(引用終了)
26日に上院議員全員をホワイトハウスに呼んだのも、「つなぎ予算案可決」への理解をしてもらうためだったのかもしれません。「北朝鮮との大規模な軍事衝突がある」とアピールしたのも、北朝鮮の希望ではなく、米国自身の希望だったのでしょう。
5月5日が過ぎれば、またまた政府機関閉鎖の危機に陥りますし、今年9月末までの本格予算を成立させたいトランプ政権としては、「北朝鮮よ、核実験でもなんでもやってくれ!」というのが本音ではないでしょうか。
今回のシリア攻撃、北朝鮮への煽り、予算案問題は、支持率が低下するばかりのトランプ政権としては、本来は戦争経済を望んでいるわけではないでしょうが、支持率アップのためには、そこにしか頼る道はなかったのではないでしょうか。
金正恩氏はその辺のことは読み切っているのかもしれません。本日の弾道ミサイル発射についても、意図的に爆発させたとの見方もあります。
「騒がしき春(1)」でも述べましたが、米空母が2隻に増え、睨み合いが1ヶ月も続きましたら数百億円が吹っ飛ぶことになります。空母は建造費だけではなく、維持費にも莫大なお金がかかる「金食い虫」なのです。
トランプ政権としては早くやりたいわけです。その点、北朝鮮は空母もないですし、あちこちに軍を移動させる必要はないので必要経費だけで済みます。
麻雀でいえば「ダマテン」の構えで良いのです。「リーチ!」と宣言しないで、相手が振って来るのを待つか、ツモレばいいのです。
この戦略には「国士無双の十三面待ち」がピッタリかもしれません。わたしは「大三元」は好きですが、国士無双はあまり好みじゃありませんが・・・(笑)
トランプ政権99日目となる28日夜に暫定予算の期限が迫り政府閉鎖の可能性があったアメリカで、連邦議会の上下両院が1週間のつなぎ予算を可決し、閉鎖はいったん回避されました。
「賛成382票、反対30票でつなぎ予算が可決されました」
(米議会下院)
アメリカ連邦議会の上下両院で可決されたのは、28日に暫定予算が期限切れとなった後、行政活動をまかなうための1週間のつなぎ予算です。
与党・共和党側は当初、会計年度が終わる9月末までの予算の成立を目指したものの、この予算と密接にかかわるオバマケアの代替案に対する野党・民主党の理解が得られませんでした。
しかし、与党としてトランプ政権発足100日を翌日に控えたタイミングでの政府閉鎖は避けたく、民主党側もオバマケアの協議には応じる意向であることから、つなぎ予算で合意したものです。
この期限は5月5日で、この日までに与野党がオバマケアや予算をめぐる合意に達しない場合、政府閉鎖の可能性が再び浮上することになります。(引用終了)
和して止める力(2)より
前記事において「矢車は端午の節句の鯉のぼりのポールについている物です。5月5日はもうすぐですが・・・」と述べたばかりでしたが、取りあえず5月5日までの「つなぎ予算」が議会で可決されました。矢車菊はこのためのサイン?
ホワイトハウスで異例の上院会合も新情報なし 朝鮮半島情勢(4/27)
米ホワイトハウスで26日、上院議員全員を招集した異例の会合が開かれ、米政権高官が緊迫する北朝鮮情勢について説明した。ただ出席者のほとんどは、特に新しい情報はなかったと話している。(引用終了)
発足100日 低い支持率 蜜月遠く、失速鮮明(4/28)
(関連)
トランプ氏、韓国にTHAAD費用10億ドルを要求(4/28)
アサド大統領、「化学兵器疑惑は米国のでっちあげ」より
では、ここで誰が得をするかとなりますと、オバマ政権時に中東から追い出された格好のアメリカとなります。トランプ大統領の当初の公約は実行できず、支持率低下、予算案が通らなければ政府機関閉鎖・・・ある意味「八方塞がり」の状況でした。(引用終了)
26日に上院議員全員をホワイトハウスに呼んだのも、「つなぎ予算案可決」への理解をしてもらうためだったのかもしれません。「北朝鮮との大規模な軍事衝突がある」とアピールしたのも、北朝鮮の希望ではなく、米国自身の希望だったのでしょう。
5月5日が過ぎれば、またまた政府機関閉鎖の危機に陥りますし、今年9月末までの本格予算を成立させたいトランプ政権としては、「北朝鮮よ、核実験でもなんでもやってくれ!」というのが本音ではないでしょうか。
今回のシリア攻撃、北朝鮮への煽り、予算案問題は、支持率が低下するばかりのトランプ政権としては、本来は戦争経済を望んでいるわけではないでしょうが、支持率アップのためには、そこにしか頼る道はなかったのではないでしょうか。
金正恩氏はその辺のことは読み切っているのかもしれません。本日の弾道ミサイル発射についても、意図的に爆発させたとの見方もあります。
「騒がしき春(1)」でも述べましたが、米空母が2隻に増え、睨み合いが1ヶ月も続きましたら数百億円が吹っ飛ぶことになります。空母は建造費だけではなく、維持費にも莫大なお金がかかる「金食い虫」なのです。
トランプ政権としては早くやりたいわけです。その点、北朝鮮は空母もないですし、あちこちに軍を移動させる必要はないので必要経費だけで済みます。
麻雀でいえば「ダマテン」の構えで良いのです。「リーチ!」と宣言しないで、相手が振って来るのを待つか、ツモレばいいのです。
この戦略には「国士無双の十三面待ち」がピッタリかもしれません。わたしは「大三元」は好きですが、国士無双はあまり好みじゃありませんが・・・(笑)